新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

司馬遼太郎さんの長編歴史小説「坂の上の雲」は全く読んでいないけど…「坂の上の雲ミュージアム」に行く…

2024-05-20 06:51:01 | 博物館・美術館

「坂の上の雲ミュージアム」に行く…
司馬遼太郎さんの長編歴史小説「坂の上の雲」という作品は、まったく読んでいないけど…
新聞に掲載されていたらしいけど、それにも一度も目を通したことはなかったけれど…
「坂の上の雲ミュージアム」に行く…

どうして、それなのに行ったかって…
生憎、雨が降っていたのよ…
ここ、雨が降ってもこまらないし…

かつ…建物が…見た目が、三角形で奇抜なのよ…
コンクリートとガラス張りのモダンな建物で、安藤忠雄氏が設計
有名建築家の安藤忠雄氏
たとえば、JRユニバーサルシティ駅とかも安藤忠雄氏の設計なんだな


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ここは、もともと江戸時代に武家屋敷があったらしく…
「番町遺跡」と示す案内看板が…土器が廃棄された土坑もみつかったようで
だって、この場所は松山城の城下町の一角にあたるようだし…
「坂の上の雲ミュージアム」は「番町遺跡」の上に建立されているんですね…
…といっても、そのまんま建てたんじゃなくて、遺跡に配慮して建立したらしい…
だから、こんな三角形の建物になったのかな

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館内は建物の内部は撮影オッケー
ただ、展示品のクローズアップの撮影はNGとのこと

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各階は、緩やかなスロープでつながっていて

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「空中階段」と呼ばれるこの構造

階段を支える柱がないのよ、な、なんと両端のみで支えている…実に珍しい階段


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窓の外には萬翠荘

萬翠荘は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が、別邸として建設したもの

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展示室は、三角形の辺、即ち壁に展示品が飾られていて
三角形の面の部分は吹き抜け

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吹抜フロア

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階下を見下ろして

でも、どんどんと昇っていく構造
壁面の展示物や窓外の萬翠荘を眺めながら「坂の上の雲」に近づいていく…
そんな構造なのかな

「空中階段」の裏側から撮影
支柱がないので、ホント浮かんでいるように見える!


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さて、ここからは撮影可能なコーナー
展示コーナーでは、小説「坂の上の雲」に描かれた明治日本について、分かりやすような展示がずらっと…

戦艦「三笠」の模型

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第3回日露講和会議の写真

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知っている名前もちらほらと…あ、小村寿太郎さん以外知りませんでした

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ロシアサイドは、誰一人として、さっぱり存じ上げてはいませんが

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戦艦「ボロジノ」

新品でも「ボロジノ」
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松山市有形文化財に指定されている近代遺産である釣島灯台の模型
小説「坂の上の雲」の舞台になっているのかな…
そもそも
小説「坂の上の雲」を読んでないから知らんけど

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小学尋常科、高等科修業すごろく

あがりが卒業式
果たして、このすごろくをやってオモシロかったのか…遊んでいた昔の人に訊きたい気分…

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「はがき新聞を作ってみよう」

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はい、作ってみました…
できあがりがこれ!

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これは、ガキが喜ぶに違いない…これは、がきが喜ぶに違いない…
はがき…だけにね…汗


手にとってのぞいてください…
といわれれば、覗きたくなる
これは男の本能のようなもの…


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私がわくわく期待したようなものは、見えませんでした???
せっかく覗いたのに???

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日本馬の高さが体感できるコーナー
馬がひらぺったいのが実に残念
ここは立体にしてもらわないと…笑

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「明治からくり劇場」

チャンスに阪神の4番大山!それ、「からぶり」やないか!
肩が凝ってて凝ってて、それ「かたこり」やないか!!
箪笥の中に…それ「へそくり」やないか!
「からぶり」でも「かたこり」でもなく「へそくり」でもなく「からくり」


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さらに「坂の上の雲」に近づくべく
スロープを上ります

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そこには
「新聞連載の壁」

小説「坂の上の雲」がずらっと

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1296回に渡る新聞連載がずらっと…
もう、この壁には圧倒される!!

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「坂の上の雲」は、1968年から1972年まで産経新聞の夕刊で連載されてたとのこと
中国大陸でロシアのコサック騎兵との死闘をくりひろげた秋山好古…
東郷平八郎の参謀として作戦を立案、海戦ではバルチック艦隊を破った秋山真之…
病床でも俳句を詠み、近代俳諧の基礎を築いた正岡子規
松山出身の秋山好古、秋山真之、正岡子規の三名の視点から、明治日本が日清戦争を経て、祖国の存亡をかけて大国ロシアと戦い、勝利するまでの激動の時代を描いた歴史小説

三六無線電信機をイジルことができました…

三六式(しき)であって三六子規

三十六歳の子規(しき)のことではありませんでした…

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正岡子規パズル
あだ名は「のぼさん」
私は熱めの道後温泉だったけど、湯あたりして「のぼさん」

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「坂の上の雲」のまち松山パズル

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やっぱ、中央にいてる人は正岡子規でしょう
左右に秋山兄弟

そして、「好古、昌之、子規の過ごしたまち」
これ、松山の街が、人が飛び出す絵本になってる!!
どう、ご覧になって…どうご(道後)だけにね

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企画展は「明治日本のリアリズム」

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明治維新から日露戦争に至るまで、近代国家「明治日本」において人々はどのように行動したのか…お札の肖像画として描かれている渋沢栄一の資料や、伊藤博文の書など、日偉人の資料や記録を通して、当時の状況を読み解く企画展…

また、秋山好古の部隊に所属していた永沼挺身隊の記録も全国で初めて展示されていまして



細かい展示資料はおそらく撮影禁止
「開花-新しい時代へ」「風雲-列強のはざまで」「開戦-負けないように」といった3つの構成で資料やパネルが展示されていました

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ガラス越しの「坂の上の雲」まで続いてるんじゃないかと思わせたスロープ

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この
「坂の上の雲ミュージアム」にきたら、おおまかなストーリーが理解できた気がするけど…
ぜひ、この本を読んでみたいと思う…

って、思ったときもこの時だけ
未だに読んではいませんが…汗

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さて、この館内のスロープを上っても「坂の上の雲」に辿り着くってことはなくて
スロープもここで行き止まり

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萬翠荘
後で、立ち寄ってみたいな

なんかファンタジー映画に…あるいはミステリー映画にでてきそうな建物みたいで

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最後に紹介するのが正岡子規


「松山や秋より高き
天主閣」

とは正岡子規の句

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病のせいでしょうか
顔面蒼白の…
もとい…全身蒼白の正岡子規さんが座っていました

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「春や昔 十五万石の 城下かな」

私が手にしているのは
「柿食えば 金が鳴るなり 法隆寺」
有名な句ですな

この句が有名すぎて、子供の頃、正岡子規は奈良の法隆寺のお坊さんだと勘違いしてました…

まあ、最後は、私こと
松尾ドショウの句で〆ることにしよう


正岡子規が
「松山や秋より高き天主閣」

と詠んだのなら

私こと松尾ドショウは
女性の気持ちになって一句詠むことにしよう


「待つ嫌や 飽きより嫌気 亭主 彼」

句の意…もう旦那(彼)には嫌気がするほど冷めてしまったことよ

スミマセン、倦怠期の男性諸君に悲しい想いをさせて

そんな時は食べて元気をつけるに限る

正岡子規が
「春や昔 十五万石の 城下かな」と詠んだのなら

私こと松尾ドショウも一句

「張るやお腹 十分饅頭 消化かな」

句の意、ああ、饅頭食べ過ぎて苦しい…はやく消化してくれないかな…

食えば…」

もうも食いたくなーい!!!

汗をかきかき…お粗末っ!



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