ぼくがいくまでにお父さんが自転車をメンテナンスしてくれていてスイスイ、ほんとスイスイ進む自転車で佐敷の町をサイクリング。
家に行くまで知らんかったけど、ぼくがいつもバスの車窓からさとうきび畑を見て涙を流す場所の中にさやかの家はあった。
そのいつも見る車窓からの景色の中に自分がいるのも不思議だった。
坂をがんばって登ったり、ヒュ〜!!って叫びながらスピード出して下ったり。あのだいすきな風景の中でぼくは風になっていた。
さやかの家に戻ると、さっきはいなかった女性がいたので親戚の誰かかと思い、「はじめまして、フジシロです。」と挨拶したらさっきのお母さんやった。2回も挨拶してもた。普通の髪型やった。