
静まり返った林下のほの暗い世界で
全草を半透明の銀白色で覆われた
不思議な花 「ギンリョウソウ」。
きりりと引き締まった花の一輪は、厳粛な気持ちにさせられます。
別名を「幽霊たけ」と言うそうですが
「なるほど」とうなずける雰囲気があります。

美しくも、妖しくもあるこの花、
「ぼつぼつ咲くころかな」と思い林下に分け入れば、
あちらこちらに、涼しげに咲いていました。
そっと人目に触れることもなく、ひっそりと雨にぬれていました。

七月、梅雨の中休みの晴れ間
まぶしい太陽の光をいっぱいに浴びて群生している 「うつぼぐさ」
濃い紫色の小さな花が、筒状の花穂の下の方から
順々に咲いてきます。
これからの暑い夏にかけて咲く花は、
自然の持つ美しさと共に逞しさ、力強さを感じます。
この花が、「リュウマチ」の薬になるとか?
毎年こうして、刈り残しておけば、必ず花の終わりころ
刈りとって行かれる方があります。
今年も又来てくれるのでしょうか? 心待ちしています。
ササユリはもう終わってしまいましたが、アジサイはまだまだ綺麗です。
どうぞ又お出かけください。花は誰のものでもありません。美しいと思って見ていただき、心が癒されれば、花にとっても、私も幸せに思います。
別名「幽霊たけ」と言うそうですが、お花の知識の無い私にはとっても神秘的に見えます。
見た目が美しいとかでは無いけれど、なぜか、ギンリョウソウに惹かれます。
ギンリョウソウの白さかなぁ