今回の「イスラム国」の無法さには怒りを覚えます。お二人は本当に気の毒だったと思います。
国会での討論などから、経過が明らかになるにつれて、私たちにもイスラム国の残虐さとともに政府・安倍首相の言動の問題点が見えてきました。
①有志連合に入っていた!
二人が拘束されていることが昨年からわかっていたのに、情報収集などの増員など対策が不十分だったこともわかりました。
無法な「イスラム国」に日本人が捕縛されている中で、彼らに敵対している「イスラエル」「エジプト」を訪問し支援を約束したことは適当だったのでしょうか。「イスラム国」の蛮行は許されませんが、彼らが日本が有志連合の一員として、軍事的にも大きな役割を果たしていると思うのは当然です。
実際、多くの国民が知らないうちに、日本は有志連合に入っていました。(昨年湯川さんが拘束された直後という)
②誰が日本人を危険にさらしているのか
首相は「人道支援」を口にしますが、日本から支援された国はその金を軍事に使わないという保証はないこと。
テロに屈しない、報いを受けるべきだと、首相は力づくでも抑えるというイメージを世界に発信しています。首相が口にする「日本人の安全を守り、保護する」ことは、首相自身の報復的な言辞でかえって日本人を危険にさらしています。日本は憲法に沿って、平和的な外交によって解決していくことが国是だったはず。
③「批判は許さない」雰囲気づくりはおかしい
この首相の手法を国会で共産党の小池議員が批判しているのを見ました。すると、首相は「イスラム国」を利すると批判を封じこめる有様で、自分のやり方に異議を唱えるのは許されないというものでした。
国内が同じ意見でなければならないと、まるで、戦前のようにいったん戦うと決めたら反対は許さない、という考えです。戦前と言わず最近のアメリカの例を思い出します。ブッシュ大統領が偽情報をばら撒き、イラク戦争を始める時にも米国民の世論を一本化して反対者は非国民と烙印を押して戦争を継続しました。その結果は、イラクをめちゃくちゃにし、アメリカ兵も大勢亡くなり、世界中をテロと憎悪の連鎖に引きずり込みました。
④アメリカがつくり出してしまった「イスラム国」
この「イスラム国」は、国境のない組織ですが、これもアルカイダなどと同じ、アメリカのイラク戦争や引き続く空爆が生み出したものと分かりました。シリアのアサド政権を打倒すべく、反政府勢力に武器を与え、力を付けてきたために今のような組織ができました。空爆などが憎しみの連鎖をうみだし、世界各国にテロの拡散を招いていると言えます。
⑤事件の悪用は許されない。=日本版CIA、や自衛隊の派兵
安倍首相はこの事件を契機に、自衛隊の海外での救援活動に出動できるようにしたい旨の発言をしました。このような事件を利用してまでも、法律を改正して憲法違反の自衛隊出動を考える首相の「戦争できる国」づくりへの執念には驚くとともに、許してはならないと思いました。
識者は、主権国家が他国の軍隊を自国に受け入れるということはありえないし、あるとすればそれは戦争であると言っています。例えば、日本にいる中国人を助けるためと言って中国軍が日本に送られてくるのを政府は認めるでしょうか。このようにあり得ないことまで活用して、自衛隊の派遣を画策するというのが今の政府なのだと改めて認識しました。
⑥海外での日本人は?
今まで、NGOのボランテイアや自衛隊は中東など紛争のある地に行っていた時には、特に日本人であることをはっきり分かるように服装や印などを工夫していたと言います。各国にアメリカなどとは違う戦争をしない国というイメージがあって、守る力になっていたと言います。
しかし、海外で活動している人は、首相の言動や姿勢によってこれからは、日本人であることを隠すことも必要な場合があるといいます。このような首相や政党を選んだがための危険性を、アメリカのブッシュの始めた戦争とともに考えさせられます。
⑦いろいろな場で意思表示を 居丈高に報復を叫ぶのではなく、今までのように敵を作らない外交政策こそが日本の憲法に即した道ではないでしょうか。かつて安保の時に安倍首相の祖父岸元首相は、デモなどには行かず、声を出さない多くの国民は支持しているといい、安保条約を強行採決しました。今、いろいろな場で声を出さないと手遅れになってしまう気がします。
国会での討論などから、経過が明らかになるにつれて、私たちにもイスラム国の残虐さとともに政府・安倍首相の言動の問題点が見えてきました。
①有志連合に入っていた!
二人が拘束されていることが昨年からわかっていたのに、情報収集などの増員など対策が不十分だったこともわかりました。
無法な「イスラム国」に日本人が捕縛されている中で、彼らに敵対している「イスラエル」「エジプト」を訪問し支援を約束したことは適当だったのでしょうか。「イスラム国」の蛮行は許されませんが、彼らが日本が有志連合の一員として、軍事的にも大きな役割を果たしていると思うのは当然です。
実際、多くの国民が知らないうちに、日本は有志連合に入っていました。(昨年湯川さんが拘束された直後という)
②誰が日本人を危険にさらしているのか
首相は「人道支援」を口にしますが、日本から支援された国はその金を軍事に使わないという保証はないこと。
テロに屈しない、報いを受けるべきだと、首相は力づくでも抑えるというイメージを世界に発信しています。首相が口にする「日本人の安全を守り、保護する」ことは、首相自身の報復的な言辞でかえって日本人を危険にさらしています。日本は憲法に沿って、平和的な外交によって解決していくことが国是だったはず。
③「批判は許さない」雰囲気づくりはおかしい
この首相の手法を国会で共産党の小池議員が批判しているのを見ました。すると、首相は「イスラム国」を利すると批判を封じこめる有様で、自分のやり方に異議を唱えるのは許されないというものでした。
国内が同じ意見でなければならないと、まるで、戦前のようにいったん戦うと決めたら反対は許さない、という考えです。戦前と言わず最近のアメリカの例を思い出します。ブッシュ大統領が偽情報をばら撒き、イラク戦争を始める時にも米国民の世論を一本化して反対者は非国民と烙印を押して戦争を継続しました。その結果は、イラクをめちゃくちゃにし、アメリカ兵も大勢亡くなり、世界中をテロと憎悪の連鎖に引きずり込みました。
④アメリカがつくり出してしまった「イスラム国」
この「イスラム国」は、国境のない組織ですが、これもアルカイダなどと同じ、アメリカのイラク戦争や引き続く空爆が生み出したものと分かりました。シリアのアサド政権を打倒すべく、反政府勢力に武器を与え、力を付けてきたために今のような組織ができました。空爆などが憎しみの連鎖をうみだし、世界各国にテロの拡散を招いていると言えます。
⑤事件の悪用は許されない。=日本版CIA、や自衛隊の派兵
安倍首相はこの事件を契機に、自衛隊の海外での救援活動に出動できるようにしたい旨の発言をしました。このような事件を利用してまでも、法律を改正して憲法違反の自衛隊出動を考える首相の「戦争できる国」づくりへの執念には驚くとともに、許してはならないと思いました。
識者は、主権国家が他国の軍隊を自国に受け入れるということはありえないし、あるとすればそれは戦争であると言っています。例えば、日本にいる中国人を助けるためと言って中国軍が日本に送られてくるのを政府は認めるでしょうか。このようにあり得ないことまで活用して、自衛隊の派遣を画策するというのが今の政府なのだと改めて認識しました。
⑥海外での日本人は?
今まで、NGOのボランテイアや自衛隊は中東など紛争のある地に行っていた時には、特に日本人であることをはっきり分かるように服装や印などを工夫していたと言います。各国にアメリカなどとは違う戦争をしない国というイメージがあって、守る力になっていたと言います。
しかし、海外で活動している人は、首相の言動や姿勢によってこれからは、日本人であることを隠すことも必要な場合があるといいます。このような首相や政党を選んだがための危険性を、アメリカのブッシュの始めた戦争とともに考えさせられます。
⑦いろいろな場で意思表示を 居丈高に報復を叫ぶのではなく、今までのように敵を作らない外交政策こそが日本の憲法に即した道ではないでしょうか。かつて安保の時に安倍首相の祖父岸元首相は、デモなどには行かず、声を出さない多くの国民は支持しているといい、安保条約を強行採決しました。今、いろいろな場で声を出さないと手遅れになってしまう気がします。
この様な政策の何処が平和主義なのでしょうか?
「中国との問題」や「イスラム国」の存在を利用して、軍備増強~戦争参加の国つくりが目的に思える「積極的平和主義」。
首相は黒子がいるのかどうかわかりませんが、実に言葉を巧みに操ります。この積極的平和主義もそうです。日本国民の安全と命をしっかり守るなどよく言います。自らの行為の問題点は指摘されても知らんふりです。お年寄りが幸せに暮らせる社会をつくるのが使命など…。誰が3か月で病院追い出し政策や、医療費負担増で病院にかかれない老人などを作り出しているのだ!と、滑らかに都合の良いことをしゃべる施政方針演説を聞きながら、テレビに向かって言ってしまいました。勇ましい言葉に騙される人が多いのでしょうね。支持率がまた50パーセント言います。