「あたらしい憲法のはなし」という本をご存じでしょうか。昭和22年に文部省が出した教科書です。翌23年から中学1年生の教科書として使われました。「日本国憲法」を分かりやすく解説した名著です。
生き生きと新憲法ができた喜びを伝えています。その後、朝鮮戦争の始まりとともに、日本はアメリカ軍の基地となり、日米安保条約が結ばれるという時代の中で教室から姿を消しました。
この本は日本平和委員会・新日本婦人の会等が再刊していますが、「青空文庫」(「青空文庫」で検索可能)にも収められています。
戦後の国民と政府の平和への意気込みが伝わってきますのでぜひ手に取ってみてください。
ここではこの本の、誰が作成したのか、三原則、戦争放棄、基本的人権、最高法規の項を掲載します。
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(9)受験の子心の傷の疼く日かテストをめぐり友と諍かふ
高学年になると、一部の子には私立への受験熱が高まります。親の期待もあり、頑張るのでしょうが、同じ塾同士でテストの成績によって塾内のクラスが違ったりすると子どもにとっては大変です。塾内では確実に成績がものを言うから、特に負けたと感じた子は勝った子への思いは複雑になるようです。
学校でお互いを意識するあまりちょっとしたことでも口論となったり、 . . . 本文を読む