数日前のことです。運動の合間に次のような会話が・・・。
Tさん:「今度銃剣道が中学校の指導要領に加えられたんだって」
私:「え?ジュウケンドウって柔剣道のことでしょう?柔道や剣道は10年ぐらい前から入ってるんじゃない?」
Tさん:「その柔剣道ではなかったよ。」
私:「銃剣道ってあの銃剣のことでしょう?戦前日本軍がやっていた殺傷のための武器でしょう?それがどうして学校に?」
Tさん:「ひどいでしょう。確か銃剣道といっていたが・・・。」
ということで、せっかく銃剣道のことを伝えてくれたのに、あり得ないこととして話が終わってしまっていました。その後、新聞を読んだら、銃剣道のことでした。話してくれたTさんには申し訳なかったと思っています。
考えられないことだったので、本当に驚きです。戦前回帰を志向するかのごとき安倍政権下では、まさに何でもありになって来ました。過日の教育勅語の閣議決定やら、道徳の教科化とその教科書検定など、第一次安倍政権下での「教育基本法」の改悪いらい、教育の面からの国家主義の推進には驚くべきものがあります。
さて、銃剣道ですが、やはりおかしいですね。本来、人を殺傷するための武器とその訓練がなぜ中学校の体育に組み込まれるのでしょうか。自衛隊でやられているとか、銃剣道連盟があって大会もあるスポーツだと言います。しかし、本来の目的を考えればそれが中学生にふさわしいのでしょうか。これでは、オリンピック種目のライフルや銃による射撃も可能になってしまうでしょう。
これは、単にスポーツの一種が加えられたということではなく、軍事に重きを置く政権の上記の教育勅語復活の動きと同一線上の教育政策と思われます。剣の先にわざわざ銃をつけての銃剣の訓練が学校に導入されることにより、かつての竹槍のごとく、一般国民にまで押し付けられて相手国の人を殺すことが当然となった時代への復帰の一つになってしまうことをおそれます。
次には、このようなことを指導できる教員は一般にはほとんどいないでしょうから、銃剣道が多く行われている自衛隊やそのOBなどが学校教育に関わるようなことが日常的になるではないでしょうか。それこそがねらいであったら、またこれもかつての軍事教練のごときに・・・・。何しろ、軟弱者は自衛隊で鍛えてという風潮もあるのですから。
杞憂でしょうか。中学生に軍事的に相手を殺傷するものであるものをスポーツの名のもとに押し付けないでもらいたい。Tさんの銃剣道への危惧に触発されての一文でした。
Tさん:「今度銃剣道が中学校の指導要領に加えられたんだって」
私:「え?ジュウケンドウって柔剣道のことでしょう?柔道や剣道は10年ぐらい前から入ってるんじゃない?」
Tさん:「その柔剣道ではなかったよ。」
私:「銃剣道ってあの銃剣のことでしょう?戦前日本軍がやっていた殺傷のための武器でしょう?それがどうして学校に?」
Tさん:「ひどいでしょう。確か銃剣道といっていたが・・・。」
ということで、せっかく銃剣道のことを伝えてくれたのに、あり得ないこととして話が終わってしまっていました。その後、新聞を読んだら、銃剣道のことでした。話してくれたTさんには申し訳なかったと思っています。
考えられないことだったので、本当に驚きです。戦前回帰を志向するかのごとき安倍政権下では、まさに何でもありになって来ました。過日の教育勅語の閣議決定やら、道徳の教科化とその教科書検定など、第一次安倍政権下での「教育基本法」の改悪いらい、教育の面からの国家主義の推進には驚くべきものがあります。
さて、銃剣道ですが、やはりおかしいですね。本来、人を殺傷するための武器とその訓練がなぜ中学校の体育に組み込まれるのでしょうか。自衛隊でやられているとか、銃剣道連盟があって大会もあるスポーツだと言います。しかし、本来の目的を考えればそれが中学生にふさわしいのでしょうか。これでは、オリンピック種目のライフルや銃による射撃も可能になってしまうでしょう。
これは、単にスポーツの一種が加えられたということではなく、軍事に重きを置く政権の上記の教育勅語復活の動きと同一線上の教育政策と思われます。剣の先にわざわざ銃をつけての銃剣の訓練が学校に導入されることにより、かつての竹槍のごとく、一般国民にまで押し付けられて相手国の人を殺すことが当然となった時代への復帰の一つになってしまうことをおそれます。
次には、このようなことを指導できる教員は一般にはほとんどいないでしょうから、銃剣道が多く行われている自衛隊やそのOBなどが学校教育に関わるようなことが日常的になるではないでしょうか。それこそがねらいであったら、またこれもかつての軍事教練のごときに・・・・。何しろ、軟弱者は自衛隊で鍛えてという風潮もあるのですから。
杞憂でしょうか。中学生に軍事的に相手を殺傷するものであるものをスポーツの名のもとに押し付けないでもらいたい。Tさんの銃剣道への危惧に触発されての一文でした。