母の葬儀では涙を見せなかったけれど、今日、ピンクちゃんの作文を読んで涙しました。
この作文は三章から構成されています。
一章「電話で知らせが・・おおばあちゃんがサンタに」
二章「人生初のおつや」 三章「おそうしきとやき場」
お風呂からあがってリビングに行ったらママが目を赤くして泣いていた。「どうしたの?」と聞いたら、こう言った。「おおばあちゃん、お空に行っちゃった」。この時、私は現実だとは思えなくて、テレビの方を向いて立ち止っていた。そしたら、なんだか目から涙が出てきた。その夜、あんまり眠れなかった。
そして第二章では、お通夜のために親戚が集まった様子や、ママがおおばあちゃんは長い間、一人で頑張って生きてきて、最後は苦しみもせずに安らかに眠って逝ったから、笑顔で送ってあげないとね、といった話などが書かれています。
第三章では、東京からママのお姉ちゃん夫婦が車で駆けつけた話や、棺が開けられ、おおばあちゃんを実際に見れるのはこれが最後ですよと言われ、ピンク色と白い花をおおばあちゃんの足元に置き、耳元で「ありがとう」と一言告げた話が綴られています。
焼き場で、おおばあちゃんがダビにふされ、骨になって出てきたのには驚いたようです。骨拾いでおおばあちゃんの耳の骨が10センチくらいあったと言う話や、骨壷に入れられた骨を見て、初めて亡くなった事を受け入れることが出来たと書いています。
帰り道、空が虹色になっており、そこにおおばあちゃんが居るみたいに感じたようです。亡くなったのは12月25日だから、次のクリスマスは、きっとおおばあちゃんがサンタになってプレゼントを届けてくれるでしょう、と綴っています。
ピンクちゃんは肉親の死を初めて体験しました。小学4年生、10歳の目には、可愛がってくれたおおばあちゃんの死は相当なショックだったようです。
お通夜やお葬式では涙しなかった私、ピンクちゃんの作文を読んで今は亡き母を想い涙しました。