嵐の一日

近頃、


ひまな日と嵐の日の差が激しい。



本日は嵐。



入れ替わりで店内にお客様ふたり。



待たせているので焦る中、新規のお客様がドアをガラリ。




「いま空いてますか？」





こういう時こそ、焦らず丁寧な接客が求められます。





無理。





「空いてるように見えたかしら？


もしかして当店すごい奥行きがあって、スタッフ２０人くらいいるように見えたのかしらぁぁあ！！？」





早速自分を見失いました。




嵐の翌日はたいていひま。





あしたはひまやわ～。

魂と沖縄 2/3

酔っ払ってるけど第二回目～！



6回沖縄に行って一番すきな風景。



識名園近くの墓地。



あれは何回目の沖縄だったんだろう？



お目当ての識名園がまさかの休園日。



仕方なく辺りを散策。




車一台通れる細い道を抜けると。



小高い丘一面に広がる墓地。




沖縄のお墓は、


ひとつひとつが小さな家くらい大きくて屋根もあります。




そんなお墓が、丘一面見渡す限り続く。


遠い昔に見たような、未来の光景のような、


宇宙のような。



山のてっぺんにはバビルの塔がありそうだし、



ブラックジャックの家がありそうな。


こんなところに住めるなら死も怖くない。


死を大切にすること。それは生を大切にすること。



尊厳。





沖縄にいくといつも、



「ぼくは生きている」



と強く思います。



そして同時に死も意識する。




生と死のコントラストがくっきりしている。





死んでるように生きたりは出来ない感じ。




もし死ぬ時が来たら、静かに受け入れよう、



そして生きてる限りは生きよう、




そんな風にいつも思います。




すごいしあわせな気分になるのです。




次回は、


よしもとばななさんの小説、



「なんくるなく、ない」


より。