世界の先進国でも、異常なほど遅れている日本のワクチン接種ですが、他国からも混迷している日本のワクチン接種がオリンピックがらみで言われています。実態は?
連日のコロナ報道ですが、新型コロナが変異して感染力が速いというだけに、これでいいのかと疑問だらけです。八王子などで高齢者の接種が始まったと、TVでは大々的に報道しました。
これは、国民に誤った状況を伝えることになるのではと思いました。ワクチン接種の順番は医療関係者から始めるというのが世界の常識で、菅政権もそのように言っていました。
ところが、医療関係者がまだ終わっていないのにもう高齢者接種を始めました。TV報道では、あの大々的な報道ですから、いかにも全国一斉に始まったかのような気になってしまいます。
実態は?八王子には16万人のワクチン対象の高齢者がいるそうですが、接種したのは1900人ほど。1パーセントちょっとで、後は見通し不明です。また、これのひどいのは、早い者勝ちということだったことで90分ほどで申し込み終了という事態でした。命にかかわることを競争させるという非情なことを平気でやる感覚もおかしいですね。
ワクチン対象の医療関係者は400数万人いる中、100万人ほどしか終わっていない状況と言います。現に、報道された八王子の高齢者への接種では、医師会の会長自身がまだ接種していないと話しました。そのためにこの人は、「感染の恐れをもちながら接種している、自分が感染していたら高齢者にうつす心配もある」ということを言っていました。
以上のような問題が多いのに、TVではなんとこれらの問題点より、政権の遅れを隠し「ワクチン接種が始まった!」ということを大々的に宣伝することになっています。
ワクチンの確保が確かなのかという疑問です。それから、始めの通り医療関係者から接種する方針に戻すことですね。NHKはじめ、TVは政府の宣伝報道ではなく、問題点を検証して報道してほしいですね。ワクチンまで政権浮遊の道具にしないでほしいものです。
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