ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● スズメウリ ・ ウリ科

2017-10-15 | 〈野草〉
〈 雀瓜 〉 雌雄同株  花期 9~10月  分布 本州、四国、九州・・・韓国済州島

カラスウリに対して、小さいことからスズメウリ、あるいは果実を雀の卵に見立てたという説も。
つる性の一年草。果実は直径1~2センチで熟すと灰色になる。

本州以西、韓国・済州島に分布している古来よりの在来種。
個体数はかなり少なくなっているようです。






● アオバハゴロモ親子 ・ カメムシ目 アオバハゴロモ科・・・追加画像があります。

2017-10-13 |     ハゴロモ
体長9~11ミリ  出現期7~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄

透き通った薄緑色で柑橘類やクワの木などの樹液を吸う。
今年は、今まで見たことがないほどの大量発生していると思います。

☆ 花・ミズヒキ


☆ 地面に降りて居ることは殆どないのですがなぜか・・・。


☆ 白い綿のように見えるのが子供(幼虫)触るとピョンと跳ねます。




☆ 不鮮明な画像ですが幼虫です。7月20日撮影。



● 嫌われクロウリハムシ ・ コウチュウ目 ハムシ科

2017-10-11 |     ハムシ、ダマシ
体長6~7ミリ  出現期5~10月  分布 本州、四国、九州、対馬、屋久島、種子島、南西諸島

ウリ科植物が食草。
家庭菜園をされている方にとっては最悪の虫と言われています! 可哀そうに!

☆ 触角が眉のように見えます。花はヤブガラシ。


☆ 花はヤブツルアズキ








● ザクロソウ ・ ザクロソウ科

2017-10-10 | 〈野草〉
〈 柘榴草 〉  花期7~10月  分布 本州、四国、九州

葉がザクロの葉に似ていて、高さ10~25センチの一年草。
花の直径は約3ミリ。もう少し大きかったら園芸種か、と見間違えそうなほどに美しい!

知人が、畑の大敵だと言っていた!










● 人面蛾・・・クロメンガタスズメ ・ チョウ目 スズメガ科

2017-10-09 |     ガ
ドクロ蛾、骸骨蛾 とも呼ばれているそうです。
これを見た小鳥はきっと驚いて逃げる?

初めて、鳴き声を聞きました。
キーキーというよりはギーギーだったような。






● 狩りをするサトジガバチ ・ ハチ目 アナバチ科

2017-10-08 |     ハチ、ネジレバネ
体長17~27ミリ  出現期6~9月  分布 北海道、本州、九州、対馬、屋久島  

以前はジガバチと呼ばれていて、現在はヤマジガバチとサトジガバチに分けられたのだそうです。
どちらも酷似していて見分けが困難だそうですが下記、違いがあるとのこと。

☆ ヤマジガバチ・・・前胸背板にシワがない。狩った幼虫を数匹、巣に運び込む。

☆ サトジガバチ・・・   〃 シワがある。   〃  一匹、   〃  。

※ 背板にシワがある。
  撮影地のここは平地なので サトジガバチ? と、判断。








● 疳の虫とヘビトンボ ・ ヘビトンボ目 ヘビトンボ科

2017-10-06 |     ヘビトンボ
赤ちゃんの夜泣きは昔から「疳の虫」が原因と言われていたようですが今では迷信ということのようです。

今でも、不思議な出来事だったという記憶があるのですが
私が幼い頃、近所のおばさんが子供の疳の虫封じをしているのを目前で見たことがあります。
筆に墨を付けて子供の手の平に何かを書く・・・そのあと何をしたかは覚えていませんが
間もなく小さな子供の手のあちこちから白くて細いものが出ていたのがはっきりと見えました。

時々、それを思い出しては不思議な思い出の〇〇年が過ぎ去っていました。

そして、この疳の虫に効く和漢薬ならぬ和方薬が「孫太郎虫」、ヘビトンボの幼虫を黒焼きにして
粉末にしたものなのです!
大正7年、全国のアンケート調査によれば日本の食用昆虫は55種。薬用昆虫は123種だったとのことです。


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◎ ヘビトンボ 2種 ( 蛇蜻蛉 )

☆ ヘビトンボ  前翅長5センチ  出現期6~9月 





   

☆ ヤマトクロスジヘビトンボ  前翅長5センチ  出現期5~7月  





● 眼が美しいミバエ6種 ・ ハエ目 ミバエ科 

2017-10-05 |     ハエ
野原にいる、眼が美しいミバエ、もう出現期も終えていますが来年の参考までに。

※ どの画像も不鮮明でごめんなさい! 


☆ タンポポハマダラミバエ
 


☆ アザミケブカミバエ


☆ クロホソスジハマダラミバエ
 


☆ ツマホシケブカミバエ



☆ ミスジハマダラミバエ
 


☆ ツバキハマダラミバエ
  

● 長い尾・・・モモブトツノコマユバチ ・ ハチ目 コマユバチ科

2017-10-04 |     ハチ、ネジレバネ
体長10~11ミリ  出現期5~10月  分布 北海道、本州

長い産卵管をヨツスジハナカミキリの幼虫がいる木に差し込み産卵。
やがてモモブトツノコマユバチの幼虫はヨツスジハナカミキリの幼虫に寄生するという。

成虫の餌は小さな虫!







☆ 寄生されるヨツスジハナカミキリの成虫(寄生されるのは幼虫)

● アカバナ ・ アカバナ科

2017-10-03 | 〈野草〉
花期7~9月  分布 北海道、本州、四国、九州

楽しみにしていた花もあっという間に咲き終わりました。
高さ30~70センチ、湿地に生える多年草です。

☆ 花の柱頭はこん棒状



☆ 9月19日





☆ 昨年、10月12日



☆ 昨年、11月6日  葉が赤くなる・・・アカバナ(名の由来)



☆ 昨年、12月2日  種が飛び出す様子







● ミズタマソウ ・ アカバナ科

2017-10-02 | 〈野草〉
〈 水玉草 〉
花期8~9月  分布 北海道、本州、四国、九州

高さ20~60センチ。7月になるとミズタマソウ探しが始まる。
今年は、多年草なのに中々見つからなくて焦りましたがその後、次々に確認されて安心なレベルになりました。

☆ ミズタマソウは露に濡れた果実が水玉に見えることから付いた名ですが露に濡れていなくても水玉に見えます。






☆ 花弁は2個で2列し、果実にはカギ状に曲がった毛が密生。人などにくっつき運ばれる。