またね

いいお通夜でした。


先日、友達の犬が旅立ってゆきました。




友達とその犬との関係がどんなものかよく知っていたので、



介護がはじまった一年前から別れがくるのをずっと不安に思っていましたが、



桜が満開になったのを感じながら旅立っていきました。





他にも友達やその子供たちが集まり、


みんなで明るく見送りました。





人間の場合でもそうだけど、



別れの場というのは、もちろん哀しみが満ちているけれど、



それと同時に愛も満ち満ちていました。




亡くなった者への愛。


亡くなった者からの愛。


遺された者への愛。




ほんと最期までお利口でかわいい子だった。





人間の場合と違い、


お坊さんがくるわけではないので、


うたをうたいぼくなりに見送りました。




次の日も用事があり、また友達の家へ行って、



帰る時、ほんとに最後のお別れにもう一曲うたいました。




飼い主も亡くなった犬本人も、



「また・・・！！」



と思ったに違いない。




『The Voice Is Coming』
作詞作曲：おおたか静流

声が聞こえる
仄暗い森の
けむりけむる
木々を抜けて

鼓動静かに
伝う夜明けの歌
なぜか心が騒ぐ

The Voice Is Coming
To your garden

もしかしたら
あるいてゆける

翔べ翔べ
光に満ちた空へ
翔べ翔べ
いのちが
今 はじまる


声が聞こえる
青い海原の
たわみたわむ
波のかなた

流れる水が
やがてひとつになる
長い旅の終わりに

The Voice Is Coming
To your garden

生まれかわる
新しい朝

翔べ翔べ
未知の渦の中へ
翔べ翔べ
いのちが
今 はじまる

翔べ翔べ
光に満ちた空へ
翔べ翔べ
いのちが
今 はじまる





きっと今頃は、


適温であたたかくて光に満ちた明るい場所で、


飼い主に「ありがとう。」って思いながら、


ゆっくり過ごしてるわ。