お伽の里通信 ~湯之谷けんぽセンター~

四季折々の湯之谷のようすをご覧ください。

田植えの後は水の管理

2023-06-05 08:13:04 | 日記
毎朝の出勤は田んぼの中の一本道を歩いています。

朝のすがすがしい風を浴びながら小鳥のさえずりを聞いての通勤は癒されます(^^)

田植え作業はひと段落して今は水鏡の美しい季節。





この美しい水鏡にも癒されているのですが水田ってなぜひたひたに水を張るのでしょうか?

昨日の帰り道に農家さんが水の管理をしている姿を見かけました。

忙しいのに迷惑だろうと思いながらも長年不思議に思っていた水の管理について聞いてみることにしました。







この季節は毎朝、毎晩、水の管理が重要なんだそうです。


田植え直後の水の量はやや深めで水深3~4センチがベストとのこと。

深水にすることで水温の急激な上昇を防いだり、苗が倒れるのを防いだりできるそうです。




田植えのときは一株に3本程度の苗を植えます。

深水の中で新しい葉を伸ばします。

新しい葉が出始めたら根が活着した証拠。

ここで水の量を減らし2~3センチの浅水にするそうです。

元気のよい苗はどんどん「分けつ」して苗の数が増えていくそうで1株16本を目指します。




苗の数が増えすぎるとお米の品質が落ちるので16本になったら「分けつ」を止める必要があります。


このタイミングで水を落として「中干」を行います。

中干することで「分けつ」が止まるのだそうですよ💡

そして中干することで地中に溜まったガス抜きもできるそうで苗を元気にする秘訣なんだとか。


田植えから25日~30日後の作業になります。



長年、不思議に思っていた謎が解決しました(^^)

美味しいお米の環境が整っているのはもちろんですが、毎日の細やかな手入れが美味しい魚沼産コシヒカリの秘訣のようです。

1本1本の苗の顔色を見ながらかゆいところに手の届く管理をしていました。


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