新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第ニ部…

2023-04-30 06:18:35 | お笑い

2021年冬…日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名での落語会

「大名古屋らくご祭2021」

夜の部「新作の夜」

…の続き…

 

後半は、林家彦いちさんから

演目は「掛け声指南」

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑

また明日、お会いしましょう!!

 

 

マクラでは、のっけから「円丈師匠は、あんな弟子しかできなかったんでしょう」と三遊亭白鳥さんのことを指してのこの一言に客席大爆笑!!

 

今回感じたことは三遊亭白鳥さんや柳家喬太郎さん、彼らより早くは死ねない…なにを言われるかわからないからと…

三遊亭白鳥さんがいうには「お前が死んだら俺が自伝をかくからな…自伝ってそういうものかな…」笑

とにかく三遊亭白鳥さんはスゴイ…今日も「追悼公演」を「凱旋公演」といったりと…笑

 

久しぶりに呑んだ時のこと、三遊亭白鳥さんは、軽口をたたかれる…すると古今亭志ん五さんに「おい、お前リスペクトしろよっ」て言いたいところを「志ん五!エスプレッソしろよ!」…笑…それって、高温で圧縮して抽出しろっていうこと??

旅の仕事で三遊亭白鳥さんとは海外にも一緒にいってるそうで、シルクロードでは四駆で車を走らせててウイグル自治区に入ったときにペットボトルが配給されるそうで、6、7人くらいで旅をしてたけど、まあ、旅の途中で、そのペットボトルがなくなっちゃうこともあるんで、ちょっと買うと高かったりするけど、なくなったりしてたから買ったりもしてたそうな…そんな2週間ほどの旅…なんでも彦いちさんと三遊亭白鳥さんは同じ部屋…すると、唐突に「ごめんなさい」という…なんでも彼のカバンの中からペットボトルの水が7本ほどでてきたそうで…

ここで、林家彦いちさん…「今、決めました…やつの自伝を私がかきます…」笑

続いての話題は…円丈師匠…実に素晴らしく…いろいろな面で影響を与えたと…数々の実験的な落語…

たとえば、円丈師匠…客席の後ろから喋ることも…後で、円丈師匠に感想を聞いたら、誰もこっちをみてくれないと…当たり前の感想が…笑

また、さらに話題を替えて、自分自身の体験談

新宿の…大塚家具の横のビルの中に、こ洒落た喫茶店…カウンターがあって他に客席も3つくらい…そこは割と空いていて、寄席の近くにあるのに…誰とも会わなくて…というのは、寄席の近くで誰か先輩とかにあって、珈琲代を払ってもらうのも申し訳ないとも思うので、そこをよく利用してて、そこで一杯お茶を飲んで、楽屋に入ることが多かったんだとか…

で、ある日、カウンターに大きな紙で、平仮名で「ありがとう」と日本語で書いてあったそうな…

なので、カウンターの中にいるバイトの女性が海外の方かな…と思ったので、店に入ったときに、こんにちは…というのもなんだから「ハーイ!!」とカリフォルニア的な感じで言ったら、バイトと思われる女性は怪訝そうな顔をしてみていたんだって

で、その女性がカウンター内で、同じバイト仲間と思われるカウンター内にいる男性に向かって、流暢な日本語で「これ、明日、早番の人にみせておいて」って…

どうやら、一緒にバイトしている仲間へのメッセージで、後で詳しく分かったことらしいけど、その大きな紙の「ありがとう」は、そのカウンター内の女性が、今日でバイトを辞めてしまうので、これを早番の人にみせておいてと思って用意されたものということが分かって…ちょっと恥ずかしくなったと

で、カウンターの男性が「お茶でよろしいですか」と尋ねてくる…すると、その女性が男性に向かって「英語で言わなくちゃ!!」

男性も怪訝そうに英語に言い直してオーダーをしてくるものだから、林家彦いちさんも同じように「cafe please!」と…どこの国の出身の人の設定も曖昧だったけど…と

すると、奥に座っている男が、カウンターの男に「○○くん、夢を諦めたの??」と言い始めた…

それを聴いてて、若いっていいなと思った

「がんばれば、いいじゃん!」と奥に座っている男

カウンターの男は「俺、言葉訛るからさ…青森に帰るだ」って言ってる

「そんなことないさ、だって落語家になるんでしょう」…て言われているので、距離が縮まった気がしたそうな…

こういう若者が楽屋に入ってくるんだと思っていたら…夢を諦めきれない若者、その男が珈琲をもってきて

「彦いちさんですよね…」

すると、カウンターの女性が「エー、日本人なの??」

男性が言葉を返す…「どうみても日本人じゃん」

 

そんな、これからの演目に繋がっていくマクラで笑わせてくれた後に

 

落語のその枠でおさまらない…作った話をと…

演目は「掛け声指南」

落語には、はっちゃん、与太郎など、オールキャストがいて、性格等も決まっているけれど、そのキャストをもう一人増やしてみようと…

それは、一生懸命な人…その登場人物の名前は

ムァンチャイさん

一生懸命な人はいろいろいますが、海外から来て、日本で一生懸命に頑張ってる人、ましてや、自分自身がちょと傷ついていたりして、でも、そばにいる人を輝かせてあげたいとがんばっている人に心がうたれると…

 

ムァンチャイさんはボクシングのセコンド…ボクサーになりたかったんだけど、怪我でダメになって、セコンドになって一生懸命やろうとする…

ムァンチャイさんの声は良く通って背中から押される感じがするから、セコンド向きではないかと…

 

「頑張ります…落語の中の新しい第三の人物ですから…」と…ムァンチャイさん笑

選手を励ますセコンド…しかしムァンチャイさんには一つの壁が…


それは「言葉の壁」

「頑張れー!」「頑張れー!」「頑張れー!」としか言えないムァンチャイさん…

ジムのトレーナーに「選手はみんな頑張ってるんだ!セコンドというのは相手を倒す方法を具体的に言うんだ」と言われるも何を具体的に言えば良いのかも分からない…

「具体テキというのはどんなテキ(敵)ですか」と返す始末

「相手を倒す方法だ!!」

具体的…難しいですね…じゃあ、と「目玉を狙え、脊髄に肘を落とせ!」

呆れたトレーナー、そんな言葉誰から教わった…

「某体育大学の理事長に…」笑

ジムのトレーナーは「ハートはいいけど、一生懸命なのはいいけど、空回りしがちなんだ…アパートとジムの往復だけだから、しばらくジムに来なくてもいいから、ムァンチャイさんを国に帰るよう促しつつ、まずは東京というのをいろいろみてきておいでよ…」と

「会長さんが、そこまでいうのであれば、しばらくお暇をいただきます」とムァンチャイさん

「どうして、そんな難しい日本語だけ知っているのか」といじりながらも


ムァンチャイさんが向かったのは日本に来て初めて行った場所、新宿…

友達がいるかも知れないなあ…伊勢丹、懐かしいな…新宿はバンコクの町並みのようだと…

小さな古着屋さんをみつけて発する言葉は、ただ「頑張れ!」「頑張れ!」「頑張れ!」…だけ!

 


次にみつけたのは、フルーツ屋さん

フルーツ屋さんの店主に「応援したい」とバイトではなくタダでお手伝いを志願…

早速

「いらっしゃい!!」「いらっしゃい!」「いらっしゃい!」

店主は「ただ、いらっしゃい!だけではいけない…もっと具体的に言わないと…」

「具体テキというのはどんなテキ(敵)ですか」

たとえば、フルーツを細かくして、すぐにでも食べやすくしているなど説明をする店主…それをきいてムァンチャイさん

「細かくしてあるよ!細かいよ!細かいよ!…お客さんにいくところまで頑張るんだよ!腐るーー!!」


「店の前で腐るとか言うな!」
と言われ、ここでも上手く行かない…

日本語難しいな…歌舞伎町にはいろんな人がいるなあと

新宿をフラフラしていると危なそうなお兄さんを見つけ声を掛けるムァンチャイさん

「あなたのためになりたい!」


お兄さんに怪しいモノを売ってる人と勘違いされて買うと言われてもよく何のことか分からない…

「日本語で「ヤク」ですね!わかりました…「ヤク」といえば「ミツル」ですね??」



「わかんねーことないだろ…シャブだよ、買ってやるよ」

ムァンチャイさんにシャブは効くんだ…右で左に打つんだよ…ストレートのウィスキーも空きっ腹に飲むと更に身体に効くんだ…との情報をムァンチャイさんに教えるあぶないお兄さん

ムァンチャイさん、お兄さんがシャブと呼ばれるモノが欲しいと分かるも自分は持っていない…新宿で大きな声で叫ぶ

「ご通行中の皆様ー!シャブをお持ちの方いらっしゃいますかー!」

お兄さん、慌てて口止め!!

これまた、上手くいかないも、人のために何かがやりたいとムァンチャイさん

その後もティッシュ配りのお兄さんにティッシュを配りたいと志願

バイト代とかいらない…と…じゃあ、後でビールくらい奢ってやるからと、ティッシュ配り…

無理に渡そうとすると苦情がくるから、歩調を合わせて、ぽいと渡せばいいと…

この動きだったらジムワークでやったことがあると…ホイホイホイホイ…

相手が出てくるときにポイとだす…相手が出てくるときにポイとだす…

「お願いします…武〇士です…」「違うよ!ア〇フルだよ!」

これまた、上手くいかない!

 

ここで見つけたのが「末広亭」

何だ、この空間は近代とは思えない…座布団の上に座って何かしゃべってるよ!!…「白い鳥」という人もいる!!一番最後にでてきた…この噺、じーんとくるなあ…「芝の浜」…「また夢になるといけねえ」といって、最後の人が頭下げて終わった…この噺が分からないと感情が理解できないのかな…


言葉の壁を痛感して、落ち込んでジムに戻るムァンチャイさん…

「会長さん、僕には無理なのです…」

「そんな落ち込んで戻ってくるとは思わなかった…」

あるボクサーが会長にいう

「ムァンチャイさんの「頑張れー!」の言葉には気持ちが入っている」と…

一度、セコンドにつくよう促す会長さん

試合は始まるも相変わらず「頑張れー!!」しか言えないムァンチャイさん…

「頑張れー!!」「頑張れー!!」「頑張れー!!」

「細かく…細かく…細かく…」

「それいいよ!!」と会長さん

さらには、ムァンチャイさん。

「…腐るなー!!」

「…そうだ、ムァンチャイ!あいつは今、腐りかけていたんだよ!その調子だ!」

さらに

「シャブ!シャブ!」

「それいいよ!最高じゃねえか!」


さらに

「相手が出てくるときにポイとだす!」

「正確すぎるほどじゃねえか!」と会長さん!

 

さらには、「チャンピオンになるんだろ!…また夢になるといけねえ…」

「最高じゃねえか!」

会長が叫ぶ…「パンチが当たった!お前の言うとおりに動いたら勝っちゃった…ボクサーは一人で闘ってるんじゃねえ!ほら、喜べ!喜べ!!その時言うことあるだろう」

「(笑点の)三平さんの後釜は狙ってません!」…笑


他にあるだろう

「小田急ー!」

「?」

 

サゲは

「チガッタ!京王(KO!)…ちょっとけんとう(見当・拳闘)違いをしてました…」

 

続いての大トリが、春風亭昇太さん

 

まずは、みなさんが話したい…笑…三遊亭白鳥さんの話題から…

三遊亭白鳥さんは帰ったと…笑

三遊亭白鳥さんは、自分の意見を変えないときには直立不動の姿勢になる…笑

御飯でも食べに行こうかなんていったことになったときでも、直立不動で「アニキ、焼き肉がいい!」

「今日はアニキの奢りです」というときも直立不動!

今日も自分の出番を終えて、楽屋に戻ってきたときに「先に帰っていいですか」…意思を曲げないことが身体に現れている…笑

落語は、最後までいると決まっているものでもない…でも、常識があったら最後までいますけど…と笑わせる

落語はみんな集まって、斉の…で始める訳ではない…先輩の師匠は、後から入ってきて、自分の高座をやって、すぐに帰ることはよくある…でも、最終電車、ギリギリの時間でもないのに…笑

「明日、俺は早いんです」と

何があるか尋ねると「日大の集まり」

柳家喬太郎さんも日大出身…三遊亭白鳥さんが言うには、それに行くと好感度がアップするらしい…それで帰って行ったと…

三遊亭白鳥さんのことを語るとマクラに困らない…なので、みんなが三遊亭白鳥さんのことを言いたくなる…日常、喋ってるだけで笑いが起こる…凄い人だと…

ぼくたちは喋るだけでご飯を食べている人たちなので、どの噺家も、まあ、ちょっとはおかしい…どこかおかしいけど、三遊亭白鳥さんは、ずば抜けておかしいと…

あの人は噺家じゃなかったら、ダメな人、社会人には絶対なれない…落語家という職業を見つけたことで、ようやく生きていられると…笑

 

話題を替えて、家で飼っているチワワのこと

いきなり、チワワは理不尽だと…目がウルウルしているから、つい優しくしてしまう…餌をあげる前には、目がウルウル…たとえば、みかん…これをあげてて、食べ過ぎてお腹を壊しちゃいけないと、途中でやめると、じっとこちらをみて涙ぐんでいる…で、眠くなると勝手に寝ちゃう…そして、朝が早い…おじいさん、おばあさんかと思うほど…

チワワの足音が聞こえてくる…そこで、目を合わせちゃダメ…こっちが起きてるなって勘づかれて甘えてくるから…

昇太さんが語る…

僕は働いていると…笑

年末になると睡眠時間が短くなる…とにかく寝たい…

チワワ、こいつは働いていないのに、私を起こして、みかんをくれという…

でも、犬だから、まあ、いいやって気になる…三遊亭白鳥さんも一緒だと…

 

このオチに客席大爆笑…

 

結局は、またまた三遊亭白鳥さんに戻って、今度は三遊亭白鳥さんにまつわるエロ本の話…

地方にいくと高座の後、ホテルに入る前にエロ本を買うのがブームだったときがあったらしく…エロ本をコンビニで買う…

それだけじゃ恥ずかしいのでビールやおつまみと一緒に…

で、エロ本の表紙はモロ、エロ本。でも裏は広告とかでエロ本とわかりにくいものが多いので、ホテルのフロントで受付をするとき、裏がみえるようにもって、フロントに行くんだけど…三遊亭白鳥さんの選んだエロ本は、裏もモロ、エロ本…

フロントのお姉さんはかわいらしく、きれいな人…僕たちは隠せるけど…三遊亭白鳥さんは、隠しようがなくて、私達同様、裏にして、モロ、フロントのお姉さんにみられていたと…

 

ここで、話題は、ホントに、三遊亭白鳥さんから替わって、怪獣映画の話…

子供の頃、流行った怪獣映画…柳家喬太郎さんもウルトラマンとか大好きで、それを話題にすると延々と喋っている…とても、詳しいとか

さらには、ガメラ、ゴジラはハリウッドまで、いろいろな映画会社が怪獣映画を作っている…

そんな中、日活が、唯一、一本だけ作った怪獣映画を作った…それが「大巨獣ガッパ」

映画の中では、「ガッパ」は主役…で、人間が脇役になる…その脇役が川地民夫さん、山本陽子さん、藤竜也さん、こういった日活のメインのスターが脇役にいる…主題歌は、美樹克彦さん、子供の頃、この映画をみたそうだけど、ゴジラやガメラの方がウンと人気があった…東京や大阪、名古屋の街を破壊していくような迫力があったと…

でも、「大巨獣ガッパ」には、そういったわかりやすい破壊はない…「ガッパ」の上陸は南の島でみつけた卵が孵化したものを、島民の反対を押し切って日本へ連れ帰っちゃったので、それをお父さんガッパとお母さんガッパが、その子供を連れ戻しにやってくる…ちょっと、親子ものの愛に溢れる話…抒情的で…と

子ガッパを連れ戻しに日本にやってくるんだけど…むかったのは熱海…普通東京湾でしょう!と言いながら…夫婦で熱海!といって爆笑を誘う…

さらに子ガッパを助ける印象的なシーンがあって、お母さんガッパが口に何かを咥えていて、それは「タコ」

なぜかというと、お母さんガッパが子供の頃の記憶で…子ガッパの大好物はタコ…そんな子ガッパと人間は羽田空港で解放…

抒情的な物語で、親の愛が描かれていて、これは、子供にはわかりづらい…ある程度…大人にならないと分からないと…

だから「大巨獣ガッパ」はあまり人気がでなかったんだと…

でも、今、大人になって「ガッパ」をみると「ああ、子供の頃はわからなかったものがよくわかる」

ぜひ、みなさんにこの映画「大巨獣ガッパ」を借りてみてくださいと…

なんでも、怪獣映画で柳家喬太郎さんに口出しができるのは、これだけだそう…

泣かされる作品だそうで

 

そんな、子供には親の気持ちはわからないと、マクラをまとめて

映画「大巨獣ガッパ」の親子愛に関連付けて

 

演目は「鬼背参り」

主人公の四方吉は「開けておくれよ!」と、たっちゃんという友達の家の戸を叩く…

四方吉さんは、家を捨てて女と駆け落ちのように出ていって、ここにはいないはず…

たっちゃんは「本当に四方吉なのか」と疑いつつ、「一番好きなものはなんだい??」の質問の返答が「おっぱい!」だったので、四方吉本人だということを確認し、戸を開けるたっちゃん…

四方吉とは久しぶりの再会

「あの女はどうしたんだい」と尋ねれば

四方吉は答える

最初は心の優しい女だったんだ…みんなの反対を押し切って、母ちゃんの反対を押し切って家をでたまではよかったけれど、悪い女だったんだ…金の切れ間が縁の切れ目で女には逃げられたと

「家に帰りたいけど、そのまますぐに帰る訳にはいかない…あんなに啖呵を切ってでてきたんだから」と

四方吉が考えていることは

「今夜はたっちゃんの家に泊まらせてもらって、明日朝、一緒におっかさんのところへ行ってもらって、謝ってもらえないか」と

 

すると、たっちゃんが告げる

「遅かったんだよ…」とおっかさんはすでに他界していたことを知らせる…

四方吉のおっかさんにはいろいろ世話してもらったと…いいおっかさんだった…たまには家でご飯を食べていきなよ、なんて声もかけてくれたりして…

さらには、たっちゃんは、子供の頃の想い出も語る…

「子供の頃もそうだった…お前のことをからかったとき、お前は、俺たちの前では泣かない…でも、おまえのおっかさんが迎えにくると、お前は涙を浮かべて、しがみついてた…すると、おまえのおっかさんは、おまえの頭を撫でて、お前を背負って帰っていった…そして、俺たちをみてこういったんだよ「今度、やったら殺すよ!」」

いやあ、いいおっかさんだと思った…と、たっちゃん

その後、お前が出ていってから、皺が増え、身体が小さくなり…あるとき、仰向けになって息だえていたと

その後、焼場で焼いて、仏様になってお墓にいるはずなのに…てめえのおっかさんはお墓にいない…

それどころか、息だえた場所に、また仰向けになっていたと…

亡骸をまた焼き場に持って行きますとまた亡骸が消えている…

また息だえた場所に、また仰向けになっていたと…

 

夜中にドンドンドンドンと戸をたたく…こんな夜中に誰かと思えば、てめえのおっかさん!…どうやら、てめえのことを探しているようで

 

俺の家だけではない…夜になると近所の家の戸を叩く…夜中に、ずっとお前を探しているんだよ

で、そのおっかさんを、よくみると、頭から角が生えている…

「鬼になったんだよ」とたっちゃん!!

「もう怖くて誰も近づけない…だから、四方吉さん、家に戻らない方がいいぞ…おまえのおっかさん、お前をずっと探してる…絶対近づかない方がいい…」

と言われても気になる四方吉は

大家さんのところへ

大家さんも自分の力じゃどうにもならないということで、お坊さんのいる寺へ…

お坊さんがいうには、昼間に、仰向けに倒れている…というのは、鬼にはまだなっていない…なりかけの状態だと…

「よほど、この世に想いをもっているんでしょう…何か伝えたいことがあるのでしょうな…」

と横たわっているおっかさんの手足をもって運びながら

「おっかさんはお前を探しているんだ…時を忘れて夜中には探し回るでしょう…この鬼になりそうなおっかさんの背に跨る…おっかさんは、夜になると頭から角が生える…それを持ち、一晩中おっかさんの背に跨り続ける…背中に居るので姿は見えないが、四方吉さんの匂いは感じる…四方吉さんが近くに居ると方々を探す間、一言もしゃべってはいけない…すると、やがて砂のように…消えてしまうから」と…

 

さて夜中になると、お坊さんの言ったとおり、むくっとおきだし頭から角が生える…それを持ち、おっかさんの背に跨り続ける

四方吉を探し、ぐるぐると廻っているおっかさん…

行く場所は近所をぐるぐる…

さらには、おっかさんが出向いた場所は、四方吉が幼少の頃、おっかさんと出掛けた思い出の場所を次々と…

思い出に耽る四方吉

「あの神社でも泣かされおっかさんが迎えにきてくれてたなあ…」

おっかさんの背に跨り、四方吉は思いを言葉にする

「俺をあんなにかわいがってくれたのに、あんな馬鹿な女と一緒になるんじゃなかった…おっかさんがこんな姿になって…」

と…角から手を放してしまう四方吉

目の前にはおっかさんが…

すると、四方吉の頬をひっぱたく…おっかさん!!

「痛ーっ!」

「お前はバカじゃないの!!昔も今もピーピー泣いて…」

「おっかさん、俺が背中に跨っていたの、わかってたの?」

「わかるよ!それよりも、お坊さんに、一言もしゃべっちゃダメだって言われたじゃないか…聴いてたら、最初から最後までしゃべりっぱなしじゃないか!…しょうがない奴だな…おっかさんの言う通りだっただろ!へんな女につかまって…あの女のどこに惚れたんだい…」

「おっぱい…」

「バカか、お前は…これからは人の話をよくきいて、ちゃんと仕事をみつけて働くように…わかったね…」

「おっかさんはどうするんだい?」

「おっかさんは死んじゃったからしょうがないよ!鬼にはなりたくないよ…安心しな…」

「思いを残したことがあるんじゃないのかい…それを叶えてからじゃないと逝けないんじゃないのかい…」

サゲはおっかさんのこの一言

「もう、叶ったよ!なんせ、お前をもう一度背負ってみたかった…」



春風亭昇太さんの落語をきいた中では私には珍しい

…古典落語っぽい怪談っぽい人情物の噺でした…

 

サゲの場面では…ちょいと母子の想い出のやりとりに目頭が熱くなるような場面も…

笑いにいって、泣けちゃう噺でした…

いやあ、それにしてもマクラ「大巨獣ガッパ」からの、この演目の流れ、お見事でした…ほろりとさせるような人情噺…

こういうコロナ禍で殺伐とした時代だからこそ、より噺が心に滲みる…

「大巨獣ガッパ」がめちゃめちゃみたくなりました…笑

 

さてさて、この「新作の夜」

円丈魂がよく感じられた新作ばかりで…かつ、三遊亭白鳥さんのことが、友達以上によくわかった…笑…楽しい公演でございました…

 

 

 

私には、なんか三遊亭白鳥さんが「大巨獣ガッパ」と被ってみえて…三遊亭白鳥さんが「タコ」を咥えている図が浮かんできて思わず…思い出し笑いにふきだした帰り道だったのです…笑


うわー!「大巨獣ガッパ」に喰われたーって

子供か!!!

 

チャンチャン!!


2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第一部…その2

2023-04-29 07:13:04 | お笑い

2021年冬…日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名での落語会

「大名古屋らくご祭2021」

夜の部「新作の夜」

…の続き…

 

 

前半の
三遊亭白鳥さんの続き

今回は、柳家喬太郎さんの噺を…

 

「聖夜の鐘」

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑

 

マクラはやはり円丈師匠の話題から

地元名古屋、円丈師匠のご出身…今日は、春風亭昇太師匠、三遊亭白鳥師匠、林家彦いちさんと私と…新作の後輩が揃い…かつ三遊亭白鳥師匠が唯一、円丈師匠の御一門、お弟子さんということで、今のようなお話をさせてもらったと…

三遊亭白鳥師匠がなぜ、一席目に上がったかというと、それは早く帰りたいらしい…笑…

ああいうことを言っておきながら追悼する気持ちは、全くないと笑わせる…

 

さて、こうして毎年名古屋にうかがえることは嬉しいと…本気で言ってます…と強調する柳家喬太郎さん

この仕事がくると冬だなって気がする…と言いながら、もう一つ本音があると…それは、しょっちゅう来てるから…名古屋にはしょっちゅううかがってて、ありがたいと思う反面、切ないなと思うのは、近いから日帰りになると…こうした夜の公演でも終わったら東京に帰る…泊まって、みんなでワーワーということはできないので淋しく思う…と言いながらも、今はコロナ禍なので、泊まったからと言って、4人で集まってキャーキャー呑むということはたぶんやらないと思う…と言いつつ…「たぶん」というところが自信のないところで…と笑いを誘う…

少し感染がおさまっているので、気をつければいいのかな…という気がしないでもないと…

 

でも、今日もお客様はマスクご着用していただいて、手指のご消毒、検温していただいて、こうしてぎっしりとお客様が入っていただいてる、こういう状況をみると、ああ第6波もはじまるんだなという気がする…感無量でございますとの…この一言に客席大爆笑…

 

2022年1月からオミクロン株というものが流行り出して、カンセン爆発…この柳家喬太郎さんの予想…あたってしまいましたね…汗

 

さて、今、いろんなところに仕事で出かけても打ち上げというものができない…そもそも、いろんな土地へいくことがおっかなびっくりで、三遊亭白鳥さんの御出身地、新潟とか、年末になると行く秋田県とか、そういう感染というものがほとんどないと言いましょうか…感染者ゼロという日が続いているようなところに行くのは、東京から行くので申し訳ないなって気がする…迎えてくれる方は温かく迎えてくれるけど…きっと、どっか心の中で、こいつ大丈夫かなって思われてるんじゃないかと…恐縮しながらいったりするけど、今回の名古屋あるいは大阪なんかは、お互い様じゃないかと…笑

さらに、みなさんマスクしてらっしゃることを褒め称えながら、名古屋の方は金メダルかじりながら歩いていると思ったと…マスクしてたらかじれない…と笑いを重ね…

いろんな土地へ行くと、その土地のものをいただいたりしながら、仲間と一杯やってというのが楽しみなんだけど、コロナ禍になってから、去年からまったくできていないと…小人数で呑むことはなきにしもあらず…

でも、もっと大人数で仲間とわいわい集まる仕事もあってと

コロナ禍なので、去年、今年とやっていないけど、三遊亭白鳥さんが地元新潟でプロデュースをしている「虹色寄席」…三遊亭白鳥さん、林家彦いちさん、そして私、さらには落語ファンにはお馴染みの桃月庵白酒さん、立川談笑さん、入船亭扇辰さん、春風亭一之輔さん、林家二楽さん、こういったメンバーがレギュラーで新潟に行く…新潟の一つの建物の地下が劇場、3階か4階に能楽堂があって、両方で落語会をやるとのことで、3人ずつで、一公演、両方の会場でやって、お客さんはチケットを買えば、両方の会場にいける、落語聴き放題、見放題のイベントだと

言うなれば、今日の公演のチケット代で「大名古屋らくご祭2021」の全部の公演を見れるようなものだと…そう考えたら、とてもお得な公演だと…

でも、劇場の公演と能楽堂の公演時間が被っているので、実はお得にならない…○○商法かな…と笑わせ

その公演後も仲間が集まるので、みんなでワイワイ飲んで三遊亭白鳥さんをイジルという楽しい会があったようで…

そこでのギャラの話

「虹色寄席」はその日のうちにいただけるということで、領収証にサインをする中、三遊亭白鳥さんだけは、「僕は向こうの部屋で」と…

三遊亭白鳥さんも、ここでサインをすればいいのに…

と、このことを我々の世界では「ぎる」というそうで

「あれ、ぎってるんじゃねえか、兄さんよ」…って、私が言ったことで

みんなが私のことを「ギリの兄さん」というとか…笑

「虹色寄席」の打ち上げ、1回目か2回目か忘れたけど、みんなでキャーキャー言いながら呑んだことがあったようで…みんな、すっかり酔っぱらってべろべろになっていて、特にべろべろになっていたのが三遊亭白鳥さん

林家彦いちさんと私とで、とりあえず三遊亭白鳥さんを寝かせてやろうと、真冬で防寒着を着たまま、ホテルの部屋で三遊亭白鳥さんをベットに運んで寝かして、林家彦いちさんとは、それぞれの部屋に分かれたそうな…

で、翌日になったら三遊亭白鳥さんはシラフに戻ってて…なんでも林家彦いちさんに驚いて電話をかけていたらしく…

その内容は、身に覚えのない鳥の羽根が部屋にいっぱい落ちていたって、慌てふためいた様子で

なんでも、三遊亭白鳥さんは、鳥をたべることはなんの問題もないけど、生きている鳥がとても苦手なんだとか…

で、その部屋に散乱する鳥の羽根に、相当驚いたらしい…

その原因は…というのが語っている柳家喬太郎さん…前の晩、羽織っていたものが、ダウンジャケット、それが羽毛だったようで…笑

また、同じように2回目の時も、みんなでキャーキャー言いながら呑んだことがあったようで…みんな、すっかり酔っぱらってべろべろになっていて、特にべろべろになっていたのがまたまた三遊亭白鳥さん

そのときも介護して、三遊亭白鳥さんをベットに運んで寝かして…そのときは卵の殻をいっぱい、わざとおいて…と…笑

三遊亭白鳥さんとは、おもしろいことがいっぱいあると…

名古屋にも泊ったことがあって、それはSWAという新作落語の公演で、翌日が大阪の公演だったので、そのまま名古屋泊となったときにも、みんなでキャーキャー言って飲んで、さらにホテルで部屋飲みをしようと…プロデュースは春風亭昇太さんなので、その春風亭昇太さんの部屋で…で、さほど欲しくなかったけど、エロ本も買ったとか…で、酔っぱらっているので、エロ本をビリビリ破いて春風亭昇太さんの部屋に散りばめたこともあったとか…

今考えると自分の行動が不明…と笑わせながらも…

こんな話をしたら長くなってしまうけど…と…さらに…笑

翌日…大阪公演…昼間、ちょっと歩こうということになって、動物園前とか大きな商店街を歩いていたら、三遊亭白鳥さんの姿がみえなくなって、どうしてたのかと思えば…戻ってきて、いいものをみつけたから買っちゃったと…

それはダボシャツとステテコのセット

三遊亭白鳥さんが言うには、寅さんが来ていたのと同じもの…「6千円でいいわー」と「寅さんがきてたのと同じもの、大阪で帰るんや、ほんまものやでー」と嬉しそうに言ってたけど

「寅さんは東京生まれ…ほんまものではない…笑…ましてや巣鴨に行けば全部勝っても2千円で買えそうなものだった」と

旅は楽しいけど、今は思うようにはいかない…地方に行って泊まりになっても、仕事が終わったらすぐに解散をして、ホテルの部屋で呑むことがほとんど…まあ、それはそれで楽しいけど…

旅というのは、どんな感じであれ、楽しい…いろんなところ、名所、旧跡を訪ね歩く旅もいいけど、ただ何の目的もなくといった旅もいい…とマクラをまとめて

演目「聖夜の鐘」

主人公は…何の目的もなくといった旅をしながら、田舎町のビジネスホテルに泊まっている旅人…

このビジネスホテルに泊まってから2週間たつという…

そんな旅人がビジネスホテルのフロントの女性、キミコさんに話しかける…

やることもないから散歩でもと思うけど…この街にはコンビニさえない…名所旧跡も特にない街…でも、まあ、行ったことのない街へ行ってみたいと思って…でもこういうところでも、こういった宿があるというのはありがたいと

フロントの女性、キミコさんは、

「こんな町でも仕事をしている人がたくさんいらっしゃるんで、ときどき出張でこの街にこられる方もいらっしゃいます…でも、お客さんお気づきですよね…お客さんがいらっしゃってから2週間、誰もお越しになっていません」

と…

 

よく経営をしていらっしゃるな…と従業員を尋ねると

このフロントの女性ともう一人男性と支配人だけ…

で、その支配人は、実にやる気のなさそうな…やる気のないオジサンの典型のようなオジサンだと…旅人の感想

しかし、若いもう一人の男性も含めて…若いお二人が勤めていらっしゃる…やはり故郷で骨をうずめたいのかと…旅人が尋ねれば

「こんなところでも働けるだけありがたい」とフロントの女性

旅人は二人の関係を察して「もう一人のお若い男性はいいお方か…彼と二人で働けるのは幸せなことだろう」というと

フロントの女性は

彼には地に足をつけてもらいたいと…どんな仕事でもいいから…コツコツ働いてほしい…で、いつかは結婚したいと思うけど…でも彼は夢を追っていて、夢しか見てない…見果てぬ夢というか、彫刻家になりたいといってると…

でも、実際、それで食べていけるのは、ほんの一握り…私には、彼に才能があるのかどうかはわからない…でも今日も、こうしてリネン室に籠ってコツコツ何かを彫っている…

夢を追うのは悪いことじゃないけど、私は二人で一緒に歩いていく確かな確証が欲しい…夢だけでは、ご飯は食べれませんからと…でも、こうしてお客さんと話していると、何か自分の心の内を話してしまっているような…と

フロントの女性が語れば…

旅人は「いいんですよ…こういうしっとりとした話もいいでしょう…何も円丈一門の落語ばかりでなくても」なんて言って笑わせる…

その話を聞いて、彼の話を聞いてみたいと思った旅人は

彼女にお願いして、彼が彫刻を彫っているリネン室に案内してもらうことに…

リネン室にて

「何か御用で」と…旅人に問うキヨシと名乗る若い男性

「彼女から話を聞きました…夢をみてらっしゃると…」と旅人が口にすれば

キヨシさんは

「あいつは俺のことを何も理解していない…いつか彫刻家になってアートの道を極めたいと思っている」

「彼女は地に足をつけてもらいたいと言っている」と言葉を返せば

「あいつは俺の夢のことなんかわからない…こんな田舎のきたなくて小さいビジネスホテルでずっと終わるつもりはない…俺がボーイであいつがガールで…」…笑

「なんとなく言いたいことはわかるけど、ガールとはいわない…」笑

 

キヨシさんは、さらに

明日はクリスマス・イブで、このホテルでささやかなパーティーをやると…そのときに彼女に渡すプレゼントを、今彫っていると…

パーティーと言ってもキヨシさんとキミコさんと支配人の3人だけのパーティだけど…と…ここで旅人でもあるお客さんをパーティーに誘うキヨシさん

旅人も、特に他に行く予定もなく…行くところをみつけようにも何にもこの街にはないので…さらには、彼の心のこもった手作りのプレゼントを彼女がどううけとめるか見届けたい気持ちがある…と、パーティーの参加を喜んで受け止める…

その話をきいていたのが、支配人…

その口調はまさに酔っぱらい…

「お客さん、こんなきたねえビジネスホテルにずっと泊まっていただいて、パーティーにも参加していただいて、ありがとうございますねえ」

それを見た旅人は

「素晴らしいやる気のなさ…もはや酔っぱらっていらっしゃる…」

さらに支配人が「なんで、うちのホテルにはお客さんがこないんですかね?」との問いかけには

「たぶん、あなたが問題…もう少しやる気をだせば…」

 

さて、翌日…

パーティーが始まった

「酒はいくらでもあるんで、遠慮なく…食べるものもいっぱい用意してあるんで…」とまたまたすでに酔っぱらってる支配人…

用意された食べ物は…というと「柿のタネ」「さきいか」「チーズ鱈」「しるこサンド」…

旅人は一言…いいクリスマス・イブだ…笑

スミマセンね…お客さん…と女性、キミコさんが声を掛けてくれるも、彼氏キヨシさんの姿は見えない…

こうしてパーティーは始まっているのに、まだリネン室に籠って彫っているとか…

すると、キヨシさんが姿を現せる

何やら布で覆われた大きなものを台座に載せてゴロゴロと運んできて

「できたよ!お客様、昨日はありがとうございました…キミコ、メリークリスマス!!これが俺からのプレゼント!お前のためにコツコツ心を込めて彫ったんだよ!受け取っておくれよ」

と、1本の木から彫ったものは

「十字架」

これを見たキミコさん

「これを彫ったの??バッカじゃないの?普通は二本の木を組み合わせるの…これを1本の木から…バッカじゃないの!」

「バカッていってはいけないんだよ…」「子供か!」

「いい加減にしてよ…地面を見て二本の足で歩いてよ」とキミコさん

その光景をみてた旅人は語る

夢をみるのは大事なこと…しかし、地面を見つめて一歩一歩着実に歩いていくことも大切なこと…夢を見るのは素晴らしいことだが、その夢ばかりを追っていると浮ついたものになる…地面を見て歩くことも素晴らしいことだが、地面ばかりを見て歩いていると、空の青さはわからない…一つの眼で空を見て一つの眼で地面をみる…そういう二人が集まれば…二つの眼で空を見て、二つの眼に地面を見て歩いていけると…

さらに、行きがかり上、二人のために何かを作りたいと…

木が残っているのかどうか確認し、リネン室にあることを知ると…

旅人は、リネン室に籠って小一時間ほど、こつこつと何かを彫っている…

リネン室から旅人が姿を現すと

「出来上がった…これが私からのクリスマスプレゼントだ…大志を胸に秘め、きちんと前を向いて地面を向いて歩いていけるか、お力添えになればと…

「木彫りの鐘」

不思議とこれを二人に渡すと…風もないのに…地震でもないのに…仕掛けがある訳でもない…ただの木彫りの鐘なのに…

「カラーン、カラーン」と鐘の音がなる!!!」

風情のある音色がパーティー会場に響き渡る…

「なんでこんなことが…」と旅人に尋ねると

「魂をこめるとはこういうこと…」

 

「木彫りの鐘に生命が宿って、鐘がなりはじめる…こんなことができる人は…」と慌てて宿帳の名前を確認すると

飛騨高山のご出身…名前が「甚五郎」

「左甚五郎先生!」

旅人は言う…

「わしは甚五郎先生というものではない…そもそも左甚五郎が生まれてから480年…そんなに人間は生きられない…ただ甚五郎の作ったものには魂が宿る…初代甚五郎が、その命を全うする晩年…精魂込めて自分を彫った…で、その魂が散った時に、その木彫りに魂が宿り、2代目甚五郎となった…2代目甚五郎が朽ち果てるときに3代目を彫り、3代目が朽ち果てるとき4代目を彫り…私は5代目だ…」と…

 

さて、この木彫りの鐘の噂は、あっという間に世間に広がり

甚五郎の彫った鐘があると…その街、そしてこのホテルは大繁盛…

そのうわさは日本のみならず海外へも…

サゲは、その観光外国人のこの一言

「ジンゴロウのベルは素晴らしい」

「ジンゴロウベルは素晴らしい」

「ジンゴロウベル」

「ジングルベル」…笑

 

クリスマス・イブに「聖夜の鐘」

なんかちょいとしたファンタジーの短編映画を見てるような…そんな気にさせてくれる臨場感あふれる素晴らしい新作落語でした

ええ、話でした

これ…演目「聖夜の鐘」よりも「ジングル・ベル」の方がもっと伝わりやすいって思ったな…

まあ、演目の発表は、すべての演目が終わってから公開されるから、たいしたことでもないけどね…

 

で、中入りを挟んで…第二部へと…

このブログ同様…続く…


2021冬…日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんでの「大名古屋らくご祭2021」…「新作の夜」…第一部…その1

2023-04-28 06:22:11 | お笑い

2021年冬…

クリスマス・イブ当日…

 

日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで行われた

「大名古屋らくご祭2021」

演者は春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさんの4名

この4名で昼は古典落語、夜は新作落語の2回公演…

ホントは2回ともききに行きたいところだけど…

このクリスマスイブは、ド平日…

当然、日中は仕事なので、行くことができませんが…

夜の部「新作の夜」に行ってきました

「落語」はオモシロイ…

でも…どの「落語」の噺もオモシロイと言う訳でもなく
同じ「噺」でも、噺家さんによって
オモシロさは全然違ってくるのだけど…


当然、面白くないと
お金を払って観に行ったのに
「師匠」と呼ばれる方でも、気が付けば、魔人「睡魔人」??に襲われて


夢の中に無理無理連れて行かれて
(お金を払っている以上、私は必死に、起きていようと抵抗するものの)
何をしゃべっていたのか記憶にない…
なんてことも、実は何度かあるんだけど



春風亭昇太さん、柳家喬太郎さん、三遊亭白鳥さん、林家彦いちさん

この4人の「噺」は、4人とも…どの噺家さんもめちゃめちゃ面白くって
笑って笑って
ストレス発散には最高なのよ
その時のことをだらだらと

 

内容は…
ネタバレ…にもなってしまうので
その「噺」を一から聞きたい方は
これから先は…読み進めないように…笑


前半は
三遊亭白鳥さん、柳家喬太郎さん


休憩挟んで

後半は
林家彦いちさん、春風亭昇太さん



今までだと
4組も出演されると1組くらいは
オモシロくない「噺」なんぞ、あるものだけど
この公演は
4組ともめちゃめちゃオモシロかった


笑い過ぎて、笑い過ぎて
今でも印象に残ってる「落語会」でした…


噺に入るまでに
まずは、4人でフリートーク

三遊亭白鳥さん、開口一番、客席に向かって…

「クリスマス・イブ…暇なんですね…」笑

春風亭昇太さんが、すぐさま「本来、行くべき、ところがあったと思うんですけど…」とフォローしながら、「私は仕事です」…笑

基本的には春風亭昇太さんが進行…

まずは、お客さんに感謝の言葉を…で昼は古典落語…素晴らしい古典落語…これぞ正統派という古典落語で、江戸の風の間に…新潟の風が吹くという…で:夜の方は、新作落語…新作落語と言えば、地元、円丈師匠…

と話題が円丈師匠のことになるやいなや

三遊亭白鳥さん「今日、私達が凱旋公演ということで!」…笑

これには他の3名、ポッカ-ン…

意味不明…それを言うなれば「追悼公演」とツッコまれて大爆笑…

円丈チルドレンと呼ばれた4人ですから…今夜は新作落語を…と春風亭昇太さんが言えば

語るのは、直のお弟子さんだった…三遊亭白鳥さん

もともと落語は知らなくて…たまたま古本屋さんで円丈師匠の本を見つけて、落語家になりたいなと思って、TVをみてたら、うちの師匠が「花王名人劇場」に出ていて、どこに住んでるんだろうと思って、近くのメトロポリタンホテルの公衆電話の電話帳を開いたら、うちの師匠の住所が載っていたと…で、行ったら、うちの師匠は、もう弟子をとらないって言われたけど…たまたま新作をかいたものをもっていったら、じゃあ、せっかくだからと弟子にとってもらったと…全然落語の世界のことを知らずにこの世界に入ったと…

メンバーに「今も落語のこと、知らないでしょう…すくすく大きくなって…」とイジラレル三遊亭白鳥さん

春風亭昇太さんも「これだけ知らなくて、これだけ大きくなったのはスゴイ」と褒めているのやら貶しているのやら…

三遊亭白鳥さん「今年で36年目、未だに落語の「かみしもをふる」こと(右、左、顔を向けば人物が変わること)がわからない」と…

客席から「知ってるー」と声がかかれば…三遊亭白鳥さん

「どこで教えてもらったんだよ…」

さらには「未だに分からない…勘でやってるだけ」と

ここで、三遊亭白鳥さんは柳家喬太郎さんに

「喬太郎師匠も、うちの師匠を見て素晴らしいと思ってたんでしょう」と問えば

柳家喬太郎さん「まあ、入らなかったけど…」笑

 

ここで林家彦いちさん

「せっかく古典落語をやってたのに、みんなが三遊亭白鳥さんのことをハラハラドキドキしてて見てた…」と笑わせる

「おかあさんになったかと思いました…」笑

そんな林家彦いちさんに三遊亭白鳥さんが問いかける

「うちの師匠の1番弟子になろうとしたんでしょう」

 

ここで、林家彦いちさんが語る

渋谷に「ジャンジャン」というライブハウスがあって、そこに、そもそもは東京乾電池をみにいったそうな…まだ高田純次さんがいた頃、それをみにいって、そこで今月のダイジェストをみたら、三遊亭円丈さんの「実験らくご」とのフレーズがあって、僕は大学時代、落研だったので、ここで落語をやってるんだと思ってみにいったら、それは衝撃的だったと…それまで、新作落語というのは、古典落語の焼き回しが多かった…舞台が長屋の代わりに会社だったり団地だったりと…でも、三遊亭円丈さんの舞台は宇宙、机に手がくっついちゃったりと…演目…タイトルも「白い螺旋階段」とか「悲しみはさいたまに向けて」とか…とにかく衝撃的だったと…たとえば、電車の中の乗客にザリガニがいるとか…それを悲しく描く…夕日に向かってザリガニが去って行く…そのシーンでは、三遊亭円丈さん、懐から生きたザリガニをだしたりして

公演終了後、「僕は感動しました」って、三遊亭円丈さんに言ったら、三遊亭円丈さんは、高座を振り返ってて「ザリガニが夕日に向かってまっすぐ歩かなかったことが失敗だったと…

それを聴いて三遊亭白鳥さんは「師匠についた前座の頃、円丈師匠は新作ばかりやってたから、それが普通だと思っていたと…その頃、川柳川柳師匠も同じように酔っぱらってて…」と思い出を語る

林家彦いちさんが、さらに

もっと衝撃を受けたのが、演目「パパラギ」…上半身を脱いで、南の島の大王になって「パパラギ、島の子たちよ」とお客さんに話しかける…それを、普通の寄席でやってたのは、衝撃的だったと…新宿末廣亭で客席に降りて、裸のまま、ぐるぐる廻っていたと思い出を語る…

春風亭昇太が、とまらないトークのまとめにかかり

「円丈師匠は新作落語というよりも革命家、自由をもたらした…落語史に残るお方であることは間違いない…円丈師匠に憧れて、新作落語をかいてきたので、今日の夜は、新作落語をやっていこうと、でも、今語った円丈師匠の題目とは一切関係なくやりますので…自由ということで…笑…順番はお弟子さんを挟んで…2人やって、中入りがあって、また2人やって」とまとめたところで

オープニングトークは終了…

 

開口一番は

前座の桂南之助さん

「大名古屋らくご祭」豪華な顔ぶれ…前座の身分とは言え高座に上がれて、とてもうれしく思っていますと…「大名古屋らくご祭」は全部で4日間、7公演、そのすべてに参加しているのは私だけ…

誰が一番ねぎらわれるべきなのか、みなさん心に留めてお付き合いのほどを…と客席を和ませて

演目は「牛ほめ」

いつもぼーっとしている息子の与太郎

鼻を垂らしたまま…鼻をかんでもまたでてくるから噛むのも面倒くさがる与太郎に…父親は頭を抱えている…

鼻を噛むと紙がもったいないというので…だったら、鼻を噛んだ後、紙を川で洗って乾かして、便所で使えばいいんだと父親が返したら

「そう言われて、こないだやったの…でも、順番を間違えちゃって」と与太郎

 

そんなある日、おじさんである佐兵衛が家を新築したというので、息子におじさんの家へ行って、おじさんの家を褒めにいきなよと誘い掛ける

父親は「私もこないだみてきた…お前も褒めに行ってこい」と

なにも要領が分かっていないので、口上を教えようとする父親

「向こうについたら、こんにちは、ごめんくださいと言って、どうぞと言われたら上がらせてもらう…」

「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらってお邪魔様でございます…今日は、家を見に参りました…」といって

家を見渡して、こういうようにと…

「家は桧造りで、天井は薩摩の鶉木目(うずらもく)、なにやら、たてなに左右の壁は砂摺で(すなずり)、畳は備後の五分縁(ごぶべり)でございます、床の間を拝見いたします、けっきうな建物でございます…お庭は総体御影(みかげ)づくりでございます…」

こう言って驚くんだと…

父親の言う通りにリピートしてみるも…

「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらってお邪魔様でございます」ですら「先日はおとっちゃんがうかがわせてもらって、お釈迦様でございます…」と間違える始末で

与太郎はこの簡単な褒め口上も覚える事が出来ない…

 

でも、さらに父親が

あぁそうだ、あとは台所の柱に大きな節穴が空いてるんだが、それを見たらこう言うんだ…

「この上に秋葉様(秋葉神社、防火の神様)のお札を貼ってはいかがでしょう…穴が隠れて火の用心になりますよ」と

これを言ったら小遣いくれるかもしれないと…

「金もらえるの!そりゃいいや!あとは何かない?」

おお喜びで、行く気マンマンになった与太郎

そうだなぁ…牛でも褒めるか…

「この牛は、天角地眼一黒直頭耳小歯違でございます…」

まぁ、簡単に言うと牛に対する最高の誉め言葉だ…これでまた小遣いもらえるだろうな。

「こんなんで小遣いもらえるんだ…簡単だな…」

 

張り切って口上を覚えようとする与太郎だが全く覚える事が出来ない。

覚えれなかったので、紙に書き留め、その紙を読むことにして…

 

おじさんの所へ向かい、とりあえず丁寧に挨拶する…

おじさんの家を褒めに来たと…

「この家は総体、檜造りでございます」「上手いこと言ったね…」

しかし、紙に書いたはずなのに…


天井は薩摩芋のウズラ豆…」「なんだ、それは?」

「佐兵衛のかかぁはひきずりで、畳は貧乏でボロボロです

「床の間を拝見させていただくと、なにやら化け物が…けっこうな化け物でございます」

庭は総体見かけ倒しでございます

もう口上はボロボロ…

「おじさん、台所をみせてよ!それが楽しみできたんだから…」

広い台所あったあった節穴が…「おじさん、この穴が気になるか」「お前にも分かるか…何とかならないかな、この節穴」

「おじさん、この穴は心配いらないよ…秋葉様の火伏せの御札を張ってご覧なさい、穴が隠れて火の用心になりますよ」「なるほど…それは気がつかなかった…ありがとう」

「驚いているの??」「そりゃあ、驚いているさ」

だったら、驚くだけでなく、早く出すものだせよ!と小遣いをせびる与太郎…

 

計算通り…と喜ぶ与太郎

「おじさん、今度は牛も褒めるよ」と

牛のお尻をみて、お尻の穴が気になった与太郎

おじさん、あの穴を気にするか?」「気にしてないよ」

「おじさん、この牛の穴について心配することはないよ」「心配なんかしてないよ」、
秋葉様の御札を張ってごらん」「バチがあたるよ」

「いや穴が隠れて屁の用心になります

ちなみに…お弟子さんは、完全無欠の…古典落語…笑…でございました…

 

続いて、まず先陣をきって登場するのは

三遊亭白鳥さん

何をやろうか、特に決めていなくて…オープニングでうちの師匠のことが話題になって、この落語会が終わると、おそらく来年1年、名古屋にくることはないだろうから、東京ではなんどもやっているけど、今日はうちの師匠の出身地でもあるので、この演目をやってみたいなと

人というのはどういう生き方をするのか、いつ死ぬのかわからない…わかっていることは、人というのは絶対死ぬということ…いつ死ぬかわからないから…人生はおかしなことがおきると

演目「黄昏のライバル~師匠円丈編~」

これ落語なのか??と思えるほど…もう「円丈師匠の新作落語」の域を明らかに超えていて…

ここまでいじって大丈夫なのかなとも思える噺で…なんか不謹慎さも感じながら…もう大爆笑でした…

おかみさんのところに駆け寄るのは

円丈師匠の最後の弟子「キュウゾウ」

円丈師匠の容態がよくないと聞いて駆けつける…

おかみさんが言うには「ずっと床に臥せっているのだが、どこが悪いのかわからない…寝言で落語なんかやりたくない、高座なんか上がりたくないって言ってる…歳なのかね?」

「キュウゾウ」は「今、うちの師匠は70代半ば、今は80歳過ぎても高座に上がっている人がいっぱいいるから、一番油がのっているとき」と返したので、おかみさんに起こしておくれよと頼まれる

床に行けば、臥せている円丈師匠…

「キュウゾウ」をみると

「もう落語なんてやりたくねえ、高座に上がりたくねえ…死神が俺を迎えに来る」とずっと言ってる始末

そこで「キュウゾウ」は…円丈師匠は「昭和の名人」と呼ばれた人…古典落語をやれば、思い出して落語をやりたくなるかもしれないと思って

ここは「キュウゾウ」…

「ちょいとお前さん、大晦日だよ、おきなよ」「昨日の酒が抜けないんだよ…わかったよ!おきればいいんだろう…」

と「芝浜」のくだりを…

「このやろう!なんで「芝浜」でおこすんだ!」と円丈師匠

起きた円丈師匠に向かって

なんで落語をやりたくないなんて言っているのか、新作落語の祖と呼ばれて、後、数年後には「人間国宝」になるだろう落語界の天才の三遊亭円丈師匠ですよ…

といえば…「なんだ、この静まりは…静まり返って…」と言葉にする円丈師匠

 

「そりゃあ、死んだばかりの師匠をマクラならまだしもネタにしてるんですから」と笑わせる…

 

円丈師匠は、まさに、それが「円丈魂」だと言い張る!!

「常識を破って死んでも何でもネタにする…そして、古典落語は敵だ!!…笑えるなら俺を使え…笑えるならすべてを差し出す…」と言いながら

「古典落語は敵だ!!」との言葉を繰り返す円丈師匠

 

「キュウゾウ」は、4年前に円丈師匠が古典落語「文七元結」をやるのをみましたが…と返すと

「俺は常に変わるんだ…それが「円丈魂」だと…さらに「俺の最後の敵が、俺の永遠のライバル、柳家小さんだ…」

とさらに語りだす…円丈師匠

「柳家小さん、あいつは人間国宝だ…小さん師匠は心に染み入るような人情噺をする…小さん師匠はスゴイ…小言念仏が…」というので、思わず大爆笑

…古今亭志ん朝、立川談志、俺と競い合うライバルはみんないなくなっちゃった…ライバルがいなくなれば、誰と戦えばいんんだ、と

 

「キュウゾウ」が戦う相手は後輩に、春風亭昇太さんがいるではないか…と問うも…

円丈師匠「あいつは「笑点」に魂を売っちゃったから、と…

あいつは俺の一番弟子になりたかった…でも家の前まで来て、円丈師匠の弟子になったら潰されると野性の勘が働いたようだ…と返す…

柳家喬太郎師匠もいるじゃないか…と問えば

「喬太郎の黒い一面…あいつは新作だけじゃないんだ…桂文枝と…笑…」

「喬太郎は古典落語をやっていた…だけど古典だけではなく、落研時代に作った「すみれ荘201号」という新作をやって人気を集めた…なんで古典落語をやらずに新作をやるんだ…あいつは「柳家」じゃなくて「隠れ円丈一門」だ」と

林家彦いち師匠はどうかと問えば

「あいつは新作よりもラーメン親父に魂を売っている…あいつは「笑点」の林家三平の後釜を狙っている」と

「楽屋へ戻れば怒られますよ」と笑わせる

円丈師匠は、みんな俺のことを怖れて反論もしない、ライバルもいないから、高座にあがりたくない」との一点張り…

おかみさんに「駄目でした」と告げる「キュウゾウ」

「ライバルもいないし、逆らうやつも、いなくなったから」とその理由を言えば

おかみさんが言うには、師匠に逆らった人が一人だけいたと…2年前に円丈師匠に逆らって、破門されてやめちゃった人が一人だけいると…

その人は池袋でおでん屋をやっていると…その人なら師匠を起こすことができるかも知れないと…

さっそく池袋でおでん屋に向かう「キュウゾウ」

 

池袋のおでん屋「おでん処、白鳥」ここだ!!!

 

久しぶりの客におお喜びの店長は…というと…笑

酒を提供しつつ

「キュウゾウ」に語りだす

「俺は昔は落語家だったんだ…私は新潟の田舎者…落語って江戸っ子がやるもんだろう…落語は知らない!知らない!」といいつつ

「大将、いっぱいやってくれ」と「キュウゾウ」に酒を勧められると

その酒を口にして「1年ぶりの酒だ…また夢になるといけねえ…」と「芝浜」の一節を

そう言いながら「落語なんて知らないよ」という大将に向かって

「あなた、三遊亭白鳥師匠でしょう…」

「へっへっへー!よくわかったな」とキセルを咥えながら…

「今、私がキセルで煙草を吸ったけど、間違いがある、わからないでしょう…キセルには火を必ずこのような仕草をしてと…これは、2年前に喬太郎さんから教えてもらった」と笑わせる

「だから、古典落語は難しんだ…私のやった仕草では、シャボン玉になる」と…

 

「キュウゾウ」はどうして2年前に破門になったのかを尋ねると

「2年前、落語協会の理事に柳家喬太郎さん、林家彦いちさん、桃月庵白酒さんや柳家三三さんがなったけど、師匠に、お前、白鳥はなんで理事にならないんだ、バカヤローっ」て言われて、私は言ってやった「「皇室のはなし」をする奴が理事になれる訳がない」と…

すると、円丈師匠は「俺に逆らうのか―!師匠に逆らうとはコノヤローっ」て、「赦せねえ!破門だ!」と

白鳥師匠に元気づけてもらえればと懇願する「キュウゾウ」

これに折れて、三遊亭白鳥さん

「噺家をやめて商売をやっても上手くはいかない…実はあの頃はよかったって反省してたんだ…ぜひお見舞いに…」

 

と臥せっている円丈師匠のところへ出向く三遊亭白鳥さん

 

三遊亭白鳥さんは、円丈師匠にお詫びをしなくてはならないことがあると

前座の頃「やかん」という古典落語をならって、その録音したテープを、文字におこすのが面倒くさくて、近くの目黒図書館で落語全集を借りてきて覚えたと

円丈師匠「それは柳家の形だ!」

「すみません、落語にいろいろな種類があることを知りませんでした」

さらに、しょうがないからと、円丈師匠の師匠、三遊亭圓生の全集、直筆のサイン入り、俺の宝物だって言って貸してもらったけど…古本屋に売ってしまいったと…

怒る円丈師匠に三遊亭白鳥さんが言う

「名古屋に連れてきてもらって、どんだけ辛い思いをしたか…どこで生まれた?ときかれ、新潟県ですと答えたら…裏日本って言いましたね!」

「名古屋の人間にとって、日本海はみんな裏日本だー!」と円丈師匠

さらに三遊亭白鳥さん

「お前は落語家に向いていない…雪国の奴には心に雪が降ってる…お笑いにはむかねえと…師匠の知り合いの名古屋のオジサンが「おみゃー、どこの生まれだ」「新潟県です」「田舎だニャー」って…新潟県は新幹線も停まるし、高層ビルもあるのに…どうして新潟県が田舎なのか…その答えは、新潟には東海銀行がないから」と…笑

さらに「ういろう」を自慢する円丈師匠に三遊亭白鳥さん

「ゼリーならゼリー、ようかんならようかんのままでいいのに…新潟には笹だんごしかないだろうと言って、円丈師匠は「ういろう」を持っていけっていただきましたけど…「重い!」

さらには名古屋へ行って、名古屋らしいもの喰わしてくれると言って、食わしてくれたのは、なぜか「東京タンメン」

円丈師匠の公演、文珍師匠と大きなホールで800人ほどの超満員…笑いたいと思って集まったお客さんの前で、師匠がやったネタは「アマゾンの朝は早い」…アマゾンを描写する擬音ばかり30分もするので、客席が鎮まりかえっていたと…それをステージ袖でみていた文珍師匠が

「円丈さん、戦ってますなあ…」

 

円丈師匠は言葉を返す…

「ウケるネタをやるんじゃない…常に新しいネタに、生涯たった一人で闘って前のめりで倒れていく…これが「円丈魂」だ」

「ウケるネタを何度も繰り返してる古典落語のやつとは違う…新作の道を切り開く先頭に立っている師匠に反抗して申し訳ありませんでした」とわびる三遊亭白鳥さん

「ただ、笑わせるだけでなく常に新しい新作をみせる…これが「円丈魂」…それが分かってもらえたようで…赦してやろう」と円丈師匠

さらに

「「円丈魂」を受け継いでくれた後輩たちがこの世の中で活躍してくれれば…俺は天国に逝く…天国には俺のライバルがいっぱい待っている…先代の円楽師匠も待ってるんだ!!」

「白鳥!じゃあ、あの世へ逝くぜ…」

と円丈師匠の魂が浮かび上がる…

「天国に逝っても俺は戦って古典落語を潰してやる…「円丈魂」みせてやる…」

三遊亭白鳥さんの「師匠はなんで死んでまでやる気マンマンなんですか」の問いかけに

サゲは

「俺はいつでも、えんじょう中だー!!」

 

いやあ、凄かった!!これって落語??とは思いながらの

さすが「凱旋公演」???の一席でした…

 

と長くなっているので、次回に続く


愛知県芸術劇場で行われた「Whitney Houston's Hologram Concert(ホイットニー・ヒューストン ホログラムコンサート)」に行く

2023-04-27 07:04:55 | 海外アーティスト

2023年2月…愛知県芸術劇場で行われた

「Whitney Houston's Hologram Concert(ホイットニー・ヒューストン ホログラムコンサート)」に行く

ホンモノが出てきて唄う訳でもないのに、チケット代は12500円

正直、一庶民の私は悩んだけれど…

振り替えればウンと若い頃、今から約30年くらい前にみた映画「ボディーガード」の記憶は色褪せてはいないし

 

そもそもは

Whitney Houstonの唄声…あのケビン・コスナーとの共演、そして「ボディーガード」のテーマ曲「I Will Always Love You」での唄声に震えるほど感動して…

そんな中、ある日、レインボーホールでWhitney Houstonのコンサートがやるとの情報が…

もう「生」でみたくてみたくて電話予約…必死に電話をかけても繋がらなくて、約数時間後、奇跡的に繋がったと思ったら、残っていたのは立見席…立見席といいながら席があるわけではないよ!立ち見!!それでもWhitney Houstonがみられる喜びでテンションはあがってた…

そのコンサートは、ナ、ナント1時間遅れ…立ち見だったので…ただただ立って待ってたのが辛かったそんな記憶が残っている…

で、コンサートが始まったら、1時間ちょっとでおしまい、かなり物足りない感じで終わっちゃった思い出が…でも、あの名曲「I Will Always Love You」が「生」で聴けて、あの映画で感動したような美しく力強い歌声で魅了してくれて、それなりに満足して帰ったことを憶えている…

その後、数年後に、またまたWhitney Houstonのコンサートがあるとの情報が…でも、この頃よくあった、外タレの「名古屋飛ばし」

でも、私、大阪城ホールまでWhitney Houstonを観に行ったんだな…その時は、心底がっかりした思い出が…やはりコンサートは、1時間強、90分も歌ってなかったんじゃないかな…ただ、レインボーホールと違って、意味もなく1時間待たされるということはなかったと思う…まあ、この時は、立ち見じゃなくて、席があって座って待ってたから、そこそこスタートが遅れたかも知れないけど心には残っていない…それ以上に愕然としたのは…「DIVA」…歌姫と呼ばれていたのに、声が、あの高らかに歌い上げる音域がでなくなっていたのである…

楽しみにしていたあの名曲「I Will Always Love You」も歌ってくれたよ…でもWhitney Houstonの音域が狭まっていたことを配慮したような、アレンジに換えられていて、映画で見たあの曲とは別物…

もう、がっかりした思い出が…

わざわざWhitney Houstonを大阪まで遠征して観に行ったのに…

もう2度とWhitney Houstonのコンサートは観に行かないぞって…そう思ったことを…ふと思い出した

もちろん、それ以後、Whitney Houstonは日本でツアーをやったのかどうかわからないけど、その時には麻薬に手を出してたから、声が思うように出なくなっていた…なんて情報なんぞ、知るべくもなく…

でも…でも…その後でも映画「ボディーガード」を繰り返しみては、あの歌声に感動し、もちろんサントラ盤も購入して、何度も何度も聴いていた…

…と、それなりにWhitney Houstonにハマっていた私

 

 

時が経ち、もうほとんどWhitney Houstonを聴かなくなった今年のお正月に

映画「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」

をみたんだな…

あ、そのブログのリンク貼っておきますので、お時間あればぜひ!

2023元旦ファーストデー「TOHOシネマズ東浦」へ映画「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」を観に行く!

 

もう、その映画でのWhitney Houstonの唄声が凄すぎて…もう感動モノの唄声が再熱してきて

ホンモノが出てきて唄う訳ではないけど、そもそも、ホログラムといったコンサートは「初音ミク」さんがそうなんだろうけど、みたことがなくて…ちょっと気になって

ホンモノじゃないのに、チケット代はちょいと、高いと思ったけど、これを逃すと二度とWhitney Houstonに会えないような気がして

清水の舞台から飛び降りた気分で…いや現実的な喩えは、競馬で1万円やられたと思えば…と思って行ってきました

「Whitney Houston's Hologram Concert(ホイットニー・ヒューストン ホログラムコンサート)」

生演奏でした!生演奏!!バンドのみなさんは「ホログラム」ではありませんでした…「生」…ちゃんと生きていました…

バンドマスターは、レニー・クラヴィッツのツアーにも参加したキーボード奏者、Kaleb James

ギターは菰口雄矢さん、ベースはLawrence Daniels、ドラムはJay Stixx

この4人の面々がホログラムのWhitney Houstonの唄声に合わせて生演奏!

さらに4人のダンサー、TAKA、ANGEL、NADiA、RICKYさんがホログラムのWhitney Houstonと踊る!踊る!!

48歳で亡くなったWhitney Houston

もし、ホンモノだったら、ここは59歳

でも、ホログラムのWhitney Houstonは20代から30代前半…全盛期のWhitney Houstonでした!!

なんでも、Whitney Houstonのホログラムは、過去のライブパフォーマンスのデジタルマスター版を使用しているらしく、生バンドの演奏とダンサーたちが、そのホログラムのWhitney Houstonと一緒にステージを演出していく…

 

ライブ映画やフィルムコンサートと呼ばれるものとは、明らかに異なる臨場感…

 

まずは、オープニングで、ダンサー4人が踊る!踊る!!

…と、舞台袖から登場する…なんていったことはなく…突然、浮かび上がるように現れるWhitney Houston!

ステージの照明で、角度によっては、足が透けてるよ!なんていったツッコミは置いといて、限られた範囲内ではあるが、リアルに動くWhitney Houston

 

まずは、ノリノリのナンバー、4人のダンサーと一緒に動き回りながら歌う

「Higher Love」

そして、あたかもそこにいるように次の曲を歌う前に挨拶のMCを語るWhitney Houston

なんとも不思議な世界観…臨場感はあるけど、あきらかにホンモノとは程遠い…

イントロでサックスの音色が会場を包む…サックスの音は「生」がよかったな…とは贅沢な感想

続いてはバラード

「Saving All My Love For You」

ジャズ風のサウンドにのせて、ホログラムだから、当然と言えば当然なんだけど、圧巻ともいえる心に沁みるWhitney Houstonの唄声…

もう鳥肌もの!!まさに、全盛期のWhitney Houstonがステージに浮かび上がっている…

ただ、ホログラムだからこそ、仕方がないんだけど、歌い終わるとスーッと幽霊のようにステージから消えるのよ!!

なんか、これが妙に淋しくて…ああ、やっぱり亡くなちゃってるんだなと、当たり前のことを切なく感じたり…

 

でも、次の曲のイントロが流れると、またステージ中央にWhitney Houstonが現れるんですけど…嬉しいことにステージ衣装を替えて…

続いてもバラード

「All The Man That I Need」

1982年にリンダ・クリフォードが発表した曲を、Whitney Houstonがカヴァーした曲…でも、もう完全にこの歌はWhitney Houstonの世界観に包まれて…

もう感動のあまり心が熱くなる!!この歌声を聴いていると、まるで、ホンモノのWhitney Houstonがウンと若くなって…私も20代に若返って、そこにいるような気になってくる…

 

 「I Have Nothing」

映画「ボディーガード」のシーンが蘇るよう…もう歌を聴き入っていると、私の心は20代に…若返ったかのよう!!

ホログラムということを忘れ、もう圧巻の唄声に、思わず拍手しちゃっている私がここに…

続いては一転、ダンスナンバーを

衣装を替えたWhitney Houstonがダンサーと共に、限られた範囲内で、けっして、ステージの前方に立つなんてことはないけど、一緒に踊りながら歌う

 

「I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」

Whitney Houstonよりダンサーが前方で踊るので、もうダンサーの一挙一動にくぎ付け…

 

そして、もう1曲、スローから始まって、中盤以降はノリノリのダンスナンバーを踊りながら歌うWhitney Houston

 

唄い終わるとスーッと消えて、衣装を替えて現れる

バラードを歌う前にはMCが、まるで、ホンモノが喋っているように…前から3列目だったので、表情まではっきりと分かる

タイトル曲は分からなかったけど、バラードを1曲

続いてもバラード曲

「Run to You」

あの…感動的な映画「ボディーガード」でも使われた曲…

いやあ、それにしても圧巻の唄声!全盛期の唄声は心に響く!響く!!

 

続いては、曲のタイトルが分からなかったけど

バラードから始まり曲の途中からアップテンポになるご機嫌なダンスナンバー

限られた範囲内をちょっとだけ動くWhitney Houston、その前を元気に大迫力でダンサーが踊るので、目は100%ダンサーの一挙一動に奪われる…

 

そして

「How Will I Know」

これまたご機嫌なアップテンポのナンバー

いかにも1980年代を想起させられるナンバー

ああ、あの頃は私も10代後半~20代前半…気持ちだけは、若返って!

でも歌い終わるとすーと消えちゃう…なんかこれが妙に哀しいのよ!!…生きていれば59歳

どんなんだったんだろう??少なくともホログラムのようなスタイルじゃないよね…このダンスナンバーも歌ってただろうか…

ふと、59歳の唄声を聴いてみたかったな…とご機嫌な曲なのに、しみじみとしちゃう…

 

「My Love is Your Love」

歩むようなムード溢れる曲調に色艶の感じられるWhitney Houstonのボーカルが映える

唄い終わると、姿は消え、ダンサーが踊りまくるダンスナンバーの後には、再度バラード曲

「Greatest Love Of All」

Whitney Houstonの包容力あふれる歌声

もう心が震えるほど…ホログラムでホンモノじゃないことは分かっていても…

日本語訳すると歌詞はこんなふう…

♪何を取られても構わない
でも私の尊厳だけは誰も奪えない
なぜなら 最も偉大な愛が
私を包んでくれているから~

この作詞はこの曲が1位を獲得する約1ヶ月前に乳がんのため亡くなったリンダ・クリードだった…ということもあり…若い頃から聴き入っていた曲…

切ないけど前向きで…歌声が滲みて沁みて

続いても曲名は分からなかったけど、バラード曲

この曲、きっとホンモノのコーラスが入ったら最高なのにな…

あ、なんならMariah Careyもホログラムで…笑

 

そして、Whitney Houstonの曲紹介のMCが入って、

その後にはWhitney Houstonと言えばこの名曲

「I Will Always Love You」

アカペラから入り、もうその歌声は鳥肌もの

間奏のサックスはホンモノが欲しかった…

でも、背景の映像が素晴らしい

花火が打ち上がり、嵐が吹き荒れ星屑が舞う背景スクリーンの美しさ…が見事に唄声に溶け込んで

サビの♪And I will always love you~なんか、もうホログラムなのに目頭が熱くなっちゃって

生演奏をバックに全盛期の歌声…その唄声に大満足!!

 

 

でも、曲が終わるとスーと消えちゃうのがホント寂しさを募らせるのよ…もう、この世にいなんだなって…改めて感じさせるというか…

続いてはダンスナンバー、ダンサーが踊る!踊る!!!

圧巻のダンスナンバー

 

そしてラストは

「I'm Every Woman」

Chaka Khanのカバー曲

しっとりとメロディアスな曲調から始まり…途中からスタイリッシュなダンスナンバーに…

もうダンサーと共に豪華なフィナーレ

それにしても、ホログラムに生バンド演奏と本物のダンサー…なんとも不思議な空間

ホント全盛期にこんなセトリで一度観てみたかったな…としみじみと

 

最後に感じたこと…

ホログラムのWhitney Houstonが歌い終わると拍手するんですけど、一体私はは誰に向かって拍手をしているのか?とつい思っちゃう

圧巻の唄声に感動して、拍手をしたいんだけど、その歌声の持ち主は、ここには実際にはいないし…

でも感動モノのWhitney Houstonの鳥肌ものの唄声に、やっぱり盛大な拍手をしちゃうんだよな…

この拍手、お空のWhitney Houstonに届いたかな…

後日、再度「ボディーガード」をみる

みている間だけ…は、私は10代後半の気持ちでね…

同じ姿勢でみてたら、腰が痛くて…痛くて…

おかしいなあ…10代後半のはず…なんだけどな…

 


2021冬…得三で「三宅伸治&the spoonful 」…「RED ~rainbow Christmas2021 TOUR」

2023-04-26 06:05:51 | ライブ

12月は師走…という名のとおり
「先生も走り出す???」ほど忙しく…
かつ、この日は、絶対遊びたくない…月曜日…

絶対遊びたくない…月曜日…絶対遊びたくない…月曜日…絶対遊びたくない…月曜日…絶対遊びたくない…月曜日…

でして

めちゃめちゃ忙しいんだけど…
めちゃめちゃ忙しいんだけど…
めちゃめちゃ忙しいんだけど…

2021年の12月の月曜日に三宅サンタが得三に…

 

それもthe spoonful のメンバー

三宅伸治さん(vo.g)、高橋"Jr."知治さん(b) 、KOTEZさん(hca)
茜さん(ds)の4人のサンタクロースと一緒に

 

となれば…絶対に遊びに行きたくない月曜日だけど…

無理してでも…無理してでも…無理してでも

行かなくちゃ!!

例年のごとく三宅サンタに…「the spoonful 」サンタに会いに行かなくちゃ!!

三宅伸治さんのバンド

「三宅伸治&the spoonful 」
のご機嫌なロックンロールを楽しもうと…例年のごとく、この12月に得三へ…

 

ツアータイトルは

「RED ~rainbow Christmas2021 TOUR」

三宅伸治さんの還暦を記念して結成された「The Spoonful」のメンバーを中心に結成されたバンド、「The Red Rocks」のアルバム『Red Thanks』を引っ提げてのツアーです…

私たちにはクリスマスプレゼントに匹敵する(もちろん、買うんですけど…笑)『Red Thanks』を引っ提げてのツアー

 

この1年も例年のごとく、よく働きました…

その

めちゃめちゃ働いたご褒美として…
めちゃめちゃ働いたご褒美として…
めちゃめちゃ働いたご褒美として…

誰もクリスマスプレゼントをくれないから
自分から自分へのクリスマスプレゼントのような気持ちで
楽しんだ

「三宅伸治&the spoonful 」のライブレポをば…

 

ブルースフィーリング満載のインスト曲「Kiyoshi this night」のSEが流れる中、登場する4人のメンバー

 

「ジングルベル」のシグナルを4人で音を合わせた後には

高橋"Jr."知治さんのベース音が響き渡り

まずは

「クリスマス ガンボ」

から…

ブルースフィーリング満載

 

間奏では、三宅伸治さんのエレキ、KOTEZさんのハープがフューチャーされ、もうなんと言ってものっけからKOTEZさんのハープの響きがめちゃめちゃ心地よい

歌詞は散文的に短い言葉で凝縮されている~

♪差別がない偏見もない地球 全部詰め込んで煮込んで煮込んで~

後半の三宅さんのエレキのソロも鳥肌もののかっこよさ

曲のラストは「ジングルベル」のシグナルで〆て

 

「サンタが街にやってくる」

 

もちろん、ロックンロールのアレンジで、三宅サンタは「街」の名前を「得三」にして…

 

この2曲で、もう、いち早く「得三」にいち早くクリスマスがやってきた!!そんな気分!!

 

演奏を終えて

「イエーイ、得三!帰ってまいりました…得三に帰ってまいりました」とご挨拶…「ようこそいらっしゃいました」と

「嬉しい!嬉しい!!今夜は楽しいクリスマス会にしましょう、ついでに忘年会もやっちゃいましょう」と言葉に発した後には

メンバー紹介

KOTEZさん、

そして、紅一点、茜さんからはご挨拶の一言

「今年1年、三宅伸治さんの還暦の記念で何度も得三にこさせていただくことができました」と…さらに

「この1年、いろんなことがありましたが、こうやって呑んで食べて騒げる日が来たことをうれしく思います」と…そして「三宅さん、おめでとうございます」と言葉を添える

 

高橋"Jr."知治さんから、ここで三宅伸治さんを紹介…

「ありがとうございます」と返答し、紹介のお返し…笑

高橋"Jr."知治さん

「名古屋アミーゴ!元気かい!アミーゴ!アミーゴ!を応援するぜ…ゴーゴーだぜー!得三、イエーイ!「amigo 」を歌いたくなっちゃった」と

 

「amigo 」

ブルースフィーリング満載のブルースロック



KOTEZさんのハープが鳴り響くなど
それぞれのソロパートありの
ご機嫌なブルースロック!!
ソロパートのラストは高橋"Jr."知治さんのベース音が響き渡り、かっこよくキメる!!

ラストはみんなで連呼!!

♪amigo go go~!!

歌い終えて、高橋"Jr."知治さん、「得三!イエーイ!」と客席からの声援に応えれば

三宅さん「高橋"Jr."は得三のフライヤーのリレーエッセイに「酒の記事」が載っている」と紹介し

「お酒の失敗例の話の続きを教えてよ」と客席から声が飛べば

「私語は慎むように」と高橋"Jr."知治さん、笑えるー!!

 

続いてはKOTEZさんにも1曲をと…

それを受けてKOTEZさん

「クリスマスは「Rainbow Christmas」を聴いてますか?」と客席に問いかけ…「3割くらいの人ですかね…笑」と笑わせて、ここはCDの購入を誘って、今年は三宅伸治さんの還暦イヤーですからと

で、それでは「Rainbow Christmas」に入れなくてよかったクリスマス・ソングをと

今日は、子供とかいないからのびのびやれると、悪いサンタクロースのブルースを…と

 

「サンタのしわざ」

♪ぐいぐいぐいぐい 揺らされた~


かみさんが…誰に??

それは「サンタのしわざ」…笑

でも…曲調はご機嫌な…笑…ブルース

三宅さん、エレキで擬音…

「朝まで揺らされた腰の動き」の揺らされている音をエレキで…腰の揺れに合わせて、三宅さんのエレキの音が歪み…それは、実にリアル!リアル!!…笑

間奏の三宅さんのエレキに惹かれ


その後に続くKOTEZさん
間男??」のように…激しくハープを吹きまくる!!

そして歌い出すこのフレーズ

♪なんてこったい!サンタのしわざ~

演奏を終えてKOTEZさん

「みんなサンタのコスプレして悪いことするなよ!」

 

長い拍手!!それに応えて

KOTEZさん♪なんてこったい!~とはやらないけど…と笑わせつつ、長い拍手に感謝の言葉を…

 

三宅伸治さんが

「ここからは「Rainbow Christmas」からもたくさんやりますが…今年は「The Red Rocks」で「Red Thanks」 というアルバムをリリースできたことが嬉しかったと…そのアルバムの中からロックンロールを」と

 

「ノックが聞こえる」 

スマイリールイスやファッツドミノやリトルリチャードのことを歌いながらも、天国が繋がっていると歌う三宅伸治さんのこのロックンロール!

その中に、忌野清志郎さんや石田長生さんへの想いも含まれているような気がする…とにかくご機嫌なロックンロール

 

 

激しさを増すKOTEZさんのブルースハープがカッコイイ!!

 

演奏を終えてKOTEZさんから

今、発売されているミュージックマガジン1月号に「The Red Rocks」の「Red Thanks」 のレビューが載っていると、さらに他の雑誌では、忌野清志郎の特集があって、そこにも載っているといった紹介を挟み

続いても「The Red Rocks」の「Red Thanks」 の中から、これは自分のことですね…と三宅伸治さん

「要領が悪いだとか、歯並びが悪いだとか…」と三宅さんが語る言葉に被せるように高橋"Jr."知治さんが「〇〇が悪い!」と言葉を添えれば

三宅伸治さん「だんだん、俺の悪口を言う」といって笑わせる!!

「悪口じゃない…歌詞を言っただけ」と高橋"Jr."知治さん、全否定…笑

三宅さん、笑いながら「そう言うことを言うんですが、メンバーのみんなが「心がいい」と励ましてくれる」と

お客さんみんなが、励ましてもらえると、この後のライブも凄く元気が出る!!」と笑わせて

 

「心はいい」

ミディアムテンポのロックンロール

「運が悪い」「機嫌が悪い」「気分が悪い」

歌詞で歌われるような、そんなふうに思う日はある!ある!!

でも

♪wow wo wo wo 明日は元気に笑ってる wow wo wo wo 今夜はぐっすり眠れそう~

 

と歌われるサビの歌詞に耳を傾ければ、自然と元気が出てくる感じがして、聴いてると気分は前向きに…

さてさて、「私の心はいい」のか、自分のことはよくわかんないけど…

私にとっては、三宅伸治さんの「音楽はいい」…笑

 

長い拍手に感謝の言葉を添える三宅伸治さん

「嬉しい!ずっとここにいたい気分だ」と…さらには、忘年会は続くよと…

得三に、「今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いします」と年末のご挨拶を挟んで…

「「The Red Rocks」の「Red Thanks」 の中から少しゆっくりやってみようと思います…会いたいとか会えるはずがないといった歌詞がでてきますが、これは空の上に逝った人に対して歌っています…よかったらみんなで♪ラララ~と歌ってくれたら嬉しいです」と

 

「悲しい歌」

等身大の三宅伸治さんのストレートな想いが伝わってくる!!

しっとりとしたバラードで、KOTEZさんの絡むブルースハープが切なく響き渡る

♪土砂降りの雨 足をすくわれ それでもまだ俺たちゃ笑ってる~

この歌詞が、心に沁みる!沁みる!!

♪ラララ~と大合唱…そして、KOTEZさんの悲し気なハープな響き…

自然と藤井裕さん、石田長生さん、忌野清志郎さんも、一緒に♪ラララ~と大合唱しているような気持ちに…

 

演奏後、三宅伸治さん

「The Red Rocks」のナンバーではないけど、モンキーズのナンバーでもあり、THE TIMERS(ザ・タイマーズ)のナンバーでもある曲をと

 

「デイ・ドリーム・ビリーバー~DAY DREAM BELIEVER~ 」


なんか忌野清志郎さんが
得三の楽屋からでてきそうな気もした…
そんなDay Dream Believer」


サビは
みんなでみんなで大合唱!!!
このみんなの温かい歌声
ZERRYさんに届いたかもね!!

長い拍手をありがとう!と三宅伸治さん

最近では、東京でも長い拍手が流行っている…笑…そうな…ここが震源地だと語りながら…

「The Red Rocks」の「Red Thanks」に戻って、その中からMVを作ったナンバーをと

監督のアイデアで、みんなでこんな動きを合わせて踊って…と実際に踊ってみせる三宅さんと高橋"Jr."知治さんとKOTEZさん

「今日も3人でやるけど、お客さんも参加してください」と

 

「心のラブソング」

前向きな気持ちになれるロックンロール

♪Hey Hey 心のラブソング Hey Hey どんなときでも~

一緒に、身体を動かせば、気分もご機嫌!!

 

三宅さんも満面の笑み

ありがとう!イエーイ!イエーイ!!今池の月はかっこいい!と

「月がかっこいい」


躍動感あふれるリズムに合わせて自然と体が揺れる
KOTEZさんのブルースハープの響きがより疾走感を醸し出し
それを安定して支える高橋"Jr."知治さんと茜さんのリズム隊

 …三宅伸治さんもカッコイイ!!

ビート…
そして三宅さんのエレキ…
さらに三宅さんの存在そのものが
「月」と同様、カッコイイんだな
…と感じながら


いやいや三宅さんのみならず…
高橋"Jr."知治さんの重低音のリフもかっこいい

かぶさる
KOTEZさんのハープもかっこいい!!


ラストは みんなで
ラストのフレーズでは

「三宅さんがカッコイイ!!高橋"Jr."知治さんがカッコイイ!!KOTEZさんがカッコイイ!!」

…とは唄わずに…笑
「月がかっこいい」のリフレイン!!

 

「クリスマスサリー」

この時期にぴったりなご機嫌のロックンロール!!

もう、それはロックンロールの渦に巻き込まれて気持ちのいいこと

 

そして
曲名はわかんないけど
クリスマスの…「サンタクロースのロックンロール」


ご機嫌のロックンロールのリズムの中


♪今夜はクリスマス あんたのおでまし~

♪今夜はクリスマス サンタのおでまし~

と歌われるご機嫌なロックンロールから


〆のフレーズは

♪サンタクロースは絶対いるぜ~


…と

そのままの流れで



「ベートーベンをぶっとばせ」



サビの

♪ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~俺の高橋"Jr."~

…の後の間奏は
カッコいい!!
高橋"Jr."知治さんのべースソロ


♪ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~俺の~


そして
茜さんの
ドラムソロ

KOTEZさんのソロと続き


♪ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~俺の三宅伸治!



三宅さん
それはそれは
エレキを唸らせ!唸らせ!!

久しぶりの場外乱闘!!…笑…三宅伸治さん、客席乱入!!!

そのエレキの響きで…「ヘイ!ヘイ!!」と
お客さんとコール&レスポンス

もう…
畳みかけるサウンドに圧倒され
ロックの渦に巻き込まれて気分爽快!!

曲の〆は


♪ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~ぶっとばせベートーベン~俺の忌野清志郎~


もうご機嫌そのものの
たたみかけるようなロックンロールの嵐!嵐!!

 

三宅さん、サンキュー!ああ、楽しい…もう一発いくかー、もう一発いくかー、やりたいぜー!!と

そんな
忌野清志郎さんが…ステージに…垣間見える…気がする

「JUMP」

見事なほどのお客さんとの一体感!!

5センチほどジャンプした瞬間


空の上にいてる
石田長生さん、藤井裕さん、ジョンレノンにオーティスレディング
さらには…忌野清志郎さんに

5センチほど
近づけたことは間違いない???

まあ、酔っぱらってますけど…

これにて、本編終了…

三宅伸治さん「サンキュー!どうもありがとう!得三!!!「the spoonful」でした!ありがとう!!」と最後にメンバー紹介をして

 

当然、鳴りやまぬ拍手!歓声に応えて

まず、最初に高橋"Jr."知治さんとKOTEZさんが登場し

 

 

高橋"Jr."知治さんが、客席に向かって「配られたクラッカーを持っているかな…どこで使うのか、僕をみていないとダメだよ!」とUNの諸注意を…笑

「そして我ら「the spoonfulサンタクロース」は、たくさん物販をもってまいりましたと、物販を紹介するのは、ビリケンブラザーズからKOTEZ」と

物販の紹介はKOTEZさんから

「我々はビリケンブラザーズというバンドでアルバムを出しました…本当はもう一人いて、こうして三宅伸治ツアーで物販を紹介してる2人が、ビリケンブラザーズ…二人とも顔がビリケンに似てるから、ビリケンブラザーズ…なんとも簡単なバンド名…」と笑わせて

ここからは物販紹介、CDを各種紹介した後に

茜さん、ステージに登場「三宅伸治さん還暦イヤーおめでとう」と声をかけ、三宅伸治さんを招き入れる…

 

ここで、お客さんから、花束を受け取って

三宅さん「今年もお世話になりました…来年も「the spoonful」をどうぞよろしく…

と三宅さんの合図で、ご唱和…令和になってもごしょうわ…乾杯!!

KOTEZさんが、三宅さんのきている、そして自身も着替えた物販のツアーTシャツの紹介を加えて

これは、普段でも着れますよ!とセールストークを…他の現場でも着れます…「blues.the-butcher-590213」でも…と語りつつ

「blues.the-butcher-590213」は先輩ばかりと、その内情を楽しく弄って、そして「三宅伸治&the spoonful 」では、今年ツアーもできて、CDも出せて、みなさんも集まってくれてありがとうございます…とまとめて

John Lennonのカバー
三宅さん独自の日本語歌詞にのせて


「Happy Xmas (War Is Over)」

三宅さんの平和に対する想いが
歌う言葉の一つ一つから心に突き刺さる…

 




三宅さんと
同じように…平和への願いをこめて…

みんなと一緒に
サビのリフレイン


♪愛してる 心から 愛してる~

と声を揃えて繰り返す…

三宅さんが歌うように

♪来年もいい年になりますよ~いい年にしましょうね~

ミラーボールもまわって
雰囲気も最高!!
もう拍手喝采!!!
スタンディングオベーション!!

…って…実は後半から…ずっとスタンディングですけど…笑

ここで、高橋"Jr."知治さんの合図で、みんなでクラッカーを鳴らしてお祝い!

「メリークリスマス!!」

 

 

続いては、これはレアかも

忌野清志郎さんのプライベートスタジオで音源がみつかった忌野清志郎さんの未発表曲

「ジクソ―パズル」

歌い出しの歌詞は実に衝撃的

♪思いも寄らないことばかり起こる 世界は一体どうなってしまった~

とまるで、このコロナ禍を予見していたかのような歌詞

激しいロックンロールのリズムにのせて、歌詞から伝わってくる力強さ…そして前向きな気持ち…

♪Baby Babyさあ始めよう 何か新しいことを~Baby Baby ありったけのこの愛で~

 

やっぱ、楽屋に忌野清志郎がいるような気がしたかな…

 

サンキュー!どうもありがとう!得三!イエーイ!!元気でまた会おうぜ!ありがとう!!と

 

ラストは

「たたえるうた」

歌詞に元気づけられる
大好きな歌…

♪あ~ちっぽけな君を称えて
あ~ちっぽけな僕らを称えよう~



みんなでみんなで大合唱

 

三宅さんのこの唄聴いてると…

今年も
もがきながらも…でもうまく行きそうな気がしてくるんだよね…笑

メンバー紹介を挟んで

ラストは「ヘイ!ヘイ!!」とジャンプして大盛り上がり!!


いやあ、楽しかった!!楽しかった!!

そう…私は…この歌じゃないけど

三宅伸治さんを「spoonful」を称えたい!!!
「spoonful」のロックンロール最高!!

と…エンディングのSEが流れる間、その余韻を味わっていたら、

お客さんの拍手、歓声はどこまでも続く

 

すると

客電が消えて、またまた「三宅伸治&the spoonful 」のみなさん、登場

モアUNは

「ロックンロール・プラネット」


もう…楽しくて!楽しくて

やっぱ…
ロックンロールっていいねっ!!
間奏の三宅さんのエレキがかっこいい!!
イシヤン(石田長生さん)もどっかでエレキを掻き鳴らしてるみたい!!
そんなイシヤンの匂いのぷんぷんする「ロックンロール・プラネット」
ブルースフィーリング満載のロックンロール!!


サビは
お客さんと一緒に

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!~」と
大盛り上がり!!



歌のラストは三宅さん



♪今夜、楽しかった得三で、得三で大騒ぎしてるのが、一番、一番、一番~

この後に続く


「幸せ」


みんなで声を揃えて…


はい、ホント「幸せ」なのよ!!!

 

最後の写真は、the spoonful サンタと一緒に

 

はい、こうして綴ってきた私は、おじサンタ…もとい…オジサンだ…汗…

 

 


「ぶしょう」になった気持ちで小豆坂古戦場を歩き…「珈琲家牧歌美合店」に立ち寄る…

2023-04-25 06:15:29 | B級スポット

「ぶしょう」のような気持ちで…「ぶしょう」のような気持ちで…「ぶしょう」のような気持ちで…

岡崎市の光ヶ丘交差点の近くを歩いてみる…

 

この市街地のほんの一角に

「小豆坂古戦場」の石碑が

なんでも戦いで、血小豆色に染まったことから、この地名がついたとか…

 

「小豆坂の戦い」は、2度あって

1度目は、織田信秀率いる織田軍と今川義元率いる今川軍との戦い

それまで、三河国を統一していた松平清康(家康の祖父)は「森山崩れ」という事件で家臣に殺され、後継者の松平広忠は、今川義元の力を借りて当主となったため、それ以後松平家は「今川家の家臣」となり勢力を失っていたとき…

そこに臨んだのが織田信秀(信長の父)

三河国に攻め入り、松平家の重要拠点だった安祥城を落城…岡崎城も…といったときに

この松平家を救うために今川軍の大軍が対抗

岡崎城に近い、ここ小豆坂で戦いがおきたようで…

その時は、「小豆坂七本槍」と呼ばれる7人の活躍により、織田軍は勝利したとのこと

 

その結果、三河に織田家の力が及ぶようになると

まずは刈谷城にいる松平家の家臣であった水野信元が織田家に寝返ることに…於大の方の兄なのにも関わらず…

この寝返りにより、松平広忠は今川義元への忠誠を示すため、於大の方と離婚、於大の方は実家の水野家に戻ることに…

 

水野家に裏切られた松平広忠は、今川家への忠誠をさらに示すため、息子の竹千代(後の徳川家康)を人質として送るよう計らった…

しかし、ここでまたまた裏切りが…

竹千代を今川義元に送る職務だった戸田康光が、裏切って竹千代ごと織田家に寝返る…

こうして、勢力をさらに伸ばした織田信秀による三河国への侵攻

それが、第2回目の「小豆坂の戦い」

織田信秀は、長男の織田信広を先鋒とし、4000の兵…

一方の松平軍は今川家の太原雪斎が援軍に駆け付け、10000の兵…

この戦いでは、はじめ今川勢は坂の頂上付近に布陣していたために優勢であったが、織田信広軍も劣勢を悟って無理をせずに本隊と合流して勢いを盛り返し、織田方の奮戦によって松平隊が崩され、次第に今川方の敗色が濃くなりつつあった…

ところがこの時、伏兵となっていた今川方の部隊が攻勢に転じ、織田本軍に横槍を入れたことで織田勢は総崩れ、再び矢作川を渡って安祥城まで敗走し、

松平、今川軍の勝利となった戦い…

そんな「小豆坂の戦い」

 

その「小豆坂古戦場」の石碑の横には、鎧を立てかけた松の石碑

松がみあたらないなあと思ってたら、近くの場所にあった石碑だけ、この場所に移動させたようで…

 

刀や鎧を洗ったといわれる

「血洗池跡」の石碑

これも、ここに「血洗池」があったという訳ではなくて、宅地開発の折に、石碑だけここに集められたものらしい…

1542年…今から約500年前には、ここを武将、武士たちが走りまわっていたのね!

と、想像もできない戦国時代に想いを馳せながら、私も「ぶしょう」のような気持ちでぶらぶらと名鉄美合駅に向かって歩く…

武士と武士とが見あっていたから…「美合」(みあい)、あるいは戦いで絡み合いしてたから、「みあい」という地名なんだろうか…

と、なんの根拠もない妄想を描きながら…

 

私も「ぶしょう」のような気持ちで

私も「ぶしょう」のような気持ちで

私も「ぶしょう」のような気持ちで

 

徒歩とほとほと…この1本道を歩く…武将や武士は走りまわっていただろうけど…

 

さてさて、走り回ってもいないのに…とほとほ徒歩で歩いているだけなのに…空くのがお腹…

「腹が減っては戦はできぬ???」

 

ということで立ち寄ったのが

「珈琲家牧歌美合店」

 

この看板も味わいがあるー!!

 

これは、道路沿いからみたお店の外観…

ドミー美合店の駐車場の敷地内にあって
こちらが正面

 

 

入り口には、店長の日記…

つい、読んじゃいますなあ…

 

入口に使用済のコーヒー豆が置かれていて
持ち帰り自由とのこと
使用済みのコーヒー豆は消臭剤に使えると謳っているから

人気のようで、もうあまり残ってませんなあ…

 


木の温もりを感じる店内…なかなかいい雰囲気で…

 

さてさて、私は「ぶしょう」のような気持ちで…と先ほどから、綴ってますけど「ぶしょう」といっても「武将」ではなく「不精」なので…

ここで、雑誌や新聞を読みながら…ダラダラと

 

で、注文したのは、メニューにお薦めとあった

 

「ロコモコセット」

セットにはミネストローネ 具だくさんのスープ、野菜がたっぷり入っていて、めちゃ美味しい!!

さらには、セットでついてきた瓶に入った

プリンがたっぷりん!!

あ、たっぷりんではないけど…笑…

 

珈琲は

牧歌アマレロ・ブレンド

独特の香りのする惹かれる味
苦味、酸味は少なめで珈琲らしくない…でも惹かれる珈琲でした…

 

 

そしてメインのロコモコ

肉厚で美味しくて

 

その横の温泉卵の…黄身が実にイイ感じのとろみ加減で…

 

ふと、心に浮かんだ歌は

加山雄三さんの「君といつまでも」

「幸せだなァ 牧歌(ぼかあ)、黄身といる時が一番幸せなんだ
牧歌、
死ぬまで黄身を離さないぞ、いいだろ」

 

オチは、武将だったら、腹切り自害ものの酷さでしょうか…汗

 

ああ、私…「武将」じゃなくて「不精」でよかった…笑

 

 

 


住宅地に囲まれた鳥居に驚愕…一歩踏み入れればさらに驚愕!刈谷市八幡町にある…御嶽神社に行く!

2023-04-24 06:08:34 | B級スポット

ここは刈谷城址でもある桜の名所

亀城公園…

 

 

その近くの住宅街…

刈谷市八幡町5丁目の住宅地の中にカオスな…カオスな…驚くべき神社を見つけてしまったのよ

刈谷にある…御嶽神社

向かって右側は、賃貸マンションかアパートっぽい

左はモダンな造りの一軒家か…

その狭い空間に…ドドンと、木製の鳥居が建立されている!!

 

なにこれ??というのが正直な印象…

モダンな一軒家の駐車場スペースから鳥居を眺める

そして、真正面から

 

 

鳥居の横には

御嶽神社との石碑が…

 

神社ということを確認したので…境内???に足を踏み入れてみる…

うーん、境内というよりは、勝手に留守の民家に入り込んだみたいな感覚

 

 

御嶽山らしく…いろいろなものに石が積まれてまして

 

石灯籠の廻りにも

おお、奥にも民家があるのね…神社と民家がへばりついているようにもみえる!

正面は、昭和の時に建立されたと思われる…コンクリで固められたガレージ

そこには、

「御嶽山」の文字が…ガレージの上には鬼瓦??

「水」ってなんだ??「水」ってなんだ??

 

ガレージは、お隣りの民家のもの??あるいは、参拝者の駐車スペース??さっぱり分かりません!!

 

民家と御嶽神社の境目には

信楽のたぬきでしょうか…

 

…いへん、おどろい…おどろい…

「た」ぬきだけに、この言葉しかでません!!

 

さらには河童の夫婦!

女河童は巨乳でありまする!!

山岳信仰だけに…皿の上には石が積まれていますけど、見ていて重そうで気の毒な感じも…

この状態で川に入れば、川で流されると思います…

拝殿は2階??

この石段を登っていきます…

 

 

ガレージには、ずらーと「鬼瓦」が立ち並ぶ…

瓦に描かれている社紋が実にさまざまで、どれがこの御嶽神社の社紋なのか、さっぱりわかりません!!

 

実に摩訶不思議な世界観

 

ガレージの上の光景

 

 

この水がめにたまった水が手水舎の替わりなのでしょうか…ガレージの奥の方に灯籠が…一つ…

なんか、地震がおきたら落下しそうで…

さてさて、この水がめが手水舎替わりかなと思ったら、ちゃんと拝殿の横に手水舎はありました…

 

 

 

 

といっても枯れちゃってますので、やはりさきほどの水がめを使うということでしょうか…

 

 

私は、ここ数年、さまざまな神社で参拝し、参拝馴れしてますので、こんな時には持参の手指消毒液でシュッシュ!!

 

ではでは、拝殿で参拝しようと思ったら、拝殿は固く閉ざされていまして、お賽銭投入口も見当たらない…

 

 

ここは、二礼二拍手一礼のみで…

御祭神は…御嶽大神さまでしょう!!

これは石仏??あるいは手水舎??

 

拝殿の横には崩壊した常夜燈

 

 

元々社殿にあった「鬼瓦」だったのか、さっぱりわからない!!

とにかく「瓦」がいっぱい!!

いやあ、カオスな世界観でした…

 

もう驚いて、ひっくりカエルほどの世界観…

実に強烈でした!!!

10分くらいの参拝時間でしたけど…これで、カエル!!!

御嶽山といえば

ついでにこの記事もどうぞ!!

B級スポットマニアには、憧れの…岩崎御嶽山に行く!!

 

これも、驚いてひっくりカエル

 

だったんだな…

 

 


2021年12月…「津あけぼの座」で「マイム三昧in津」

2023-04-23 07:49:20 | 大道芸

2021年のこと…新型コロナウイルス感染症の蔓延のため

例年行われていた大須大道町人祭も「大道芸ワールドカップin静岡」も中止…

ってことで、このイベントがあれば…

必ずパフォーマンスをみていた

青ジャージの女性、加納真実さんのパフォーマンス

ちょっとスパイスのきいた愛の感じるシルヴプレのパントマイムや

人生操り人形、自身と被ってその芸に感嘆してしまう十八番の操り人形のパントマイム、山本光洋さんらのパフォーマンスを…要は、大須と静岡と2回も見逃しちゃってるのよ!!

 

このままじゃ2021年は越せない???

 

と思って2021年ラストの大道芸鑑賞、それはそれは楽しみにして

加納真実さんとシルヴプレのお二人と山本光洋さんの3組が出演される

「マイム三昧in津」

「津あけぼの座」に行ってきました…

 

 

軽四で下道R23で2時間弱かかったけど、静岡に行くに比べれば、ウンと近い!近い!!

こうよう(紅葉)が終わるころに、こうよう(光洋)さんを楽しむ!!…いやあ、いいねっ!

さらに、なんと今年、「初」のシルヴプレ…例年だと、横浜、大須、静岡と必ず3回はパフォーマンスをみていたのに…今年は「初」

なんと今年に限っては「初ヴプレ」

そして、豊橋以来の、半年ぶりの青ジョージの女性、加納真実さん

そのパフォーマンスでの演目の一つ…「仮面舞踏会」で使われる「仮面」…笑…がすでに座席に配られている…(笑)

 

…ってことは、その十八番のパフォーマンスは行われるのね…

楽しみ!楽しみ!!

この仮面、消毒済み…(笑)…らしい…

「show 毒」

そう…毒気たっぷりのパフォーマンスだけどね…

 

開演前は…ついついこの仮面で遊んじゃう!!

蒼く眼が光るお面…

角度を変えると、表情も違ってみえるのね…(笑)

 

 

おお、眼が光った!光った!!

いやあ、人間、時間にゆとりがあれば、いろんな遊びの工夫を思いつくものです…人生「ゆとり」が必要ですよね!!…(笑)

日々、忙しすぎて「ゆとり」をつかめん(つ仮面)!!!

と会心のオヤジギャグが決まったところで…

待ちに待った開演でございまする…

 

まずは、青ジャージの女性、加納真実さんが、バックコーラス(山本光洋さん、シルヴプレのお二人)を引き連れて

最初の演目は

「演歌」

前●清さんの「長崎は今日も雨だった」を歌おうとするのだが…

なぜか「ハコモノ」の中なのに…暴風雨

その豪雨に…
強風に…
…耐え…


必死に…必死に…
鬼気迫る表情で…

マイクに迫ってくる!!…歌おうとするも…吹き飛ばされて…

さらには、後半は、バックコーラスも、暴風に吹き飛ばされていく!!

いやあ、のっけから、4人の見事なコラボ!!…

山本光洋さんの…シルヴプレのお二人の吹き飛ばされていく姿もおかしくて…のっけから…大爆笑!!

「演歌」がええんか!!そう、めちゃおもろくて!!

 

 

続いてはシルヴプレのお二人のパントマイム

心に沁みつくのが…
なんといっても

登場する時
場面が変わるときの
あの…一度聴いたら耳から離れないテーマ曲!!


それに合わせての
コミカルな動きについつい手拍子しちゃう!!

そんなシルヴプレの演目は

女性であるならば
少女の頃に
誰しもが夢を見たと思われる…


白馬に乗った王子様が現れて…
一緒にお城に向かい…お姫様となって…

そんなパフォーマンス


「私の王子様」

王子様役は
当然、シルヴプレの男性、柴崎岳史さん

堀江のぞみさん演じる
夢見る女の子の前に現れたのは

もちろん!!!


見えない白馬に乗った王子様???
柴崎岳史さん…笑

颯爽と姫の前に現れるも

ファンタジーで終わるわけがない…
根底にあるのは…シュール!!シュール!!…な世界観!!笑

主導権をとっているのは…
堀江のぞみ姫…笑

柴崎岳史王子は
白馬に乗って
颯爽と「のぞみ姫」の前に現れてくれたのに…

敵が現れて、やられている柴崎岳史王子を横目に

「のぞみ姫」が敵を投げ飛ばし、振り飛ばし…

堀江のぞみ姫は…実に…たくましい!!たくましい!!!…笑

 

続いては

加納真実さんの鉄板ネタ

五〇真弓さんの「恋人よ」の曲に
合わせて演じる「鬼気迫る婚活」の作品…


もう何度もみてるけど…


ホント飽きない…どころか
また観たい!!見てみてみたい…と
「中毒患者」のようにハマってしまっている…
この私…

重々しいBGMの…
あの…マイナーコードの名曲…

五●真弓の「恋人よ」の曲に合わせて…


枯葉を自ら舞わせ…

パンをかじりながらも…

突然…客席にエモノをみつければ
鬼気迫る表情で…
男性の元へ駆け寄る!駆け寄る!!

今回の加納真実さんの獲物は…私でした…(笑)

はい!お断りのポーズはお約束…(笑)

でも、そこからキレていく…のに…そんな中でも、再度、他の人に一目惚れしていく…そんなパフォーマンスがおかしくて!おかしくて!!

フラれフラれ
恋にけ躓いて…いやあ、泣けるほど笑える!!

 

片づける際、ちぎったパンの袋にも消毒液をかけてる加納真実さん

小ネタも目が離せない!!


続いては、私は初めてみた…私にとっては「お初」のパフォーマンス

 

山本光洋さんの「ピアニスト」

 

挙がったり下がったりどころか自在に動くピアノを必死に追いかけて演奏するピア二スト…もうそこには、何もないのに…動き回っているピアノが目に浮かぶよう!!

もう…熱演!熱演で!!

あたかも見えない鍵盤を叩いて、山本光洋さんがホントに鍵盤を叩いているようで

「戦場のピアニスト」って映画があったけど、それになぞって

これぞ「劇場のピアニスト」並びに「激情のピアニスト」

いやあ、光洋さんもパワー全開、こうよう(高揚)して

このパフォーマンス、さいこうよう(最高よう)!!

 

続いてはシルヴプレ

扇子を三味線と横笛に見立てて

日本の「和」の世界を演出

かと思えばあたかも刺客の様相で…
敵を狙ったり

 

馬にまたがって矢で…彼のおでこにたなびく扇の的を狙ったり…といった流鏑馬風…平家物語「扇の的」を彷彿させるコント仕立てのパントマイム

射られたときの
柴崎岳史さんの表情が…実に痛快!!

 

続いては加納真実さんが登場

演目は「せんたく」

非日常的な…
激しいパンクロックの曲に合わせて

日常的な…
「洗濯」の場面が…
パントマイムで描かれる…


このパントマイムに
この曲の「洗濯」…もとい「選択」
いかにも加納真実さんらしい…

(ここ微妙に笑えるところですよ…)

なにもないのに…
加納真実さんのパントマイムで
洗濯機や物干し竿が見える…見える…

専業主婦の昼下がり…
昼ドラ観てて…

知らず知らずのうちに
うたた寝…

その間、天気が急変し…
激しい雨が…
洗濯物を慌てて取り込む姿が…
天気に影響されないハコの中
パントマイムで見事に…描かれる…

 

続いては「シルヴプレ」が次のショートパフォーマンスで
魅せてくれた

「毒薬」???

ホントは、堀江のぞみ姫に呑ませようとした薬を

逆に飲まされて悶え苦しむ
柴崎岳史王子???

これまた「show 毒」

 

続いては、山本光洋さんのパントマイム

大型の木枠をフレームに見立てての

「記念撮影」

木枠を効果的に使って、ランドセルを背負った小学生から始まり、反抗期の中学生、さらには社会人、結婚式、ラストは老人を演じながら
次々に写真館での、その写真撮影の一瞬のポーズが切り抜かれていく…

淡々と流れていくんだけど、その表情、そして動きは、まるで、パントマイムを超えた一人芝居で…奥が深く…あたかも行間を読み取るような作品で…なかなか印象に残る演目でした…

 

続いては

「シルヴプレ」の演目

「229!」

「229!」
とは…ニンニクのこと…

これも…パントマイムらしい??んだけど…

まるでモノマネ…笑


堀江のぞみさんの
喋り方が…カタコト日本語が…まるで…中国からやってきて
ニンニク料理店を営む…女主人にそっくり…笑

喋りながら

ニンニクをつめる
餃子つくりなど

ちょいとオチのあるパントマイムを魅せた後は

ニンニク料理で使う調理器具を使って


「3・3・7」拍子ならぬ
「2・2・9」拍子で

最後の掛け声は
「ニンニク!!!」で…〆る…笑

…んだけど、今日はレゲエバージョンとかいって、肝心の「2・2・9」拍子のリズムを忘れちゃってる「シルヴプレ」のご両人

ここは、お客さんにその「2・2・9」拍子のリズムを教えてもらって

なんとか、怪しげな中国人になりきって

繰り返しの「2・2・9」拍子はそのリズム及び「ニンニク!!!」の掛け声で、客席とは見事な一体感!!

 


柴崎岳史さんのキメのポーズが実に怪しげで笑える…

さて、ここで、さらに怪しげな中国人…実は日本人だけど…山本光洋さんと加納真実さんが、中国人っぽい名前で登場

ここからは4人のコラボショー!!

山本光洋さんがリズムをとる「2・2・9」拍子は…なんか変…(笑)

間が待てず…先走ったり…もう一度チャレンジすれば、間が長すぎて間延びしたり

それに比べて、加納真実さんがリズムをとる「2・2・9」拍子は、完璧!!

さてさて、客席と一体感のリズム及び「ニンニク!!!」と令和の時代にご昭和…もとい…ご唱和したところで

ニンニクを食べればポパイのほうれん草のように力が湧いてきた柴崎岳史さんは高重量のバーベルが簡単に持ち上げられる…??


腰の曲がったおじいさんを演じる山本光洋さんが、ニンニクを食べれば腰が しゃきっと、まっすぐになって、これも、ニンニク効果…(笑)

ニンニクを食べれば、美肌効果、女性らしくスタイルもよくなる加納真実さん!!

なんか、怪しげな胡散臭い通販番組に似ているような…(笑)

なんだか
柴崎岳史さんや堀江のぞみさん、さらには山本光洋さんや加納真実さんが中国人にみえる胡散臭さと同時に
客席まで…
ニンニク臭まで…漂ってきたような…???

 

続いての演目も「シルヴプレ」

「帰宅」

柴崎岳史さんが通勤電車で帰宅するシーンから始まる…電車の揺れなど、それは見事なパントマイム…ホントにリアルに満員電車に乗っているかのよう…

私も毎日、このギュウギュウ詰めの電車に乗っているから、まさにこんな感じ…

さてさて、帰宅すれば、世界観が一変!!夫婦役、奥さん役の堀江のぞみさんが出迎えれば…

柴崎岳史さんが猿に退化…

もう家庭内で暴れる猿そのもの…柴崎岳史さんが猿にしか見えない

それを家庭内で、見事に調教していた奥さん役の堀江のぞみさんだったが…

あまりにも「猿」が我儘な振る舞いを次から次へとするものだから…堪忍袋の緒が切れたように…

奥さん役の堀江のぞみさんがゴリラに…

 

いやあ、心にささるほど…笑い過ぎて泣けてくる!!

大爆笑の中、ステージからサル(去る)

 

いよいよ、「マイム三昧in津」も佳境に!!

加納真実さん登場

演目は、開演前に写真を撮りまくってた「おかめ」を被って踊る

「仮面舞踏会」

 

BGMは
正統??中島みゆきさんバージョン!!

何度見ても…もうお腹がよじれるくらいに
笑えちゃう

「仮面舞踏会」

能面をつけるやいなや
カワイク見えちゃうのが
なんとも不思議なところ…

中島みゆきさんの
マイナー調な昭和歌謡


「あしたバーボンハウスで」

…の曲に合わせて踊る…

踊りの動きはへんてこ…
まるで「どじょうすくい」

そしてサビの
動きは…江戸時代の「ええじゃないか」の踊りに似てるような…笑


そのサビになれば
吹っ切れたように…笑
まるで
薬を打ったかのように…???
踊り狂うさまは…


…言葉にならないほど…

強烈で!!


泣ける!泣ける!!
笑い過ぎて…涙が溢れてくる!のよ!

で…
増殖する…能面の方は山本光洋さん

これが、まるで山本光洋さんの持ちネタであるかのように踊りがスムーズでめちゃ上手いのよ!!

加納真実さんとの阿吽の呼吸で…

戯れながら、踊る姿は圧巻!!

 

コロナ禍になって、いろんなパフォーマーさんが、この仮面舞踏会で踊るのを見たけど…山本光洋さんの昭和っぽい胡散臭い動きが「あしたバーボンハウスで」といったどっぷり昭和の曲調にハマってまして!!

光洋さんの踊りをみて、心も高揚!!…(笑)

さらに増殖する仮面たちは、もちろん「シルヴプレ」のお二人

「シルヴプレ」のお二人に演目に「ふれあい」と…これまた昭和の曲に合わせて、「愛」をテーマに踊る??といった持ちネタのパフォーマンスがあるんだけど、それと同じような動き!!、これが、また「あしたバーボンハウスで」の曲調にぴったりとハマってるといいましょうか…曲調に溶け込んでいるといいましょうか…

もう4人の息ぴったり!!泣けるほど笑える!泣けるほど笑える!仮面舞踏会!!

ラストは、お客さんも能面を被って…そうそうみんなが踊るさまを実に嬉しそうに…加納真実さん写真を撮りまくっていました…

♪あしたバーボンハウスで幻と待ち合わせ
ひどい雨ですねひとつどうですか
どこかで会いましたね~


この曲が…いつまでも心の中で…ループする…


とってもいい天気なのに…笑…ね!

 

ラストの演目は山本光洋さん

操り人形のパフォーマンス「チャーリー山本」

操り人形!!…のパントマイム…
天井屋根裏から???…人形師が操っているかのような…??
見事なパントマイム…!


操り人形の
「チャーリー山本」

操り人形ならではの…手先がふるえて、思うようにテーブルクロスがもてないといった…
マニア心をくすぐる細かなパントマイム

 

さらに食事の場面でも
操り人形ならではの…手先がふるえて
自分の腕を切るといった…

ステーキをナイフでカットしようとしてたのに…
自分の腕を切って
かーっとした…(カットした)」といった
スベリ感満載のオヤジギャグも披露…笑


テーブルクロス引きに挑戦!

テーブルクロスの上にはコロナのビール瓶を置き

はい、コロナにさんざんな目に遭ったとコロナに関するネタも加味されたオヤジギャグ満載の操り人形

でも…
テーブルクロスを引く…
その瞬間!その瞬間!!…笑…だけは…

操り人形!!…の
「チャーリー山本」…笑
ではなく…

山本光洋さんそのもの…笑

…だったような…笑

でも
一瞬…
「チャーリー山本」…笑
…じゃなかったおかげで…笑



テーブルクロス引きは
新春の特別番組だった
「新春オールスターかくし芸」の
堺正章さんのように???


大成功!!!!

コロナの瓶が倒れてコロナ菌がばらまかれることもなかったから、これからも「コロナ感染」はきっと封じ込まれて大丈夫なはず!!

頼むよ!水際対策…それが緩むと私の生活が「瀬戸際」で「瀬戸際対策」に必死にならなくてはいけなくなっちゃうから…

 

ラストは操り人形風に加納真実さんと「シルヴプレ」のお二人も登場!!

 

みんなで「津」にこびた替え歌のクリスマスソング

いやあ、楽しいクリスマスを迎えたい

「クリスマス」にウイルス蔓延で「クルシミマス」みたいなことになりませんように!!

 

いやあ、それにしても笑った!笑った!!最高の3組のコラボありのパフォーマンスでした!!

最後に撮影タイム

 

そして、山本光洋(こうよう)さんをみながら…次回も、この企画があったら、また、行こうよう!と心から思ったり

 

青ジャージの加納真実さんをみて

♪ようこそ、ここへ、津、津、つ、つ、私の青い…(ジャージ)~といった昭和の歌のフレーズが浮かんできたり

 

いやあ、それにしても…笑い津かれた~(疲れた)~!!

 


江戸ではなく…津市にある「江戸橋」に行く…

2023-04-22 06:48:09 | B級スポット

東京都中央区にある、三越の近くにある日本橋川にかかる橋を

「江戸橋」というのは、東京はお江戸に架かる橋だから、そういう橋があるのは当然といえば当然のことだけど…

 

我が故郷

三重県の津市にも

「江戸橋」があるのよ!!!

 

 

「江戸」でもないのに…

なんで…なんで…なんで???

…と…ずーと、子供の頃から思ってた…

だから、子供の頃、江戸が東京にあることを知った時は、「えーっ、どーして??」って驚いたことを思い出す…

私にとって、「江戸」といえば三重県!

ずーと津の中心地から名古屋寄りに橋を1本渡ったところが「江戸」だと思っていたから

 

このように江戸時代の街道を歩く大名行列のイラストもついた

この「江戸橋」

 

 

この道は伊勢道(参宮街道)で、この橋は江戸時代には架橋されていたようで…

 

なんでも、江戸時代、津藩主が参勤交代で江戸へ向か うとき、この橋を渡ればすぐ紀州藩領となり、 ちょうどこの辺りが藩境となる場所で、 藩士の見送りもここまでとされ、江戸への第一歩となるという意味で、江戸橋と名付けられたと伝えられているとか…

 

ということをこの案内看板で知りました…

 

三重県津市の志登茂川にかかる橋

橋を渡ったところには

江戸時代から残る…立派な…立派な…立派な…

常夜燈が今でも残ってて

 

 

当時はこの江戸橋を照らして、「明るくて、えーど!えーど!!」と街道沿いに暮らしていた人や旅人は喜んでいたことでしょう??

お伊勢参りで通るこの「伊勢道」、この橋を多くの参拝者が渡ったことでしょう!!

一晩中照らされていたことにより、道に迷って「えー?どうしよう??」と困った私のような方向音痴の旅人も大いに助かったに違いない…

 

 

江戸時代の旅人に想いを馳せながら…

古の風を感じながら…江戸時代の旅人気分になって

立ち寄ったのは

ネパール料理のお店「BISTRO ミトチャ」

 

 

あれれれ??

江戸時代の旅人気分だったんとちゃうんかい…笑

 

 

なんで???なんで???

 

 

それはそれは…びっくりした!!

頼んだカレーの…ナン、デカい!!!ナン、デカい!!!

なんで??…そう、ナンで

江戸橋近くのネパール料理…

メインは本格的なネパールカレー!!

店員さんも、おそらくネパールの方

ちなみに「ミトチャ」はネパール語で美味しいって意味なんだそうな…

 

 

 

「江戸橋」って「江戸」でもないのに…

なんで…なんで…なんで???

…と…ずーと、子供の頃から思ってた…その想いが解決しました…

「江戸橋」に行けば「ナンで!!」ということだったんですね…笑

 

 

今回のブログ、こんナンで、終わってもいいですか…


2021冬…豊橋 HOUSE of CRAZYでサンタラ(SANTARA)のライブ…SANTARA LIVE2021”Face To Face”…第二部

2023-04-21 06:16:33 | ライブ

「豊橋 HOUSE of CRAZY」

サンタラ(SANTARA)のライブ

「SANTARA LIVE2021”Face To Face”」

休憩挟んで、前回のブログの続き…

 

第二部

まずは Tom Waitsのカバーで

「I Hope That I Don't Fall In Love With You」

を日本語歌詞で

切々と歌う田村キョウコさんの唄声が、第二部早々、心に沁みる

Tom WaitsをCDで聴いたのとは、また別のウエットな感じの世界観を田村キョウコさんの唄声が醸し出し、めちゃめちゃイイ感じ

唄い終えてのMCは、砂田和俊さん

唄った曲の解説、「君に恋したくない」というタイトルの曲であることを語って

さらに、コロナ禍になる直前は、割とソロの活動をしていて、僕の方はライブを2カ月半に1回はやっていて、ライブをやるごとに訳詞のカバー曲を必ず1曲は新しく作っていくというのを自分に課してやってきたこと…

その中の1曲で、たまたまこの曲を訳して歌ったことがあると…

でも、毎回やるから、この曲も1回くらいしか歌っていない…よほど気に入らないと…続けて歌おうとは思ってないけどと言いながら

「そんなことがあって、コロナ禍になって、サンタラで配信を始めた時に、配信もいろんな形があるのは分かっていたけど、ただ、ライブだけをパソコンやスマホのディスプレイで観ていただくのは、さすがにキツイだろうと…2時間、人をモニターの前に留めておくのは大変なことだろうと思って…サンタラでやる際は、もっとバラエティっぽく…もちろん演奏もやるけど…お話とか、ちょっとした出し物…」と砂田さんが語ったところで

「コントとかはやりません」と田村キョウコさんが言葉を被せる

さらに砂田さんが言葉を続けて

「今、言い過ぎましたけど、先々月までやっていた、また、やるかもしれないけれど、それをやった時に、みなさんから話題を振っていただいたり、リアルタイムでリクエストをもらったり、リクエストをもらう中でカバー曲のリクエストをたまにはもらえたら、といったら、この曲をリクエストした方がいらっしゃって…その方は、おそらく僕のソロのライブはみていないはず…僕がカバー曲を演奏してるってことも知らないだろうし、これは偶然、サンタラが好きな人が、僕の好きな曲を好きだという…そういうことがわかったことが、配信、コロナ禍も含めて、やってよかったなと思うことの一つです」と

「で、その時に、当然採用して、もともとは僕が歌ってみたんだけど、田村にも歌ってもらって、田村も気に入ってもらえて、今回のライブでもやりたいということで、歌ってもらいました…その前のSEは、Tom Waitsご本人の歌…意外と気づいていらしたんですね…(最前列のお客さんと目を合わせて)先輩とか頷いてらっしゃったんで…先輩かどうかわからないけど、頷いていたから、そうかなと思って…」

その光景をみて田村キョウコさん

「いいですね…誰かをみて社長というと、昭和的な感じがするので、先輩というのはいいね!」

「年上の女性は、僕はみんなオネーサンと呼びます」

「先輩の方がいいのでは」と田村さんに言われ

「いや、女性はオネーサン、男の人は先輩…年下でも、ちょっと先輩ふうな指示する役のような人、いるじゃないですか、僕に指示してくれた人は、どうみても年下であっても先輩と呼ぶ」と

それをきいて田村さん「それは、ちょっと嫌な感じかな…笑」

 

さてさて、次の曲へと進行を進めようとするのは田村さん

「砂田くんが訳詞をした曲を1曲歌ったので、私もソロでやっていた訳詞の曲を一緒に砂田くんにやってもらおうと…ここ、東海地区で、1回ソロでライブをやったんですけど、そのときに唄ったかどうかは覚えていません、ソロをやるようになって気付いたことは、やっぱり私はギターが得意ではないということと、得意ではないけど、自分にしか弾けないギターというのが、なんとなくおぼろげにあるんだなということ…ただ馴れていないので、けっこうな失敗もやりまして、そんな落ち込んでいた時に励ましてくれるリアルな仲間、男性が多いんですけど、スタッフも男性の方が多かったし、ミュージシャンも男性の方が多くて…あまり女の人と一緒にやることはなくて、無意識ながら男性寄りに歌う場所が、そうなってた気がする…でも、女性とツアーでまわってみたり、イベントを一緒にやったりすると、凄く女性の細やかさだったり、優しさだったり、面倒くささだったり、そういうことに触れて、女性ってすごくいいなって、とあるイベントが終わった時に思ったことがあって、そのときにかかっていたのが、Lou Reed の「Walk On The Wild Side」…私も「Walk On The Wild Side」は女の人のための曲、今、ジェンダー の世の中なので、男女にわけるのはよろしくないと思うけど、同性代で考えることはいっぱいありまして…愛する女性へ」と

Lou Reed のカバー曲で

「Walk On The Wild Side」

ベースラインを奏でる田村キョウコさんのギター…そして、彩り、雰囲気をより醸し出し、世界観を作り上げる砂田和俊さんのギター

訳詞は等身大の田村キョウコさんが描かれているかのよう

スローなスタートから、中盤はより激しく…かと思えば、囁くように歌ったりと緩急つけたこの歌に翻弄されちゃう感じ…

いやあ、唄声が滲みる!沁みる!

曲の後半は英語そのままの歌詞で歌い上げる

それは、もう圧巻!!!

 

恋するディーン

ブルースフィーリング満載…異国情緒溢れる、摩訶不思議な世界観を感じさせるサンタラならではのサウンド

砂田和俊さんと田村キョウコさんとのハモりが…
なんとも魅惑的な1曲…

ドライにみえて…それでいて
ウエットな…そんな田村キョウコさんのボーカルが
砂田和俊さんのハモりと見事にハマってる!!

そして
激しいビートが心地よい

「Backseat」


心象風景に浮かび上がる…
懐かしさの漂うアメリカが感じられる…

実際は…まったく行ったことのないアメリカ…
(ちなみにヨーロッパは行ったことあるのです…)

だから…そうだな
実際には…アメリカを旅してるっていうよりも

20代の頃観た
アメリカのロードムービーを思い出していたような…
そんな雰囲気も感じられる…楽曲

歌う「唄」によって、田村キョウコさんの「唄」は実にさまざまな表情を醸し出し…


そんな唄が…砂田さんのギターに心地よく乗せられ
私に届けられると…
もう心から翻弄されてしまうんですよね…

砂田さんのハモリもめちゃ心地よくて

 

唄い終えてのMCは田村キョウコさん、もう1曲、新曲をと…

「この曲は去年コロナ禍になってから…時間の間隔が変になってますけど…小山卓治さんという大先輩のミュージシャンとナゴヤでご一緒する機会があって名古屋で歌った…小山卓治さん、名前は知ってましたけど、ライブが始まるまで、どんな方だろうと思って、曲を聴いたり、いただいた資料をみたりして、一緒にセッションする曲も何曲かあったので、聴かせていただいて、ご本人にあって名古屋の得三でやった時に、何か非常に似通ったものと、何か凄く違うものが、サンタラと小山さんの間にあって、それが衝撃的な出会いで、こんなスターと同じなのに、こんなに違うところもある…みたいな、そんな感じでとても勉強させていただき、その後、新宿でもやったんです…別の曲もセッションしようって喜んでいただき、私達も楽しんだ素敵な東海地区での出会いでした…それから1年間、誰とライブをする訳でもなくサンタラでも配信オンリーみたいになって、凄く閉塞感みたいなものを自分の中で感じていて、このまま音楽をこれからできるようになるのかとか、全国各地にあるライブハウスが潰れていったりとか、仲間たちがもう無理なんじゃないかと言ってるのを見て、ヤバいなっていう閉塞感…そういったものを感じたりして、小山さんと閉塞感がミックスされて、私の中に浮かんできたのがこれから歌う曲…景色は東海地区…小山卓治さんと会ったのは名古屋だからだろうね…名古屋市内の幹線道路、高架上に高速道路が走ってて…下の一般道はお店があるようでないの…コンビニとガソリンスタンドしかない…そんな景色…」

 

「真夜中を追い越して」

あれは2020年の春、サンタラの二人と小山卓治さんを我が軽四にのせて、名古屋市内を走らせた光景が鮮やかに浮かんでくる…

歩むようなテンポで、初めて聴いたのに心にぐっと響く田村キョウコさんの唄声

サビの田村キョウコさんの唄声がめちゃ滲みる…寄り添う砂田和俊さんのエレキの旋律もタマラナイ!!

小山さんに影響を受けたことが伝わってくる素敵な新曲でした

唄い終えて田村キョウコさん

歌の影響で名古屋の話題を語る

「名古屋の伊勢湾岸自動車道路(名港トリトンのことかな)…そこって、朝、通っても、昼、通っても、夜に通ってもどことなく哀愁がある…実はコロナ禍の間、名古屋で凄く好きなバンドがありまして、その人たちと東京でライブをやるぞーって言ってたんですけど、それもコロナ禍で流れちゃって、いつか一緒にできるといいな…東海地区と東京の二本立てでできるといいなと思ってます」と語って



「UPSIDE-DOWN」

♪ロックンロールの末裔は瞳が光るからすぐわかる~


もう田村キョウコさんの歌い出しのこの歌詞から
ぞくぞくさせられちゃう…



砂田和俊さんの奏でるエレキが色を添えて
2番は英語で歌う砂田和俊さん!
それに被さるドライでウエットな田村キョウコさんのボーカルの心地よさ
その響きの心地よさといったら…もう最高!!

そして特筆ものの二人のハーモニー

そして、本編ラストは

My name is Boogie

自然発生する手拍子…ブルースフィーリング満載で

唄っている田村さんが、なんとも楽しそうで…

演奏している砂田さんも楽しそうで…

そして、ハコいっぱいに楽しさが充満して、実に心地よいお客さんとの一体感!!

いやあ、恒例の冬に豊橋ハウクレで「サンタラ」…もう最高!!

 

当然、鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手!に応えて

 

UN

「ありがとう!もうちょっと、歌おうと思って…」と田村キョウコさん

ここで、砂田さんの着ているTシャツをみるも、「ちょっと近くに行かないと分からない…なんて書いてあるのか言ってください」と砂田さんに…

それに応えて

「ハッピー25アニバーサリー、ハウスオブクレイジー、サンキュー・ソー・マッチ」と読み上げる砂田さん…

「おめでとうございました」と田村さん…

「去年だったんですか…1995年から、今年は26年…」と砂田さんが言ったところで

「さあ…」と言った掛け声が田村さんと砂田さんが同時に…声が被る…

そんなところも息がぴったり…笑

田村さんが譲って、語るのは砂田さん

「さあ…じゃないんだよ…本当にどこへ行かれましても、ライブハウス、飲食店も含めて、どちらかと言うと夜の街活動家なんで…どうしても、思い出の店、街、場所…ライブハウスは仕事場ではあって、各地縁のところがあったりするんですが、もう何軒かはライブができないと言ってるところもみてきましたし、それは全国どこでも一緒だと思うんですけど…やはり僕ら、こういう状況がはれてなくなるという日はなかなか来ないかも知れないけれど、いつか、また全国ツアーを一年中やるようなときがきたときに、ライブハウスがないと、とても困るんです…で、僕は去年の春、自分がライブができないことはさておき、けっこう、ライブハウスの応援グッズは買い漁ったのです…その中の一つがこれ!」と

着ている豊橋ハウクレの25周年アニバーサリーのTシャツをお客さんにアピールして、みせる砂田さん

「ぜひ、僕とお揃いのこのハウクレのTシャツをきよう」と言えば

マスターの松崎さんから「もう、ない」との声が

「もうない!だいぶ、ドネーションしてもらいましたけど」と田村さんが言葉を添えれば

「じゃあ、これを買ってくれ!」と砂田さん…笑

ここで田村さんが

「ハウクレのTシャツはないということで替わりにお薦めのものがございます」とここで物販の紹介をする田村キョウコさん

それを横目に「ハウクレのTシャツはもうないのか…」と呟いている砂田さん

「ねえ、盛り上げたのにね…」と田村さんが相槌をうてば

「でも、アーティストも大変ですけど、ライブハウス、お店も大変ですから」と砂田さん

田村さんが「みなさん、気に入ったグッズとかあったら…まだ通販でやっているところもあるのでおしゃれなものもいっぱいあります」と語れば

砂田さんも「もし、そういう気持ちがあったら…」と言葉を足して

でも田村さんが「困ってない人に限ってね…自分もコロナ禍で困っていたら、それは仕方がないから」と言葉を添えて

ここで砂田さんが熱い思いをまとめて

「コロナ禍が終わった時に、遊びに行こうかな…あそこに行ってみようかな…あ、ない!!って言うのは悲しすぎるなって僕は思う…ちょっとでも、そういう気持ちに共感が得られたらいいなって思いました」と語ったところに

田村さんから

「砂田くん、得三のめちゃめちゃデカいポスターを買ったよね」と言われ

あれは失敗した…と…砂田さん

凄くデカすぎて一般の部屋に貼るような大きさじゃないと…Clarence "Gatemouth" Brown(私も、このライブに行きました!!)というブルースマン、ブルースというと怒りそうなオジサンなんだけど、楽しいブルースをやる演奏家…もう亡くなってしまったけど、その方のポスターが、ドカンとデカくて、ここの看板くらいある大きさでとても貼れる大きさじゃないそうな…

得三でみてた時は、そんなに大きいとは思わなかったけど、自宅に飾れる大きさじゃなくて、しかもミラーだと…

困ってサイトに載せたら、先輩が「エエの買ったなー」って、「あげましょうか」って言ったら「それは、もっとき!」って

で去年、得三のマスターとお話したときに、小さいのと交換してくれませんか、お金とか差額とかいらないので…と言ったら「いや、それはできへん」と

そんなClarence "Gatemouth" Brownのポスターのことを、Clarence "Gatemouth" Brownのように、陽気に語る砂田さん…

田村キョウコさんが、話題を替えて、もっと宣伝を…と

タンブラーなど物販の紹介を…「豊橋シルバー」「東京ホワイト」「黒は京都」と地域色をアピール

砂田さんは、砂田園芸を

「今までは京都の帰りで、ほとんど売り切れで縁がなかったけれど、今日は、明日京都で、たくさんあるので、いつもとは逆で…豊橋で売り切りたい」と鼻息高く…笑

砂田園芸は販路がライブ会場しかないんで、ライブをやらないと、ものすごく増えてしまうので、是非、この辺は温かいんで植物を育てるには絶好の場所だと思うと、語って、さらにCDの紹介を挟む砂田さん

田村さんが

「じゃあ何曲か歌って、豊橋ナイトに飛び込む準備を…笑…あと、2曲くらい歌わせてもらおうと」と語って

こうやって豊橋に来れて嬉しいこと、さっき砂田さんも言ってくれたけど、ハウクレがあるからこそ、豊橋に来れるのであって、もし、このお店がなかったら豊橋にはこれないでしょう…ずっと、あり続けてほしいとまとめて

君はまだ約束をするんだね

詞に聴き入って、唄声に惹きこまれて

まったりしつつも、ピリッとしてるこの感覚、好きだなあ
まさに「サンタラワールド」にどっぷり浸って
この心地よさ!!!

 

最後の曲と田村キョウコさん

今、とりあえず、ちょっと落ち着いてきて、みなさんとお会い出来てよかったですと

去年も、そんなことを言ってて来年こそはと思っていたけど、来年こそは、もっと自由に、みんなが好きなことができるような1年になるといいなと

この先、どうなるかわからないけど、今日は本当に会えてうれしかったとまとめて

「密会」

なんとも湿ったかのような
色艶のある田村キョウコさんの唄声に…
心から惹かれちゃう!!!
…田村キョウコさんが…けだるい感じで歌う…
それが
私の心を映し出すかのようで
心に溶け込んでいく感じがして…
実に気持ちいい…

その歌をひきたてるように
寄り添う砂田和俊さんのアコースティックなギターの響き…

けだるい…感じの…サウンド…
ホントこれが身に沁みるように心地よくて…

 

まさに、恒例のことだけど
「サンタクロース」
じゃなくて
「サンタラロース」
「サンタラロース」
「サンタラロース」
私に歌のプレゼントを届けにやってきてくれたような気分…

ありがとう!サンタラ!!

ライブ後は、コロナ禍で振り回された、名古屋、得三での小山卓治さんとのジョイントライブの想い出を戦友のように熱く語りながら

ぜひ、もう一度、小山さんとのジョイントライブをなんて、三人で熱く願望しながら

豊橋ナイトは時間の許すまで…酒に溺れていったのでした…

帰りの終電も一人二次会??

居酒屋名鉄特急??で…笑