今、参議院選挙がおえて、政党助成金めあての政治家たちの「数あわせと変節」を目の当たりにしています。このように政党助成金という税金が使われるのです。
政党助成金がめあて?
「NHKをぶっつぶす」と声高に政見放送をしていた「NHKから国民を守る党」が、選挙区で約3パーセント(2パーセント以上の条件を越した)を得、当選者を一名出して政党になりました。政党助成金をもらうことができるようになりました。
テレビ朝日の過日の報道では、まずは一人当たり780万円の事務費にくわえ5900万円の政党助成金。さらに一人増えるごとに2430万円がプラスされることになるといいます。まさに、数が金を生み出す政党助成金の仕組みです。
数さえ増えれば政策など関係ない?
「数」と「政党助成金」めあてでしょうか、「NHKをぶっつぶす」という一つの政策のみであった同党の立花代表は、当選後すぐに政策に関係なく一緒にやりたい議員に働き掛けていくとして10名の名まえを挙げました。丸山、石崎、渡辺、細野氏などいずれもパワハラや戦争発言など「わけあり」といわれる議員とほうどうされています。
それに応じて、あの「戦争をしてでも北方領土を」との発言で維新の党をやめさせられた丸山穂高議員が入党しました。また、維新の会から除名されていた渡辺喜実氏がうごき、「みんなの党」として会派結成となりました。代表は渡辺氏がなるそうです。その渡辺氏はなんと「NHKを云々」については関心がないと言いました。
「NHKをぶっつぶす」のみを政策にして訴えて当選したのに、このような人を代表にすえて数合わせに狂奔する姿はあきれます。投票した多くの人々はどう思っているのでしょうか。
しかもこの政党は早速、憲法改正にも前のめりで、改正のキャステングボートをにぎりたい等とまで言い始めした。「NHKをぶっ潰す」との一つの政策に賛同した人は、改憲まで望んでいたのでしょうか。
確かに自公政権の強権的な内閣や国会運営をみていると、「政治は数だ」と思わせられます。民主主義とは数なのか?とも。しかし、この党の動きを見ていると国民としては暗澹たる思いにかられますね。
「○○をぶっつぶす」には危険な前例がある!
私は金目当てのこのような動きとともに、それにすぐのってしまう人の多いことにも驚きます。目新しいことには興味がひきつけられるとはいっても、この「NHKをぶっつぶす」には過去の苦い思いがあったことを思い出しませんか?そうです。まったく同じフレーズがあったではないでしょうか。小泉首相の自民党が大勝した時の選挙でいわれた「自民党をぶっ潰す」です。
このときには郵便局が民営化すれば社会が変わると一つの政策が声高に叫ばれ「郵政選挙」と言われました。
その時、それに反対する勢力は抵抗勢力として排斥する手法がとられ、それを象徴する「自民党をぶっ潰す」という言葉がスローガンとして叫ばれ続けました。その結果、この言葉に酔った?人々が大勢出て、肝心の自民党の圧勝となったのでした。
その後の小泉政権はどうでしょうか?
竹中平蔵金融担当大臣などが中心になり、労働者派遣法の改正などにより非正規労働者を大量に生み出す「規制緩和」を実施し、今日の若者の貧困や国民保険問題などを生み出したのではないでしょうか。
また、郵政が民営化されればすべてが良くなるかの幻想をまき散らし今、その民営化によって、国民は多くの損失をこうむるという犠牲者がでるなどの問題も発生しています。
そのうえアメリカが起こしたイラク戦争に即座に賛成し支援したり、原発の推進などをしてきましたね。これらは国民には、「郵政民営化」を政策として示し、敵味方を作る手法で、同じ自民党でも反対者には公認しないとか対抗馬をぶっつけるという小選挙区制を最大限に利用した「小泉劇場」という旋風を巻き起こしての大勝でした。
ワンフレーズ選挙は国民を同一価値へ誘導する!
「ワンフレーズ」や「ワンイシュー(一つの政策)」という白黒をつけるやり方は、独裁者が使う手法と言われ、国民を総動員することによく使われてきた手法ではないでしょうか。いわく「鬼畜米英」「我々が貧しいのは○○のせいである」「すべての原因は○○にある」などの白か黒かの言葉は、簡単明瞭のようで実は思考を奪い、感情を一体化させ、ある目的に持って行く時の常套手段と言えるのではないでしょうか。
「NHKをぶっ潰す」と言った党の言動を見ていきたいものです。
政党助成金がめあて?
「NHKをぶっつぶす」と声高に政見放送をしていた「NHKから国民を守る党」が、選挙区で約3パーセント(2パーセント以上の条件を越した)を得、当選者を一名出して政党になりました。政党助成金をもらうことができるようになりました。
テレビ朝日の過日の報道では、まずは一人当たり780万円の事務費にくわえ5900万円の政党助成金。さらに一人増えるごとに2430万円がプラスされることになるといいます。まさに、数が金を生み出す政党助成金の仕組みです。
数さえ増えれば政策など関係ない?
「数」と「政党助成金」めあてでしょうか、「NHKをぶっつぶす」という一つの政策のみであった同党の立花代表は、当選後すぐに政策に関係なく一緒にやりたい議員に働き掛けていくとして10名の名まえを挙げました。丸山、石崎、渡辺、細野氏などいずれもパワハラや戦争発言など「わけあり」といわれる議員とほうどうされています。
それに応じて、あの「戦争をしてでも北方領土を」との発言で維新の党をやめさせられた丸山穂高議員が入党しました。また、維新の会から除名されていた渡辺喜実氏がうごき、「みんなの党」として会派結成となりました。代表は渡辺氏がなるそうです。その渡辺氏はなんと「NHKを云々」については関心がないと言いました。
「NHKをぶっつぶす」のみを政策にして訴えて当選したのに、このような人を代表にすえて数合わせに狂奔する姿はあきれます。投票した多くの人々はどう思っているのでしょうか。
しかもこの政党は早速、憲法改正にも前のめりで、改正のキャステングボートをにぎりたい等とまで言い始めした。「NHKをぶっ潰す」との一つの政策に賛同した人は、改憲まで望んでいたのでしょうか。
確かに自公政権の強権的な内閣や国会運営をみていると、「政治は数だ」と思わせられます。民主主義とは数なのか?とも。しかし、この党の動きを見ていると国民としては暗澹たる思いにかられますね。
「○○をぶっつぶす」には危険な前例がある!
私は金目当てのこのような動きとともに、それにすぐのってしまう人の多いことにも驚きます。目新しいことには興味がひきつけられるとはいっても、この「NHKをぶっつぶす」には過去の苦い思いがあったことを思い出しませんか?そうです。まったく同じフレーズがあったではないでしょうか。小泉首相の自民党が大勝した時の選挙でいわれた「自民党をぶっ潰す」です。
このときには郵便局が民営化すれば社会が変わると一つの政策が声高に叫ばれ「郵政選挙」と言われました。
その時、それに反対する勢力は抵抗勢力として排斥する手法がとられ、それを象徴する「自民党をぶっ潰す」という言葉がスローガンとして叫ばれ続けました。その結果、この言葉に酔った?人々が大勢出て、肝心の自民党の圧勝となったのでした。
その後の小泉政権はどうでしょうか?
竹中平蔵金融担当大臣などが中心になり、労働者派遣法の改正などにより非正規労働者を大量に生み出す「規制緩和」を実施し、今日の若者の貧困や国民保険問題などを生み出したのではないでしょうか。
また、郵政が民営化されればすべてが良くなるかの幻想をまき散らし今、その民営化によって、国民は多くの損失をこうむるという犠牲者がでるなどの問題も発生しています。
そのうえアメリカが起こしたイラク戦争に即座に賛成し支援したり、原発の推進などをしてきましたね。これらは国民には、「郵政民営化」を政策として示し、敵味方を作る手法で、同じ自民党でも反対者には公認しないとか対抗馬をぶっつけるという小選挙区制を最大限に利用した「小泉劇場」という旋風を巻き起こしての大勝でした。
ワンフレーズ選挙は国民を同一価値へ誘導する!
「ワンフレーズ」や「ワンイシュー(一つの政策)」という白黒をつけるやり方は、独裁者が使う手法と言われ、国民を総動員することによく使われてきた手法ではないでしょうか。いわく「鬼畜米英」「我々が貧しいのは○○のせいである」「すべての原因は○○にある」などの白か黒かの言葉は、簡単明瞭のようで実は思考を奪い、感情を一体化させ、ある目的に持って行く時の常套手段と言えるのではないでしょうか。
「NHKをぶっ潰す」と言った党の言動を見ていきたいものです。
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