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孫崎氏の「日本外交と政治の正体」からー小池劇場の舞台裏は?

2017年10月01日 | 政治・社会
 9月29日の日刊ゲンダイで孫崎氏(元外務省情報局長)が「日本外交と政治の正体」という記事を連載していましたが、そのなかで「極端な右派色強める『小池新党』」というタイトルで書いている内容に驚きました。その概要は次のようなものでした。

①安倍首相の解散発言にぶつけるような新党結成の発言で、何を目指しているのか不明。
 そもそも都議選で躍進した「都民ファースト」は未だにその姿が不透明である。豊洲移転に反対と言っていたのに移転する。代表も小池氏⇒野田 数氏⇒荒木千陽氏(多くの都民は知らない人?)となぜか代わっている。

②「日本のこころ」の中山恭子しと中山成彬氏が参加したこと。この政党は自民党よりも極右。

③民進党の松原仁もと国家公安委員長も参加。彼は憲法9条の改正に賛成、特定秘密保護法も必要、首相の靖国参拝も賛成という立場。

④すでに参加している民進党の長島昭久衆議院議員は、米国の軍事的タカ派グループの「ネオコン」が最も信頼する日本の政治家の一人。

以上のようなことを上げて、次のように指摘します。

小池新党の正体は、
①国内的には「強い右翼思想」

②対外的には「米国の軍産複合体」との強い結びつきを志向
と言います。
「安易に支持すれば、とんでもないことになる。」と警告していました。

 そういえば、小池氏自身が、すでに改憲論者ですし、長島氏などと同じく日本会議のメンバーで当然安保法制に賛成でしたね。また、希望の党への民進党議員への踏み絵をするのはこの、憲法と安保法制といっていますね。

 やはり、今度の唐突に見える民進党解体と希望の党の立ち上げには、支配層とアメリカの意思がどこかで働いているのでしょうね。
そうだとすると、私たちにとって何とか安倍一強を倒したいという願いで希望の党へ一票を入れても、安倍首相に代わる憲法九条を変え、安保法制のますますの推進になる政権を選ぶことになります。まさに「前門のトラ、後門のオオカミ」です。

 憲法を守り、安保法制に反対し、立憲主義に立ち返る野党の共闘が早く出来上がるといいのですが・・・。今、社民党共産党の間ですでにいくつかの選挙区で共闘が進んでいるようですが、さらに希望の党に行かない人や無所属の人が大勢参加する文字通り市民と野党の共闘が望まれますね。


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