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改元問題や天皇の代替わりを政治利用しないように願いたい!

2019年03月29日 | 政治・社会
 いよいよ改元だと、熱心な報道をする半面、それでなにが変わるの?と言う一般の市民とで大きな温度差があるようです。それでも、いざ年号が平成から○○に変わるとなると関心を持たざるを得ません。特に、今回は天皇が存命のうちにかわるので尚更でしょうか。

 元号で時代を表すと言っても一世一元になったのは明治になってからで歴史も浅いのですが、歴史上の出来事を表すのに使われてきたので便利なこともありますね。
 しかし、例えば昭和の時代は懐かしいと言う場合があります。その頃に流行った歌とか電気器具とかで表して思い出を語る場合があります。その場合には、ほぼ戦後の昭和時代ですね。大日本帝国憲法下での昭和時代は国民は臣民ですし、戦争に次ぐ戦争の時代です。それを戦後の国民主権の昭和時代と同じ昭和時代と言っては不都合です。
 このように元号をひとくくりにしてその時代をうんぬんするのはかなりの無理があります。

 しかし現天皇が「平和の続いた平成時代」といわれたことは本当に感慨ぶかいことだと思います。それは、「平和」という面でみれば平成の31年間が確かにそうでしたから。

 所で、改元はどんな時にするものなのか、元号は誰のものなのか、改元は誰が決めるものなのか、元号は必要なものか、官庁などで強制的に使うのはどうなのか、西暦に直すのにいろいろ不都合だなどという意見もありますが、ここでは論じません。

 ここでは、改元を政治利用しないで!ということです。
 特に今の安倍政権が今までの政権と違って、特殊性があると思うので危惧されます。その特殊性とは、従来の保守政権でも違憲とされてきた「集団的自衛権行使容認」などを、内閣法制局長官をすげ替えてまで合憲と強弁し、共謀罪、特定秘密保護法など違憲と言われることでも強行採決するなど、従来の保守政権とは違う立憲主義、民主主義とはかけ離れた政権であると思うからです。
 
 その首相が改元に当たって従来と違って事前に天皇や皇太子に接触しましたが、それだけではなく地方選のさなかで参議院選を前に、これ幸いと政治利用のパフォーマンスをするのではないかと。

 過日の井戸端会議では、「今度はもしかしたら安倍首相が自分で発表するんではないかな。」「そうだね、なにしろオリンピック招致だって『福島原発の事故はアンダーコントロール』などと大ウソを言ってまであんなパフォーマンスしたんだから。」などと言う会話がありました。
 政権は「沖縄に寄り添う」などと言いながら民意は無視の姿勢なのだから何でも利用するのではという思いが杞憂でなければと思います。
 
 4月1日新元号発表、5月1日施行となるようですが、新しい元号と、新天皇のスタートを政権の思惑で汚さないでほしいと思うのは多くの人の願いではないでしょうか。 



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