戦争で家族を亡くした多くの遺族は、戦死しても靖国に祭っているから安心せよと言われても納得できるものではないでしょう。
私の兄も終戦間際の3月5日に徴兵され、満州の地にて亡くなっています。私が生れてから、すぐの出征でしたから、良く生まれ変わりと言われたものです。後々までも父母や兄弟たちはよくこの兄の優しかったことや出来がよかったことを話題にしていたものです。亡くなったことがよほど悔しかったのでしょう。中学生の頃の私は、そんなこと比較されてもと、反発していたこともありました。
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