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首相や稲田大臣は文民統制をも危うくしている!

2017年07月22日 | 政治・社会
稲田防衛大臣のたび重なる暴言や虚偽発言が問題になっている折、TVでは、かつてご自分が野党時代に民主党の防衛大臣を厳しく追及した様子が話題になっています。
一川防衛大臣が「安全保障の素人」などと発言した問題を巡っての稲田氏の発言は次のようでした。

①「部下に厳しくて自分に甘い!決して責任を取らない!不用意な発言が多すぎる。議員辞職されることを勧告します。」などと厳しい言葉を
投げ掛けていました。

②「防衛大臣、あなたは自分の役割を分かっているんですか?あなたの役目は国を守ることであって、あなたの身の保身を守ることではありませ
んよ!いい加減にしてください」と怒りを込めて話しています。

正に今の稲田防衛大臣にふさわしい言葉です。
しかし、稲田氏と安倍首相の責任はもっと大きいものがあると思います。

それは、
①日報問題をめぐって陸上自衛隊と対立していることに関わり、文民統制のタガがはずれ始めているのではないかという事です。安倍政権にな り、文民統制の上で必要な仕組みを一部変更して制服組が私服組より優位に立つような改悪をしたうえ今度の問題です。

本来ならば、大臣に従わなければならないはずが対立です。大臣自身がウソをつき、首相がそれを容認してきた結果生じた問題です。これが将来、戦前のようにあるいは軍事国家のように自衛隊が文民統制を離れて暴走するきっかけになりはしないかということです。自衛隊を自由に操っているつもりがいつの間にか操られるようになってしまうということが起こりうるということです。安倍政権がやろうとしている九条に第三項を加えることで海外派兵を可能にし、戦争放棄を無効にする憲法改悪の策動がある現在、杞憂とは言えないような気がします。

②今の事態を招いたのは、安倍政権が安保法の実施の実績をつくるという野望のもとに無理矢理に南スーダンへ陸上自衛隊を派遣したことが一番の問題だと思います。そのうえ、日報には戦闘があったと記述があるのに隠したり、衝突と答弁したりしたのでした。これは隊員の安全よりも首相の野望を優先して安全という宣伝に都合よく使ったものでした。隊員や家族が怒るのは当然です。

一政治家や一政党の野望のために、憲法があるのにそれを無視してまで、戦争を起こせるようにしたり、人命を犠牲にしてまで海外派遣したりするという大変な事態にあるのだということではないでしょうか。稲田防衛大臣個人の資質の問題に終わってはならないと思います。


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