西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1329 【ボーイング】

2024-10-18 21:47:20 | 今日のいろいろ
こんばんは。

一昨日、昨日と続いた給与計算に関連する問題は解消されました。
その代り、現行システムをパッケージソフトに載せ替えるための「資料」作成依頼があり、今日はそれを進めました。
担当している方からの質問も多々あります。

私は、その打ち合わせには参加していないのですが、情報によると、すでに遅れているとのこと。先々、大変になる気がします。

今朝書いた、今日の予想最高気温31度。実際の福岡市の最高気温はピッタリ31度でした。いつまで、この暑さは続くのでしょうか。

【ボーイング】
一時代、「民間旅客機」といえば『ボーイング』の時代がありました。

今も発展型が開発されているベストセラー機の『ボーイング737』
いわゆるジャンボジェットと呼ばれた『ボーイング747』
通路が2本あるのがワイドボディ機(1本はナローボディ機)の走りだった『ボーイング767』。日本の航空会社では使用されていませんが、同時に開発されたナローボディ機の『ボーイング757』。
767より大型化され、747に匹敵する輸送量の『ボーイング777』。
777より少し小さい『ボーイング787』
などがあります。

アメリカには、「マクドネル・ダグラス」という民間機を製造していた企業があり、『DC-9』、『DC-10』、『MD-11』、『MD-80シリーズ』などがありましたが、現在はボーイングと合併して吸収されました。

これに対抗して、ヨーロッパで民間航空機を手掛ける会社として立ち上げられたのが『エアバス』社です。
ワイドボディの『A-300』、ナローボディの小型機『A-320』とその派生の『A-321』、『A-319』。
その後、ワイドボディのエンジン2発の『A-330』、エンジン4発の『A-340』。そして、ANAのハワイ便に就航している超大型2階建の『A-380』などがあります。

今、ボーイング社もエアバス社も「納入遅れ」が顕著化し、航空会社の航空機調達にも影響して業績にも支障をきたしているところもあるとのことです。
両社に共通する問題は、「サプライチェーン」ということで、部品調達などに問題があり製造が遅れているようです。

更に、ボーイング社では、業績不振から全従業員の10%にあたる1万7000人程度の人員削減を計画しているとのことです。
また、業績不振のため5.2兆円の資金調達を行う予定とのこと。

ボーイングでは、品質の問題がありました。
その前に、ベストセラー機の『737』の最新型として『737MAX』が開発され、販売されたのですが、2件の墜落事故が発生し、原因究明と対策のため販売が停止され、更に、航空会社に引き渡し済みの機体については「運行停止」となりました。

ボーイングが、ベストセラーの『737』の最新型を開発するにあたり、基本的な形状はそのままとしました。それは、短距離で離発着でき、足が短く、タラップ内蔵型もあり、離島などの設備が脆弱な空港でも乗り降りが可能な機体設計であったからです。

ただ、『737MAX』では、エンジンをより最新のより出力のあるタイプに変更したのですが、これまで通りに主翼下に取り付けるとエンジンが地面に接触してしまうため。エンジンを主翼より前に突き出して取り付ける設計としました。その結果、機体の重心が前傾することになり、それをコントロールするための『制御ソフトウェア』を搭載しました。

ただ、航空会社、パイロットには、その事を詳しく伝えず、これまでの『737』の操縦資格を有しているパイロットであれば机上訓練だけで『737MAX』を操縦できるとしました。

それが、離陸直後の操縦士の『操縦』に対して、前述の『制御ソフトウェア』が相反する動きを行い、結果として操縦士が操縦不能になり墜落してしまいました。『制御ソフトウェア』の仕組みなどを知らなかったため、意図した操縦ができず、パイロットが対処方も分からないまま操縦不能となってしまいました。

これに対する『対策』は行われ、アメリカのFAAの承認も受け、『737MAX』の運行は再開されました。

ところが、アメリカのアラスカ航空の納入された最新型の『737MAX9』で、離陸後の上空で、窓枠のパネルごと飛行中に脱落するという事故が発生しました。幸い、ケガ人もなく、無事に着陸もできたのですが。

これにより、ボーイング社の『品質管理』に問題があることが発覚しました。
この様に、事故や品質管理の問題が立て続けに発生し、業績不振となっているとことに、従業員の大規模な『ストライキ』が起こり、すでに1か月以上、生産がストップしている状況です。

そのため、先ほどの巨額の資金調達が必要となった訳です。
『ストライキ』に関しては、大幅な賃金の引き上げ要求もあり、まだ解決まで先が見えない状況です。

これだけの、グローバルで巨大な企業であっても、事故や品質管理の問題で業績不振になってしまう。

日本では、自動車メーカーで、検査データ改ざんなどの『品質管理』の問題、不正が多数発覚しました。

巨大メーカーであっても、『サプライチェーン』がうまく機能しなかったり(一時期、半導体不足がありました)、『品質管理』の問題、不正を起こすと、企業としての信用もなくなり、「販売の機会」を失い、他メーカーに顧客が流れる可能性もあります。

大メーカーであっても「安心」はできません。
大小関係なく、『誠実』な『確実』な仕事をしないと、経営不振になります。
気を引き締め、体制を整えて、2重、3重のチェックで「もれ」や「不正」を発生させない対応が必要です。

航空機の納入遅れは、私達の生活にも影響が出てくる可能性があります。
早く、解消してもらいたいものです。
ただ、『安全最優先』で。

では、また。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿