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今日のいろいろ998 【ロシアの「反LGBT法」】

2022-10-28 21:46:00 | 今日のいろいろ
こんばんは。

先日記した、福岡市の女性市議の「誹謗中傷」に当たると思われるビラ配布問題。結果的に、所属の「日本維新の会」を離党し、議員辞職することに。
原因と思われるのは、前回選挙で、今回対象とした元衆議院議員(現在は参政党)と僅差での当選であったための危機感だったのでしょうが。
「間違った判断、行動」によって、結果として「離党」となり仮に今後出馬しても政党の支援は受けられず、更に、議員辞職となり、来春の統一地方選挙での出馬も困難なものになったと思います。
非常に浅はかな行動。そこまで心理的に追い込まれていたのでしょうか。

【ロシアの「反LGBT法」】
ロシアに関する報道では、とくに『汚い爆弾』や『核使用』に関連する報道、さらには、ウクライナ侵略に関する『ロシアの劣勢』に関する報道などが盛んに報じられています。

それとは別に、私が気になったニュースが、
「ロシア連邦議会下院で『反LGBT法』可決」」のニュースです。

(東京新聞の記事より)
ロシア下院は「夫婦が子を持たない価値観」や、性的少数者(LGBT)の権利について情報を拡散することを禁じる法案を審議する。異性間の婚姻による出産を奨励し人口を増やす狙いだが、さらなる人権侵害につながる恐れが強い。 

この法案は、「夫婦が子を持たない価値観」を持つ人や性的少数者自体を取り締まるものではなく、「報道」や「映画」などの媒体で取り扱うことを禁止し罰則もあります。
ただ、おのずと対象者への「人権侵害」に繋がることは目に見えています。

今の時流は「多様性を認める」流れなのですが。
私は、「ロシア正教」など宗教的なものの流れであるのかと想定して、いろいろ記事を検索したのですが、その要素は全く記載されていませんでした。

(東京新聞の記事より)
ロシアメディア「ガゼータ・ルー」によると、法案は「夫婦が子を持たずに幸福を追求する」との考え方は「伝統的な家族の価値観の否定」とみなした。また、同性婚や性的少数者の権利を宣伝することは「少子化の原因となり、社会発展に悪影響を与える」として全面的に禁じるとした。

現在、総務政務官となっている自民党の杉田水脈氏。
2018年7月発売の月刊誌への寄稿で「LGBTなど性的少数者は子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」と記述し、性的少数者への差別に当たるとして非難を浴びた、その考え方と同じ。

でも、「少子化」の原因は決してそこではない訳で。
「子を持たない」考え方や、「LGBTなど性的少数者」を非難したり、否定するのはナンセンス。
ロシアの様に「法的に規制する」ことは、本来の「少子化」の原因から目をそらし、根本的な解決から遠ざかるもの。
そして、重大な「人権問題」。

ロシアの問題は、「反LGBT法」や「ウクライナ侵略」などの政権、政府、議会の暴走に歯止めをかける仕組みがないこと。独裁ですから。
国民が「おかしい」と思っても、それを表に出すこともできず、「反対」してデモなどをすれば「弾圧」される。
どんなに理不尽な決定であっても、「大統領令」や「法案」として、すんなり成立してしまう国家。

これは、中国も同じ。
共産党一党独裁で、更には、習近平主席への個人崇拝が更に進み。
共産党に反する意見、動きに対しては徹底した取り締まり、言論統制が行われ、封じ込められる国。

ただ、こういう国の方が多いのが現実。
今、「旧統一教会」問題で騒がれている日本ですが、宗教に関する「紛争」や「弾圧」、「差別」が世界各地で起こっています。

イランの「ヒジャブ(スカーフ)着用」をめぐる抗議デモ。
アフガニスタンのタリバン政権による「女子教育禁止」措置。
ミャンマーの「ロヒンギャ(主にラカイン州北部で暮らしてきたベンガル系イスラム教徒が名乗る「民族名」)」迫害。
イスラエルとパレスチナ、アラブ諸国との問題。
数えきれないほどの国、地域で「宗教」「宗派」「民族」間での問題が起きています。

ただ、これがそれらの国、地域だけの問題かといえば。
アメリカの「妊娠中絶」に関する問題。
中間選挙を控え、大きな争点になっています。

話がそれてしまいましたが。
まだ、日本は少しはましなのかな。と。
ただ、これも「第二次世界大戦」後の流れの中でのことであり。
日本にも、「宗教弾圧」「身分制度」などの歴史はあった訳で。
まだ、自由に「政権批判」ができ、「選挙」で「選べる」権利があるだけまし。

「ロシアの『反LGBT法』」など、理解できないことは山ほどあり。
理解したいとは思わないが、それぞれの「思想」「宗教」「歴史」などがあってのことで。

「NHKスペシャル   新幕末史~グローバル・ヒストリー」の第2回目で。
明治維新の日本の内戦である「戊辰戦争」。
「日本の歴史」という視点だけでなく、当時の列強諸国の影響を受けた闘いであったこと。その中で、当時の「ドイツ」に「北海道植民地計画」があったこと。
「第二次世界大戦」では、ロシアの参戦により北方領土から北海道が狙われていたこと。沖縄がアメリカの統治下にあったこと。
今の日本が、「主権独立国家」として存在するためには数々の危機があって、その危機を回避してきた歴史があってのこと。

今日も、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を発射し。
万が一、ロシアが「核」を使用したら。
もし、中国が「台湾統一」を実行に移したら。
おそらく間違いなく、日本も巻き込まれる訳で。

いろんな事に対して「無関心」ではいられないはずなのですが。
日本では「そういう危機感」が薄いのが現状でしょうね。

今言う「多様性」とは違うことですが。
「多様な国」があることは意識しておかないと。
「国」としての行動原理は、自分達と同じではないことを意識しておかないと危険。

語りすぎてしまいました。
では、また。





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