過日、佐川元財務省理財局長の不起訴が報道されて「やっぱり!」と思ったのでしょう、それとも「えっ、そんな!」と驚いたでしょうか。
前者の方は、各紙などから早くから大阪地検は不起訴にするつもりのようだという情報を得ていたのでしょう。日刊ゲンダイなどでは、4月16日には、それを予測して「特捜部不要論」の再燃かと伝えたり、17日には小林節慶大教授の「背任」以外の何ものでもないという見解を伝えたりしていました
後者の方は私もそうですが、だれの目でも起訴相当と思っていたからでしょう。今までの国会論議や新聞報道で、昭恵夫人の関与に伴う佐川氏のウソ証言に合わせ「関与」を消すための改ざんをしたと思っていたはずです。
報道によると、改ざんについて、「山本真千子・特捜部長は会見で『文書の効用を失ったとは言えず、うその文書を作ったとは認められない』などと述べ、起訴を見送った理由を説明した。文書から削られた記述は一部分で、契約金額や日付など根幹部分は失われていないと判断したとみられる。」(朝日デジタル)と言います。
また、8億円の値引きの根拠が崩れて国有財産を不当に売却した事が明らかだと思っていた方がほとんどだったと思います。しかしこれについても山本真千子・特捜部長は「ごみの撤去費について『不適正との認定は困難』と述べた。」(朝日デジタル)と言います。
おかしいですね。ゴミについては会計検査院の指摘もありましたし、その後業者の証言もありました。
これでは、検察も政権を忖度して不起訴にしたと言わざるを得ないですね。
新聞の投書欄には「不起訴とは何を信じればいい」という怒りの声や、川柳欄でも痛烈な批判がなされていました。検察の良識と正義は無くなってしまったということや、巨悪は眠るというけれども、一緒に検察も眠ってしまったという皮肉でした。そのご褒美は栄転?ということまで描いています。その通りだと思います。
実は、大阪地検も「改ざん・隠ぺい」の過去!
そこで、こんな納得のできない「不起訴」判断をした大阪地検を確認すると、やはりそうでした。
大阪地検も「改ざんや文書隠蔽」をして、処分者を出していました。話題になったあの「厚生労働省」村木厚子局長の不当逮捕事件で、無罪と分かっていて160日以上拘束して、事件をでっち上げるために証拠のフロッピーを改ざんしたり、消したりした事件で、関わった特捜部長副部長や多くの検事が逮捕、懲役などの有罪が確定した事件です。
2009年発覚して2013年刑が確定して、当時こんな「特捜部不要」という意見も出るほどでした。地検にはその時の弱みがあったのでしょうか。あるいはまた、「改ざんや隠ぺい」については、免疫?ができていてこの程度は許容の範囲という組織的な体質がまだ残っているということだったのでしょうか。
今回の「不起訴」の異常さについては、記者会見でわざわざ説明するということに加えて、日刊ゲンダイによると、2009年の事件で逮捕、起訴された前田恒彦元検事さえも「立件見送り方針」の記事に驚き、証拠隠滅罪などに当たると思うと言っているほどだと言います。
この同じ大阪地検が今度は神戸製鋼の「データ文書改ざん事件」については家宅捜査すると伝えられています。政権とは直接関係ない民間には家宅捜査をやり、政権が絡む事件には忖度してこのように「不起訴」では、まさに巨悪とともに眠る地検と言われても仕方がないですね。
そういえば、あの籠池夫妻を長期にわたって勾留していたのも同地検ですが、何か不自然なものを感じますね。
まさに、してやったりと思っているのは政権のみでしょう。われわれ普通の国民にはとても納得できませんね。これが権力でしょう。こんな首相と政党を選んだ結果がこれなのですね。民主主義によって選ばれた首相が多くの国民の疑惑に答えずに逃げ回り、官僚や検察にまで忖度させている姿をどう思いますか。検察審査会がさしあたり望みでしょうか?
前者の方は、各紙などから早くから大阪地検は不起訴にするつもりのようだという情報を得ていたのでしょう。日刊ゲンダイなどでは、4月16日には、それを予測して「特捜部不要論」の再燃かと伝えたり、17日には小林節慶大教授の「背任」以外の何ものでもないという見解を伝えたりしていました
後者の方は私もそうですが、だれの目でも起訴相当と思っていたからでしょう。今までの国会論議や新聞報道で、昭恵夫人の関与に伴う佐川氏のウソ証言に合わせ「関与」を消すための改ざんをしたと思っていたはずです。
報道によると、改ざんについて、「山本真千子・特捜部長は会見で『文書の効用を失ったとは言えず、うその文書を作ったとは認められない』などと述べ、起訴を見送った理由を説明した。文書から削られた記述は一部分で、契約金額や日付など根幹部分は失われていないと判断したとみられる。」(朝日デジタル)と言います。
また、8億円の値引きの根拠が崩れて国有財産を不当に売却した事が明らかだと思っていた方がほとんどだったと思います。しかしこれについても山本真千子・特捜部長は「ごみの撤去費について『不適正との認定は困難』と述べた。」(朝日デジタル)と言います。
おかしいですね。ゴミについては会計検査院の指摘もありましたし、その後業者の証言もありました。
これでは、検察も政権を忖度して不起訴にしたと言わざるを得ないですね。
新聞の投書欄には「不起訴とは何を信じればいい」という怒りの声や、川柳欄でも痛烈な批判がなされていました。検察の良識と正義は無くなってしまったということや、巨悪は眠るというけれども、一緒に検察も眠ってしまったという皮肉でした。そのご褒美は栄転?ということまで描いています。その通りだと思います。
実は、大阪地検も「改ざん・隠ぺい」の過去!
そこで、こんな納得のできない「不起訴」判断をした大阪地検を確認すると、やはりそうでした。
大阪地検も「改ざんや文書隠蔽」をして、処分者を出していました。話題になったあの「厚生労働省」村木厚子局長の不当逮捕事件で、無罪と分かっていて160日以上拘束して、事件をでっち上げるために証拠のフロッピーを改ざんしたり、消したりした事件で、関わった特捜部長副部長や多くの検事が逮捕、懲役などの有罪が確定した事件です。
2009年発覚して2013年刑が確定して、当時こんな「特捜部不要」という意見も出るほどでした。地検にはその時の弱みがあったのでしょうか。あるいはまた、「改ざんや隠ぺい」については、免疫?ができていてこの程度は許容の範囲という組織的な体質がまだ残っているということだったのでしょうか。
今回の「不起訴」の異常さについては、記者会見でわざわざ説明するということに加えて、日刊ゲンダイによると、2009年の事件で逮捕、起訴された前田恒彦元検事さえも「立件見送り方針」の記事に驚き、証拠隠滅罪などに当たると思うと言っているほどだと言います。
この同じ大阪地検が今度は神戸製鋼の「データ文書改ざん事件」については家宅捜査すると伝えられています。政権とは直接関係ない民間には家宅捜査をやり、政権が絡む事件には忖度してこのように「不起訴」では、まさに巨悪とともに眠る地検と言われても仕方がないですね。
そういえば、あの籠池夫妻を長期にわたって勾留していたのも同地検ですが、何か不自然なものを感じますね。
まさに、してやったりと思っているのは政権のみでしょう。われわれ普通の国民にはとても納得できませんね。これが権力でしょう。こんな首相と政党を選んだ結果がこれなのですね。民主主義によって選ばれた首相が多くの国民の疑惑に答えずに逃げ回り、官僚や検察にまで忖度させている姿をどう思いますか。検察審査会がさしあたり望みでしょうか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます