西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

私の回りで何かが…2 【車が…2】

2015-02-07 18:10:43 | 私の回りで何かが
大阪に住んでいた頃、かみさんの実家のある熊本にフェリーで帰りました。大阪南港に行くため高速を走っていたら、オーバーヒートしてしまいました。数ヵ月前にもオーバーヒートして、JAF を呼んで、応急でラジエターに水だけ入れていたのを忘れていました。しかたなく、小倉からは一般道を走って熊本に帰りました。

熊本からの帰りの事です。やはり一般道で小倉に向かいました。国道3号線でおそらく宗像あたりだったと思います。

道路はほぼ直線ですが、拡張工事中で見通しは良かったのですが。左奥にパチンコ屋があり、そこから車が出ようと国道に近づいてきました。出口に誘導員のおじさんがいました。そのおじさんが、職務を果たそうとしたのでしょう。赤旗をかざして、道路に出てきて、私の2台前の車を強引に止めました。2台前の車は急ブレーキ。前の車も急ブレーキ。私も急ブレーキ。すると、前で『ガシャン』。前の2台が追突しました。

すると、後ろで『ガシャン』。なんと、私の後ろの車に、その後ろの車が追突しました。私の車は、2台づつの間に挟まれていながら無事。

運が良かったのか。事故の当事者ではないので、すぐにその場を離れることができたので、フェリーに遅れる事なく大阪に帰ることができました。

ただ、ラジエターは中が錆びていて、交換となりました。

縁とか運とか8 【親父に会えない】

2015-02-07 16:48:44 | 縁とか運とか
雨男で書きましたが、台風で、親父の死に目に会えませんでした。義姉の『急がなくていい』と言う言葉が、親父が亡くなったことを表していました。

新大阪からの列車の中でも、親父に会えなかった事が悔しくてしかたありませんでした。それには理由がありました。

親父が亡くなる2、3年前。親父が急に自分が死んだら、献体すると言い出しました。意志はかたく、家族の同意が必要なのですが、私を含め家族全員が同意することとしました。それが何を意味するか。
親父が亡くなると、遺体は家には帰らず、福井医科大(現福井大学医学部)に引き取られ、帰ってくるのは1年後になります。なので家に帰っても親父の遺体がないままでの葬儀になり、親父の顔は見れないのです。

福井駅に着き、タクシーで実家へ向かいました。家に着くと、近所の方も何人か手伝いにきて下さっており、玄関に入ると、母が出てきました。『台風の中、遠くからよく帰ってきてくれたね。お父さんの顔を見てあげて』の母の言葉に、『えっ?親父居るの?』と言ってしまいました。親父は布団に寝かされていて、亡くなってはいましたが、顔を見ることができました。

何があったのか、兄から話を聞くことができました。親父の病気は悪性腫瘍ですが、脳と肺に同時に腫瘍ができ、それも転位ではなく、それぞれ単独で発症していて、とても珍しい症例だったそうです。そのため親父の主治医の先生が解剖をさせてほしいとの話があり、その場にいた家族で話し合い、親父の意志は自分の体を医学のために役立てることで、お世話になった先生に解剖していただく事は親父の意志に反しないと、解剖を承諾したそうです。実は、一度解剖した遺体は献体出来ないため、親父の遺体は家に帰ってこれたのでした。

運がいいとか悪いとかの話ではないのですが。もう見れないと思っていた親父の顔を見ることができたのは『運』がよかったのかもしれません。