反対の声を無視して、税金を海に投げ捨てる！：辺野古基地建設泥沼へ

　沖縄県民が二回にわたる知事選挙でも、県民投票でも圧倒的な数で反対している辺野古基地建設。もし日本が民主主義国家ならば、これらの民意を受け止めて埋め立てをいったん中止して善後策を再度話し合うでしょう。

　しかし、「丁寧に説明していく」「沖縄の民意に寄り添っていく」と口にする安倍政権は、知事がいったん中止で話し合いを首相と話し合った直後、もう新たな埋め立てを開始しました。驚くべき感覚です。

　なぜこんなことが平気でできるのでしょうか。沖縄県以外でも多くの国民は安倍政権のこのやりに方は反対です。
　首都東京から遠いので多くの国民はなかなか我がこととして捉えることが難しいことをいいことにやりたい放題です。自分の近くの海が山がこのようにされて新たな基地ができたらと考えると許せないですね。

　しかも理不尽なやり方で一方的に普天間基地のなる土地を米軍に取り上げられ70年たっても未だ返されずに騒音や危険な目に遭っているのを、解消すると言ってさらに新たな基地をつくる、反対ならば返されないと。

　その米軍のための基地を、軟弱地盤と分かって、７万本もの杭を打っても、技術的に無理かもしれないというのに、強行するという異常さ。
　更にいつまでで完成かわからない、どれだけの金がかかるかわからない、はっきり言うわけにいかないと答弁しています。いったん走り出したら止まらないおそろしさです。

　「天声人語」では高速増殖炉「もんじゅ」の一兆円かかって廃炉というおぞましい結果を例にしています。戦争を始める時にも、明らかに日本の勝ち目がないとわかっていても精神論で突き進みました。
　今回のはアメリカのための基地を土砂に姿を変えた税金を投げ込んでいる姿を見せつけているのです。右も左も関係なく、そんな「あほ」なことを許していいのかということだと思います。
　一方では健康保険などの財政難で消費税を上げると！

　岩谷防衛大臣が「沖縄には沖縄の民主主義があり、国には国の民主主義がある」と迷言を記者会見で言ったそうです。こんなあほな行為が国の民主主義とでもいうのでしょうか。一度権力を集中させるとこんな理不尽なことを堂々と言ったりしたりするのですね。