
秋はワインだけではありません。
秋は「ひやおろし」という美味しい日本酒の季節なのです。
今、お酒屋さんの店頭には、各蔵元の「ひやおろし」がズラリと並んでいると思います。

日本酒と言えば、ちょうど今、酒米の刈り入れが始まったところです。
これから脱穀、乾燥、籾摺り、精米と作業が続き、いよいよ新酒の仕込み作業に入ります。
10月1日は「日本酒の日」なのだそうですよ(^^)シコミカイシ!

さて、その日本酒ですが季節によって限定のお酒が出荷されます。
先ずは年明けの新酒、「しぼりたて」や「初搾り」
春になると「春酒」
夏は雪室熟成の「雪中貯蔵酒」
そして秋には「ひやおろし」
「ひやおろし」は出荷時に2回目の火入れを行わない「生詰め」のお酒です。

一度も火入れをしない「生酒」もありますが、酵母が生きているので品質維持が難しく、新種の季節のお酒です。
品質を維持するために春先に一度「火入れ」をして貯蔵し、出荷前にもう一度火入れをするのが一般的なのですが、「ひやおろし」は2回目の火入れを行いません。
なので、生酒にほど近く、生酒よりも熟成された秋ならではのお酒に仕上がっているのです(^^)タノシミー
ひと口に「ひやおろし」といっても蔵元によって特徴があるのだとおもいます。
そして、どのクラスのお酒なのか。
本醸造酒、純米酒、吟醸酒・・・
今回、数ある中から選んだのは越後桜酒造さんのひやおろし。
純米吟醸原酒のひやおろしです。
少し前に越後桜酒造さんをご紹介しましたが、純米吟醸酒に力を入れている蔵元さんで、他の蔵元さんに比べ低価格で美味しい、私のお気に入りリストに入っている蔵元なんです。

迷わず手に取りましたよ。
ホントは片っ端からいただきたいところですが、資金と体がもちません(;^_^A
さて、今夜は開栓します。
原酒なのでアルコール度はちょっと高めの17%。
ロックでいただきます(^^)
日本酒用にと買っておいたロックグラスの出番です。

トクトクトクッて音を立てながら瓶からグラスへ移る滑らかなお酒。
私のノドボトケは上下に動き、生唾がお出迎えしています(^^)オチツイテ
鼻先にグラスを運び、香りから。
そしてグラスを1センチ下して口へ運びます。
はたから見たら、くちびるが迎えに行っているように見えるのかもしれません。
舌の上で転がした後、奥へと流れ込みます。
何とも円やかで優しい、この上ない味わい。
今宵はゆっくりと秋の夜を過ごしたい・・・(^^) @ yunotani kenpo .j.hoshi

「ただいまー」
あれ、もお帰ってきたの。
慌てて隠さないと・・・