さて、披露宴の一つの華となるはずだったカーテンを全て開けるイベントは、白いカーテンを開けたら、外も白かったと言う結果になりました。会場は、やはり盛り上がりませんでした。
その状況を受けての私のスピーチです。私は、スピーチの出だしを急遽変えました。
『皆さま、申し訳ございません。私は、会社の、特に福岡で有名な雨男です。社員旅行は台風や雨にしますし、新郎の同期の○○君の結婚式も雨にしてしまいました。
私をお招き頂かなければ、きっと今日は青天だったと思いますが、呼んでしまったことを、「しょうがないな」とあきらめて頂きますよう、お願いいたします。』
この後、一礼して後のスピーチを続けましたが、ウケました。つかみはOK。
これまでも、『雨男』で紹介したとおり、新婦も良く知る事実で、出席している会社の人も、『そうだ、お前のせいだ』と野次ってくれたおかげで、笑を誘い、和やかな雰囲気になりました。
披露宴は、順調に進行し、御開きの時間が近づいてきました。
私は、まだ、この後に起こる事を、想像も出来ない事を、知るよしもありませんでした。