2021年夏のこと…
もう、それはそれは、クソ暑くて…蒸し暑くて…
TVはオリンピックと、あんなに開催前はコロナ、コロナの感染者数増大と叫んでてオリンピック開催はどうなの??なんて言ってた同じコメンテーターが、「日本、〇〇選手、よく頑張った!…メダル獲得で、日本国民に元気を与えてくれてる…」なんて言ってる…頑張ってるオリンピックの選手よりも、手のひらを返したようなコメンテーター、それをバックアップする報道にしらけちゃう…そんな日々のこと…
オリンピック中心のTV放送に飽きて飽きて…どこか、休日には出掛けたい…
でも、一歩、家から出たら…それはそれは、クソ暑くて…蒸し暑くて…
でも、それなりに生きている私…
こんなときのベストなお出かけスポットは知っている…
それは〇〇博物館の類…
空調は効いてて涼しいし…おそらく…新型コロナウイルス感染拡大で、今、叫ばれているような「密」にもなりにくい場所だし…
財布にも優しくて…最高に楽しめる場所…
かといって、私、その地域の文化や歴史にそれほど興味があるかと言えば???…ですけど…
何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…
そういった目線で楽しめる〇〇博物館の類…
で、今回紹介するのは
半田市立博物館
外は灼熱だけど、なかは空調が効いてて、極楽…
企画展として「写真で見る半田の自然災害史」展が開催されていました…
手指消毒をして、検温して、連絡先の記入…
館内ではマスク着用…もう、これはどの施設でもコロナ禍でのお約束となってきましたね…
あれれれ、これって…半田市なのに…
ほら、一瞬、名古屋市のハコモノか…と勘違いしそうな…このキャラクターも…
なんか、マスクをしてるだけですけど、かわいらしさを通り過ぎて、怪しく見えてしまうといった…苦笑…コロナ禍でなかったら、犯罪の匂いさえする…この色…このマスク…苦笑
さてさて、手指消毒をして、検温して、連絡先の記入は
もうコロナ禍になってからは、当たり前の光景…
でも、外が暑すぎて、表面温度が高くなっているせいか、多くの来館者が、体温異常でブザーがガンガン鳴っていました…
慌てる来館者のみなさん、何度かチャレンジして「平常体温です」の言葉を勝ち取って入っていかれる…
体温異常のブザーが鳴ったからといって、別に係員が慌てることもなく…まあ、外が暑いからしょうがないよね…的な雰囲気…意外と体温計測器、効力を発揮していなかったようにも感じるけど…
さてさて、この半田市立博物館、図書館と併設されていて…来館者の90パーセント以上は、図書館の方へ…
博物館の方へ向かう人の流れはほとんどなくて…
なんとか、来館者に立ち寄ってもらいたいと…
この学園祭的なノリが、この落ち着いた半田市立博物館の外観とは、ミスマッチで…笑えました…
もちろん私、素直な心がピュアな人間ですので
「はくぶつかん見てね!」と足元に書かれてたら、喜んでいきますがな…
もう、この文字が観れただけでも…今日、ここ半田市立博物館にきてよかったなと…(笑)
さらには、私の大好きなタダ!タダ!入場無料!!
「はくぶつかん見てね!」と足元に書かれてて、かつ入場無料!!
なんで、ここまで来て、みんな図書館だけ寄って、この博物館に立ち寄らないんだろう???
私は、タダですし!タダですし!涼しいし…涼しいし…喜んで…
エントランスでは、「金太郎」が待っててくれました…
といっても「乙川人形」…「土人形」ですけど
まずは「導入展示室」のコーナーから
ここでは半田の歴史と文化財、半田ゆかりの文化人、そして文化財マップが紹介されています…
半田赤レンガ建物…行ったことありますなあ…
その時のブログ、実にしょーもないけど…書き綴ってますので、よろしかったら…
明治の風とドイツのコラボ??半田赤レンガ建物に行く!!
このお寺の境内にある大木も眺めたことありますなあ…
鎌倉時代の「三筋壺(さんきんこ)」と呼ばれる壺
エントランスに展示してあるから、相当価値のあるものなんでしょう!!
私は「三筋壺(さんきんこ)」よりも「三金庫(さんきんこ)」の方が興味あるかも…
知多半島と言えば…製塩土器(せいえんどき)ですな…
この時期は、オリンピックの開催時期でしたので、みなさんはTVの前で、日本人の頑張りに「セイエン(声援)ドキドキ」でしたけど…
ここでは、2階に展示してある「写真で見る半田の自然災害史」展の紹介が…
なんとか来館者の多くが2階へと足を運んでいただきたいといった思いが、よく伝わってきます…
伊勢湾台風…私、知りませんが、海沿いの街で育ったので、子供の頃、ホント大変だった…死体がプカプカ浮いていた…なんていった話は、親戚のおじちゃんとかから、よく聞かされてました…
東海豪雨…
これ、通勤帰宅途中帰れなくなりました…地下鉄金山駅のコンコースで寝た記憶が…あ、これについては、熱く思い出話を語れますけど…綴りだすと…このブログが半田市立博物館のことを紹介するブログではなくなってしまうので…
ぜひ、みなさんから東海豪雨の想い出を綴って欲しいといった要望がありましたら…また別の機会に…
さてさて、ちょいとオモシロかったのが
この「スペイン風邪」流行時の新聞記事の展示…
へー「スペイン風邪」のときも、知多半島のほとんどの小学校が休校したんだ…
知多新聞の記事には
「感染症の流行によって大会を中止したことが記事となっている」と
オリンピックやっちゃってるけど、ホントは「安心・安全」ではなかったことが「過去の新聞記事」からもうかがえる
やってよかったのか、オリンピック???…無観客で誰も「おらんピック」になってたオリンピック開催を杞憂しながら…
「常設展示室1」へと
「常設展示室1」では主に知多半島の自然と歴史が紹介
まずは、知多半島の地層から
スイッチを押すと解説してくれますが、長かったので、途中で飽きて…次の展示へと
知多半島の歴史でしょうが…まったくピンとこない
「第三・中新世」
陸にはこんな動物がいて…
海の中には、こんなサメに近い魚がいたようで
「第三紀・鮮新世」
馴れで「鮮新世」を「新鮮世」と読み間違えちゃいますな…ただそれだけのことで、なんもオモシロイオチはないけど…
この頃は、ゾウがいたゾウ(小学生か!)
「葉っぱ」の化石も一緒に…
そして、第四紀(更新世・完新世)
「更新世・完新世」が「更新せい!感心せい!」と読み間違えちゃいますな…ただそれだけのことで、なんもオモシロイオチはないけど…
まあ、ツッコむなら、このブログ、毎日「更新」してますがな…よく続くもんだと、自分でも「感心」してますがな…
はい、この時代の展示物は
「ナウマンゾウの歯」
と思ってたら…突然現代へ…
こんなの、みつけたらビビりますなあ…スズメバチの巣が吊り下げられています…
そんな中、知多半島の湿地…の展示
干潟の生物
トビハゼ&ヤマトオサガ二
イソガニにチコガニ
干潟と言えば、私にとっては「藤前干潟」
何なら、このブログも貼っておきますので、ぜひ、みなさんも「藤前干潟」へ!!
2020年夏…藤前干潟ふれあい事業「干潟を音であそぼ~タイコ・コミュニケーション~」
さてさて、続いては
原始・古代・中世と言いながらも
恐怖の展示
半田市「西の宮貝塚」で発掘された人骨
縄文時代の貝塚らしい…いやあ、人骨がこうして発掘されたら、まず、遺跡現場で発掘していたとしても、私は絶対「殺人事件」だと思ってしまうだろうなあ…
他にも縄文・弥生時代の「岩滑遺跡」
もう、このセピア色にやけた写真からも、そうとう昔の遺跡だったんだろうなってことが伝わってくる…(笑)
いやあ、土器にドキドキするねえ!
そして、古墳時代…いやあ、コーフンするねえ…(???誰だ、そういうだろうと思ったって呟いている読者は…)
古代の塩作り…
東海市も盛んだったこの「古代の塩作り」のブログもどうぞ、ご一緒に
東海市は…全国的に有名な??松崎遺跡へ行く!!
中世の古窯
お隣りの常滑市では焼物が有名ですよね…
そのお隣りには
鎌倉時代の??「多聞天像」
あ、複製のようですけど、汚れ具合とかお見事な一品!
「十一面観世音菩薩像」
あ、これも、複製のようですけど、汚れ具合とかお見事な一品!
そして、複製トリオ
最後に締めるのは、薬師如来像
各展示コーナーに分かれている通路のど真ん中、中央の蹴躓きそうなところに展示してあるのが
板山神社のクロマツ…けっしてベンチではありませんから、腰かけないように…まあ、このように展示してあれば、誰も腰かけないと思うけど…
続いては「近世」
庚申塔
これは複製ではなくホンモノがずらっと…
整列していて、今にも、庚申(こうしん)…もとい…行進しそう??
踏車
人生、振り返ればいたるところで、踏まれてきた私にとっては、すっと通り過ぎることのできない展示品…
あなたも、ずっと踏まれてきたのね!!…踏まれてて、時々頭にきたこともあったでしょう…
だから…踏み…(頭に)くるまー!!
龍骨車…
龍の骨にみえる!みえる!!…って、ホントは橋が架かっているように見えるんだけど…
知多半島と言えば、廻りは海に囲まれているので
右側は「ダンべ船」の模型
石を運んでた船で「段平船」が「ダンべ船」…
「立つんだ!ジョー!!」…
といってた「あしたのジョー」の丹下段平のように
船乗りは、石を運びながら
「建つんだ!ジョー(城)」と言ってたに違いない???
さてさて、続いては
「近代・現代」のコーナー
「五箇条の御誓文」
天皇を中心とする新しい政治の基本を示したもの
明治天皇が示したとはいっても、明治天皇は当時まだ16歳…実際は文章自体は由利公正が起草し、福岡孝弟が修正したものに、木戸孝允が手直したものであるらしい…
おお、カブトビール!カブトビール!!
眺めるだけではなくて…ぜひ飲みたいぞ!!
おお、人がいる…と思いきや…等身大の人形がメインではなく、この明治を感じるハイカラな自転車の展示がメインでした…
この頃から「ケッタ・マシーン」と自転車のことを呼んでいたのでしょうか…
そんな人々のくらしのコーナーの隣には
戦争関係の展示も
「宝塚」のコスチュームっぽくも感じられますね
陸海軍総合大演習「大本営」の看板と
その図
煙突の外壁の弾痕
艦上偵察機「彩雲11型」の部品
心から、こういった戦争遺品の展示が増えて行かないことを願いつつ
こんなに充実した展示がタダで楽しめるのに、誰もいない…ソーシャルディスタンス100パーセントのこの空間を満喫しながら
続いては「常設展示室2」へと
そこでは、半田の山車の展示が…
まあ、その大きさに圧倒されちゃいます…
「山車」だけに「山車おしみ(だしおしみ)しません!」なんてね!!
亀崎 石橋組 青龍車
山車の展示は、入れ替えがあるようです!!
いやあ、山車おしみしませんなあ…(笑)
こんなにも山車があるなんて…
さらに、はっぴを眺めると気分はハッピー…汗
住吉神社での「ちんとろ祭り」の中で行われる「子供三番叟」の様子を伝える等身大人形
向こうに見えるのは「日本の夜明け」か!!
そして、からくり人形の展示
こんな表情した人、リアルにいますなあ…
山車のからくり人形に触れて体験できます。からくり人形の紐引っ張ると手が動いたり…
こちらのからくり人形は
お面もかぶったりしてたんでしょうが、壊れたまま放置されていました…汗
無料なのに…無料なのに…タダなのに…
まだまだ展示室は2階にあって、かつこの涼しさ…
なんか、長くなっているので、ここらへんでおしまいにして次回に続くけど…!!
タダだから、再入場も可能だし…
なんか、お腹もすいてきて…お昼過ぎのこの時間…ごはんだ!ごはんだ!!
…ご半田…苦笑…
そこそこ、お後がよろしいようで…
続く…