映画「山桜」のこと

ようやくＤＶＤにラインアップされた映画「山桜」を鑑賞した。映画館の上映が短期間であったために見逃しておりました。今日は、あまり時代劇に興味のないカミさんも一緒で、たまには時代劇も良いものだろうと、つい余計なことを言ってしまいました。

藤沢周平原作の「時雨みち」に収録のこの作品は前に読了しておりました。野江という女性が主人公のこの作品は、あまり起伏に富んだ作品とは言えず、映画にはなりにくい題材ではないかと思っていました。

しかし改めて映画を見ると、藤沢作品の映画には欠かせない、山形の庄内地方の四季の折々を背景に、じっと耐える女性の内面をうまく表現しており感心しました。一度は見合いを断り、他に嫁いだ主人公。一本の山桜の元で偶然に出会った、その見合いの相手の寡黙な武士に思いを馳せる様が、見事に描かれておりました。
小藩（海坂藩）の上層部の権力争い、腐敗を題材にしているが、若手藩士達のもどかしい思いを胸に、腐敗が噂される執政を、一刀両断に斬り捨てる、寡黙な武士の姿が凛々しい。

主演の田中麗奈、東山紀之が好演。主人公のそれぞれの母親（壇ふみ子と富司純子）が、子どもに寄せる信頼と愛情を巧みに表現して作品を盛上げている。東山紀之は案外時代劇が似合っているのに驚きました（最近はＴＶドラマ「必殺仕事人２００８」にも主演）

作品としては　Ｂの上　と評価した。

オバマ新大統領就任

新聞・ＴＶのメディアも米国新大統領の就任式の報道一色である。前大統領の８年間の政治が、どう変わるのか世界中が見守っている。初の黒人大統領の誕生という歴史的な一面も見逃せない。

就任演説では、現在の米国を覆う危機（クライシス）について多く言及していた。この困難の中での船出は多くの困難を予想させる。我が日本も同様の危機の最中だけに、米国での新たな政策の遂行が注目される。

今回の政権交代を機に、大統領を支える政府首脳はもちろん、主だった官僚の多くも入替わる。大統領選を争ったクリントン氏やマケイン氏にも閣内での協力を求めるという。まさに新大統領の意向が直接実現できる体制が出来るのである。

しかし新大統領の就任を迎えながら、当日の米国内の株式市場は４％近い下落を記録したという。まだまだ深刻な悩みを抱える、米国経済の建て直しが急務である。さらにイラク騒動の後始末、テロとの戦い、イスラエル・パレスチナの紛争と対外的にも大きな問題が山積している。

新大統領には気の毒だが、待ったなしの非常に大きな試練が待ち受けている。今後の活躍を注目して見守りたい。

石川遼年代の活躍

今、１０代のスポーツ選手が大いに脚光を浴びている。その中から４人の選手に注目した。

◎　「ゴルフ界の石川遼選手」・昨年は何と男子プロゴルフ界で、賞金額が１億円を突破。そしてプロ入りしての初優勝をも飾ったのだ。思い切りの良いスイングがギャラリーを魅了している。そして大手企業と無数のスポーンサー契約を結んでいる。その契約金額が１０億円を超えるという。さらに低迷気味の男子プロゴルフ界に多くのフアンをも取り戻している。まさにゴルフ界の起爆剤になりつつある。今、１０代としては一番の注目選手の一人だ。　

◎　「テニス界の錦織圭選手」・財界の有力者の支援フアンドに支えられて、米国のテニス選手養成施設で訓練を積み重ねてきた。そして現在は世界ランキング５０位台まで上昇中。今後のツアー競技とメジャー大会での活躍が期待できる。テニス界の大御所の松岡修造さんの話でも、十分に世界のテニス界でも活躍できる逸材だという。スポーツ界でも年少の時期から世界的な訓練施設で修業し、実力をつけるのが、大輪の花を咲かせる良い例かも知れない。

◎　「フィギュアスケートの浅田真央選手」・昨年ぐらいから実に大きく、飛躍した選手ではないだろうか？。韓国の金選手とのライバル対決は見応えがある。スケート界は外国人コーチの指導に負うことが大きいが、今や国内でも先輩選手を凌駕する実力を備えつつあると思う。次回の五輪大会には是非、金メダルを狙って欲しい選手である。

◎　「競馬界の三浦皇成騎手」・昨年の２月に初騎乗しながら、新人の騎手としては年間９１勝を挙げる快挙を成し遂げた。これまでの武豊騎手の記録を凌駕する騎手は当分出て来ないだろうと思われていた。その武騎手の記録をあっさりと塗り替えた。ＴＶの報道によると調教師の下で調教の手伝いをしながら、騎手の訓練を受けているそうである。先生の調教師が騎乗する馬を選び、馬主に売り込む。そして実力のある馬に騎乗させて、力を付けさせて来たらしい。今後も逞しい騎乗が見られると思う。

とかく今時の若者はと言う声もあるが、上記の４人の若者の活躍を見ていると、今後も多くの若者が、スポーツ界だけでなく、色んな分野で活躍されんことを祈りたい。

特定健診受診

元の企業の健康保健組合から指示さた、特定健診（メタボ健診）をカミさんと一緒に今朝受診してきました。指定された病院が結構混んでいて、１１月に申し込んだが、指定された検診日は今日になったのでした。

これまで毎年、市の基本検診は欠かさず受診していたのですが、今年度から健保組合からの受診に替わってしまったのです。そして受診料が￥３０００円の個人負担が発生、やはりこの制度も改悪と言はざるを得ないと思います。

心配した腹囲の検査でも何と８３.５Ｃｍと大幅な改善ぶり。（ズボンは通常８８Ｃｍでは緩いが、８５Ｃｍがややきつい）後は血液検査の結果待ちである。いはゆるメタボにはならない公算大と一安心。

その後行きつけのクリニックで例月の通りの薬を頂きに。花粉症防止用の「ア○グ○」も請求のところ、もう始まりましたかと言はれてしまった。

さらにその足で今日のウオーキングに。約７０００歩ほど歩きました。気温は１６度と３月中旬の暖かさ、汗をびっしょりとかいてしまいました。

遊歩道に面した中学校の「今月の言葉」のポスターから。「心」・「心機一転」とは明るい気持で新たな年に対処せよとの意に取りました。

　　　　　　　　

大きなマスクで

１３日から始まった鼻水攻勢。止め度もない状態にダウン寸前だった。

朝晩の服用で何とか持ち堪えている。したがって好天下でもウオーキングも中止。

仕方なく自宅でＴＶゲーム三昧だ。ついカミさんも一緒になって見ている。

そして今日は意を決して、本屋を覗き方々のウオーキングでした。

大きなマスクで完全防御。約８０００歩ほどを歩きました。やはり清々しい気分である。

大きなマスク姿をケイタイでパチリ。

　　　　　　　　　

孫の近況

正月にたっぷり我家で遊んで帰った孫のＤａｉｋｉ君、今日の事ママから写メールが届いた。高島屋の子ども専用の美容室に連れて行きオシャレをさせたらしい。本人は至って気に入ったと言う。このままの頭で学校にも行きたいと言うが流石にそれはマズいと言って聞かせたらしい。

写メールで送られてきた写真である。お兄ちゃんらしく可愛い。

　　　　　　　　　　　

そう言へば孫には割合に頑固な面があり、結構拘っていることがある。頑固なところはどうも、両方のおじいちゃん譲りだろうとカミさんに揶揄されている。

ひとつは、ラーメンに必ず「お酢」を入れて食べる。どうもパパがそうしたのを見ていて、カップヌードルを食べる時やラーメン屋さんでも必ず「お酢を頂戴」と言う。小さい時からそうで、スープを貰って飲んでみると結構酸っぱいのである。良くこんな酸っぱいものをと感心してしまう。

もうひとつはアイスクリーム。「バニラ」以外のアイスは食べない。ソフトクリームでも「バニラ」一筋である。正月に昼食にオムレツ屋さんでランチを食べた。そうしたらソフトドリンクとデザートが付いていた。孫はさっさと係員に「デザートはバニラアイスに替えてもらえませんか？」と交渉している。係員が苦笑して相談していたが、バニラアイスに替えてくれた。その辺は実にチャッカリとしていると感心してしまった。

現在、学校では九九を覚えている。昨夜もおばぁちゃんに電話で「９の段」を確りと披露していたそうだ。孫はここ何年間かこの冬の時期は元気である。充分に風邪に気を付けて過ごして欲しいものだ。

正月に来宅した時の孫の写真である。

　　　　　　　

杉下警部・面目躍如

ＴＶ朝日の警察ものドラマ「相棒」は大好きな番組のひとつである。昨年で、それこそ永年相棒を務めた、亀山刑事は辞職し、新天地に出発した設定になっている。新たな杉下警部の相棒は何時から登場するのだろうか？そちらも興味がある。

そして今週のドラマは「越境捜査」。杉下警部が特命係りのお隣の捜査２課の係員達に協力し、川崎市で神奈川県警と協力しながら、凶悪犯人を逮捕するところから始まる。帰途あるお宅の前で杉下警部はある違和感に気が付く。そのお宅では子どもの誘拐事件が発生していて、神奈川県警の捜査員が待機して、犯人との接触を試みていた。偶然に杉下警部もその事件に係わることに。

誘拐された子どもの父親が、愛人と共謀しながら身代金の搾取を図っている様相の展開でドラマが進行する。そして身代金の受け渡しが済み、子どもが解放され確保される。それで一件落着かと思いきやである。そこからが杉下警部の面目躍如といった場面になる。

何と誘拐犯と渉り遭っていた神奈川県警の一団が真犯人だったのである。警視庁に引き揚げた筈の捜査２課の面々が神奈川県警と連絡を取り、極秘裏に子どものを留置していた犯人の一人と子どもを確保し、身代金を回収していた。

今回も脚本の面白さと、ドラマの展開の意外さは、このＴＶドラマの主役杉下警部の類い稀なる洞察力とともに、問題なく優れたドラマになっている。今年も「相棒」は楽しめる番組だ。

米国の政権交代に寄せて

朝日新聞の昨日の天声人語を面白く読ませてもらった。詳しくは下のサイトをご覧下さい。
　
　　　　　　　http://www.asahi.com/paper/column20090114.html

歌人柿本人麻呂の有名なー＜東の野にかぎろいひの立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ＞ーの歌を引き合いに出して、来週に迫った米国大統領の交代に言及している。
太陽はオバマ次期大統領、月はブッシュ大統領を指しているようだ。８年間の大役を果たし終えるブッシュ氏には「最悪の大統領」と酷評する論評も見られる。しかし離任会見では「米国の威信は落ちていない」と強気の発言があったという。

しかし彼が残す負の遺産は大きい。イラク戦争の犠牲者や遺族の抱える問題とイラク国内の混乱。テロの元凶と決め付けて戦ったアフガニスタン問題。そして格差社会のなかで多くの貧困層を生み出した国民の生活。さらに世界中を巻き込んだ金融不安に端を発した１００年に一度の大不況等々。
新しいオバマ大統領は就任時から、これらの多くの難問を抱えることになる。「ＣＨＡＮＧＥ」の行く末は険しい道である。


そして日本では。第二次補正予算、来年度予算の審議を巡る混乱が続いている。総選挙を経ないで就任した３人目の麻生総理で強気の中央突破をはかる与党。参議院選の勝利の余勢にすがりひたすら衆議院の解散・総選挙を主張し政権交代を声高に叫ぶ野党。この閉塞感に満ちた政局はどうにもならないのだろうか？

天声人語氏が語る、蕪村の句ー＜菜の花や月は東に日は西に＞－のように、与党が月、野党が太陽、と一足飛びに政権交代の世となりうるのだろうか？。今の情勢を見ている限りでは、双方に太陽たり得る実力はなさそうだ、と見るは悲観過ぎるだろうか？。

やばいぞ！

昨日の朝から鼻水が止め度もなく出ている。

朝食後に花粉症用に常備の薬を服用。

生涯大学の３学期の始まりの日だ。

午前中の講義だけで帰る心算で出かけた。

結局、午後の講義のフォークダンスも皆さんと楽しんでしまった。

帰宅後も鼻水は止まない。何時も早めに出る花粉症の症状だ。

やむなく２度目の薬も服用してしまった。

そして今朝、少々マシになったようだが、しばらくの用心が肝心だ。

これから市立病院に定例の検査に出かける。

すでにいやな季節、不治の病？花粉症の出る季節になりそうだ。

ヤバイぞ・やばいぞ　！！！

成人の日の広告から

毎年、新成人を迎えて成人式が行なわれる。いよいよ大人への道をスタートさせる日である。

小生は毎年、この若者達に向けてのメッセージを送り続ける広告に注目している。

ＳＵＮＴＯＲＹ のウイスキーの広告である。伊集院静さんの文章が素晴らしい。

今の世界不況の原因は、こころない大人が金を得ることを人生のすべてと考えたからだ。

それは人が生きる上で何が一番大切かを学ばなかっただと指摘する。

そして外へ出て、世界を見よう。真実を知ろう。と呼びかける。

もちろんウイスキーの広告の一端なのだが、示唆に富んだ文章なので紹介する。

読みにくいが広告の写しである。