こんばんは。
今日の福岡県の「新型コロナ」新規感染者数は10,904人で前週より2,000人以上増加したとのことです。
そして、福岡県だけで70才以上の男女18人の死亡が確認されました。
病床使用率は73.1%となっているとのことです。
まだまだ増加傾向です。
中国の人口は14億人。日本の10数倍です。
どれだけの感染者が出て、どれだけ亡くなっているのか。
大変な事態が想定されます。
【防衛増税の「たばこ税」】
岸田政権で、「防衛費」をGDPの2%程度まで増やす検討がされています。
そして、安全保障3文書(防衛3文書)に「反撃能力」が明記されました。
そして、その防衛費の増加分に対する「恒久的な財源」として、「復興特別所得税の1%分を転用」、「法人税の税率増」、「たばこ税の税率増」が検討されています。
今日、このうちの「たばこ増税」についてのある記事を読んだのですが。
その記事は、「たばこ増税は、国民の健康を守るため、喫煙率を下げる必要があり、そのために増税が必要である」との主張で、「防衛費のためというのは本来の意味では主旨が違う」というものでした。
私は、「ヘビースモーカー」なので、「反論の出ない取りやすいところから取りやがって」と思っていますが。
その記事の中で。
「昭和の終わり頃から令和2年まで、何度かの税率増を経ても、たばこ税(国税・地方税合わせて)の税収は概ね2兆円で推移している。国税分だけでも約1兆円で推移している」とのことです。
これは、「たばこ増税」や「消費税増税」のたびに「喫煙者が減り」または「喫煙本数が減り」したことで、結果的に国や地方の財源としては『変わっていない』ということになります。
「昭和の終わり頃から令和2年まで」ということは、30~40年の間『変わっていない』ということです。
これまでも、何かの『財源』として「たばこ税の増税」が行われてきましたが、実際には「税収は増えていない」ということになります。
これは、今回の「防衛予算の安定的財源の確保」という意味では『何の役にもたたない』ということになります。
「だから、『たばこ増税』をするな」とは言いません。
私は、どれだけ値段が上がっても、きっとたばこ辞めないので。
ただ、これまでの「たばこ増税」の実績から見れば、「防衛予算の財源」にはなり得ない。他の財源を考えなければいけない、ということです。
もっと、「防衛予算の財源」については議論が必要なのではないでしょうか。
【防衛予算増だけでは・・・】
昨日、北朝鮮の無人機5機が韓国領空に入り、1機はソウル近郊まで到達したとのニュース。
それに対して、韓国軍は戦闘機や戦闘ヘリを出し、
「無線での警告」と「威嚇射撃」をしたと。
その後、北朝鮮無人機に対して100発程度の発砲を行ったけれども、1機も撃墜できなかったとのことです。
(その後、韓国軍の無人機を北朝鮮領空に飛ばしたそうですが)
このニュースでも書かれていたのですが。
「そもそも、無人機に対して『警告』や『威嚇射撃』が必要なのか」ということです。
この対応は、有人の航空機が「防空識別圏」に入り、領空に向かうような場合にとる措置で、おそらく、日本の自衛隊でも「規定」上では同じだと思います。
「防衛予算を増額」して、「反撃能力」(敵基地攻撃能力)を保有するなどが計画されていますが。
「どういう状況の場合」
「誰の権限」
で『攻撃』するのか、できるのか、の「規定」を細かく設定しないと、高額の「武器・装備」も『宝の持ち腐れ』になってしまいます。
ウクライナでの「戦争」を見れば、「自爆型(攻撃型)ドローン」が多用されています。
「偵察ドローン」とは違い、「自爆型(攻撃型)ドローン」に『警告』や『威嚇』を行っても意味はありません。
『即、撃墜』でしょう。
「明らかに、日本の国土および領海」へのミサイル攻撃や、「日本の艦船および日本の民間船舶」へのミサイル等の攻撃、「日本の領空」への国籍不明機の侵犯があった場合、日本の自衛隊が『反撃(攻撃)』できるのは、『誰が判断し、誰が命令できるのか』。
いわゆる(自衛隊の)『交戦規定』を、『正しく防衛できる』レベルで整備する必要があります。
現状は、自衛隊は「警察」と同じです。「自衛隊員は『正当防衛』でないと『反撃』できません」
それでは、「隊員自体の命」を守ることができません。
かと言って、「暴走」させる訳にも行きません。
自衛隊に『防衛出動』の命が下れば、交戦も可能なのですが。
その手続きに時間がかかるようであれば、「隊員の命」「国民の命」を守れません。
かと言って、こちらも「暴走」させる訳には行きません。
ただ、『道具は揃えた』けれども『使えない』では意味がありません。
憲法を含めた法整備も必要です。
その点、「法整備」になると、異常に腰が重いのが現状。
「防衛予算増」だけでは、『宝の持ち腐れ』になってしまいます。
「法」や「規定」の見直しを行い、『無駄』にならないようにする必要があります。
『ここまでしたら、撃つぞ』
これも『抑止力』だと思います。
ふと、「たばこ税増税」は、税収としては「何の増加ももたらさない」ということから、いろいろ考えてしまいました。
では、また。
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