皆さんは、思いやり予算て、だれにあげるものだと思いますか。過日、友人が近くに住んでいる主婦に聞いたそうです。その答えが、生活困窮者への思いやり?違うとすれば、お年寄りへの思いやり?というものだったと話してくれました。自分も知らなかったけど、ほとんどの日本人はその実態はわからないんだろうねとも。私も2年前に「ザ・思いやり」と言う映画を見るまでは詳しくは知りませんでした。答えは在日米軍駐留経費のことで「思いやり予算」として国会でも取り上げられました。
またその額はどれぐらいだと思いますか。なんと、一年間で1893億円にも上るんです!2016年から2020年度までの5年間では9465億円。前回より133億円も増加しているのです。
過日大和市で映画「ザ・思いやり」パート2を観ました。主演・監督は在日アメリカ人のリラン・バクレーさん。前作では思いやり予算の実態を告発したものでした。その概要は本ブログでも2016年1月19日に書きました。その一部は次のようです。(***の部分)
***世界70か国ほどに、800ヵ所あまりの米軍基地。そのうち日本には100か所以上。日本には4万人ほど、韓国3万人ほど、ドイツ5万人ほど。
始まりは、1978年金丸信防衛庁長官の時「思いやりというものがあってもいい」と発言し負担した62億円から始まった。このお金は、豪華米軍住宅、学校、教会、ゴルフ場、銀行、ファーストフード店など、米軍が快適に暮らせるように使われており、もちろんそれは国民の税金。神奈川県の神武寺駅には、米軍家族だけが近道できるようにと、なんと米軍専用の改札口まで「思いやり予算」で作られている。
米軍の世界戦略での駐留であり、日本を守っているものではありません。米軍は「自由に使える基地を提供してもらっている」という認識。日本人は「守ってもらっている」という勘違いしている。
同じ駐留をさせている国でも、こんな屈辱的なことはやっていない。米軍の高官も「満足の意」を表明してくれており、米軍にとって日本はパラダイス。
ところが、こんな日本人が知らない実態をドキュメンタリー映画にしてしまったアメリカ人がいます!神奈川に住んでいる、バークレー氏です。映画のタイトルは、『ザ・思いやり』。
この映画を見たフランス人は、「そこまで思いやるならフォアグラを食わせればいい」と皮肉ったそうです。何か、滑稽で、悲しくて、恐ろしいことと思いませんか。***(以上が前のブログの概要)
今回のパート2では、希望と行動編として、平和のために活動している人々の様子が描かれています。ベトナム戦争時に相模原補給廠の戦車をストップさせた闘いや沖縄の基地撤去をねがって運動する女性など。それと同時に、自主的に?はじまった思いやり予算がふくれあがっている事や、その税の使われ方などが日本人への思いやりと比較して描かれていました。
東日本大震災の被災者のための仮設住宅に支出できる費用が1戸当たり253万円とされています。米軍住宅1戸あたりは何円と思いますか?5000万円を超えているのです。一桁間違っているのではと思うほどですね。2万人もいる福利厚生関係の職員の負担、毎年200億円にもなる住宅整備費など、至れり尽くせりとはこのことです。
このほか、「国会前野外上映会」や「米軍が貧しいなら思いやりクリスマス募金を」と、「思いやり予算」を風刺する奇抜な映像もあり、パート1と同じように、笑いの中にシリアスなことに気付かされる映画でした。
日本を取り戻すとか、戦後レジュームからの脱却とよく言う首相ですが、このようなことを知るとなんと白々しいではありませんか。日本を取り戻すとか脱却ではなく、戦後レジュームの最も悪いアメリカの言うがままに「自主的」にますます従属していっているではないでしょうか。突如芭蕉の句「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」を思い出しました。シリアスながら楽しかった映画ではありましたが・・・・。勤労感謝の日
またその額はどれぐらいだと思いますか。なんと、一年間で1893億円にも上るんです!2016年から2020年度までの5年間では9465億円。前回より133億円も増加しているのです。
過日大和市で映画「ザ・思いやり」パート2を観ました。主演・監督は在日アメリカ人のリラン・バクレーさん。前作では思いやり予算の実態を告発したものでした。その概要は本ブログでも2016年1月19日に書きました。その一部は次のようです。(***の部分)
***世界70か国ほどに、800ヵ所あまりの米軍基地。そのうち日本には100か所以上。日本には4万人ほど、韓国3万人ほど、ドイツ5万人ほど。
始まりは、1978年金丸信防衛庁長官の時「思いやりというものがあってもいい」と発言し負担した62億円から始まった。このお金は、豪華米軍住宅、学校、教会、ゴルフ場、銀行、ファーストフード店など、米軍が快適に暮らせるように使われており、もちろんそれは国民の税金。神奈川県の神武寺駅には、米軍家族だけが近道できるようにと、なんと米軍専用の改札口まで「思いやり予算」で作られている。
米軍の世界戦略での駐留であり、日本を守っているものではありません。米軍は「自由に使える基地を提供してもらっている」という認識。日本人は「守ってもらっている」という勘違いしている。
同じ駐留をさせている国でも、こんな屈辱的なことはやっていない。米軍の高官も「満足の意」を表明してくれており、米軍にとって日本はパラダイス。
ところが、こんな日本人が知らない実態をドキュメンタリー映画にしてしまったアメリカ人がいます!神奈川に住んでいる、バークレー氏です。映画のタイトルは、『ザ・思いやり』。
この映画を見たフランス人は、「そこまで思いやるならフォアグラを食わせればいい」と皮肉ったそうです。何か、滑稽で、悲しくて、恐ろしいことと思いませんか。***(以上が前のブログの概要)
今回のパート2では、希望と行動編として、平和のために活動している人々の様子が描かれています。ベトナム戦争時に相模原補給廠の戦車をストップさせた闘いや沖縄の基地撤去をねがって運動する女性など。それと同時に、自主的に?はじまった思いやり予算がふくれあがっている事や、その税の使われ方などが日本人への思いやりと比較して描かれていました。
東日本大震災の被災者のための仮設住宅に支出できる費用が1戸当たり253万円とされています。米軍住宅1戸あたりは何円と思いますか?5000万円を超えているのです。一桁間違っているのではと思うほどですね。2万人もいる福利厚生関係の職員の負担、毎年200億円にもなる住宅整備費など、至れり尽くせりとはこのことです。
このほか、「国会前野外上映会」や「米軍が貧しいなら思いやりクリスマス募金を」と、「思いやり予算」を風刺する奇抜な映像もあり、パート1と同じように、笑いの中にシリアスなことに気付かされる映画でした。
日本を取り戻すとか、戦後レジュームからの脱却とよく言う首相ですが、このようなことを知るとなんと白々しいではありませんか。日本を取り戻すとか脱却ではなく、戦後レジュームの最も悪いアメリカの言うがままに「自主的」にますます従属していっているではないでしょうか。突如芭蕉の句「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」を思い出しました。シリアスながら楽しかった映画ではありましたが・・・・。勤労感謝の日