夜中の三時

窯の調整に時刻を言ったばかりに、調整を済ませて寝付いた頃、家内が心配して起こしに来た。

言わねばよかったと後悔した。4時近くだったから、起きてしまった。

雲が多くなったらと思ったら、日が照る。そして時雨れる。

天気予報通りの冬型らしい。婿の車が忙しい。何かと思うと、下の孫四歳が咳き込むからと医院へ。

診察券を先に出しに行き、込み具合を見て子供を折り返し連れてゆく。

ママの指示だろう。子供には最適な処置。ガソリン代が会社持ちだから、できることかもしれない。

夜遅くまで連れて歩いて、次の日医師の世話になる。これも無料だから、安易に掛かる。

なるべく病院へ連れてゆきたくないのが私の意見。

ウィ－ルスの巣だから、余計なインフルエンザの菌を貰う危険は多い。

先日、それを証明するような出来事にあった。病院の男子トイレで、石鹸水で、真剣に手を洗う姿は、われわれの洗い方とは比較にならない。

汚れ物を落とすための丁寧な、時間を掛けた手洗いを見た。

恐ろしさを知っている彼らだからすることである。