一休さん

夢づくり工房 一休

雲の峰

2010-07-20 05:32:45 | 写真集

雲 の 峰

綿飴みたいな入道雲が

ぐんぐん高くへふくらんでゆく

迷わずに ぼくも夢へと手をのばそう

かがめた体を大きく伸ばす要領で

                        道行 めぐ 詩

梅雨明けの夏空に湧き立つ入道雲は、変貌自在に高さを競います。まるで山の峰のように見えるので、「雲の峰」とも表現されます。

入道雲を最初に峰にたとえたのは、古代中国の詩人、陶淵明(とうえんめい)で、「夏雲奇峰多し」とうたいました。入道雲(せきらんうん)は、いかにも勇壮で、男性的に見えるため、日本では太郎の名を冠して呼ぶことが多く、関東では坂東太郎、大阪では丹波太郎、九州では比古太郎と呼ばれています。

雲を山の峰にたとえるのは、眺めて感興尽きない、大いなる自然への畏敬(いけい)と賛美が込められているからでしょうね。

今日も暑そうです。夏の友達、入道雲は出るのでしょうか。

 

 

コメント (4)
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