病院でよく「若い」と言われる。
しかしこれも「しっかりしている」と同じく世間一般の意味とは少し違う。
病院で使う「若い」には、『キラキラしている』『輝いている』などの意味は全くなく、ただ『老人ではない』と言う意味だ。
「フジシロさんお若いから回復早いですね。」とはつまり、「フジシロさん老人ではないので回復早いですね。」と言う意味なのだが、「老人ではないから。」と言うとぼくにも老人にも失礼な感じがするから便宜上「若い」という言葉を使ってるのである。
しかし。そんな中でぼくを「若い」と言ってくれない人がふたりいる。
今回から主治医としてお世話になっている若い先生と、今回メインでついてくれている若い看護師さん。
今日の昼から食事が始まるが、「気分が悪くなったりしたらすぐに食べるのやめてくださいね。」って何回も言われた。「無理しないでください。」とも。すごく心配してくれる。喉つまらす、とか思われてるんかも。
ほんとうに若い人からしたら40代も80代もたいして変わらないのである。