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Brugge Style
セザンヌのポートレイト
ナショナル・ポートレイト・ギャラリーで開催中のCezanne Portraits展へ。
セザンヌが生涯で描いた1000点ほどの作品のうち、160点が肖像画で、160点のうちの50点ほどを世界中から集めた展覧会。
おもしろくないわけがない。
わたしはセザンヌが大好きだ。
娘は最初、その感覚が理解できないと言っていて、しかしナショナル・ギャラリーにある「大入浴図」Les Grandes Baigneusesを特別展の展示方法で見た日から考え方が変わったそうだ。
娘は考え方を変えたが、わたしの身近にはセザンヌが好きではない人がまだ何人かおり、その人たちにこそ見て欲しい。と、おせっかい婆。
どの絵もとにかくいくら眺めていても飽きない。
妻や息子の顔の輪郭のありえないほどの美しさ(線)
アート・クリティックのギュスターヴ・ジェフロワを描いた作品が「人間であるジェフロワ自身は静物、背景の本棚の本こそが生物」という(オーディオガイドに促されての)発見(色)、
労働者階級の女性をコーヒーポットとともに描いた作品「コーヒーポットが真ん中で上下取り外せるように設計されているのと同じく、彼女自身もウエストで取り外しが可能な感じがリンクされている」というの(形)が、ひときわ心に残った。
わたしの拙い言葉遣いではとうてい追いつかない(セザンヌは天才であるとだけ言っておこう)今年最高の展覧会のひとつ。
絶対にもう一回は見に行くと思う。
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円窓
美しい円窓に感動@Dover Street Market
クリスマスの贈り物にしようと、
Bulyの品を買いに行ったのだがことごとく売り切れで
店内をうろうろしているうちに
Simone Rochaのドレスを衝動買い
(娘に、「ちょーっと頭のおかしい人に見える」
と必ず言われるのがロシャの服のいいところ)
クリスマスとお正月に着るからいいのだ...
と毎年独り言を言いながら買う祝祭用のドレス
家のパーティーではホステスはドタバタで
結局スティーブ・ジョブスみたいな服装になるのだ
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sylvia(リハーサル)
バレエ「シルビア」は、フレデリック・アシュトンによって再編成された、ローマ神話の女神ディアーナ(ギリシャ神話アルテミス)を取り巻くニンフのシルビアが人間の狩人と恋愛をする話だ。
音楽は「コッペリア」の作曲者でもあるレオ・ドリーブ。
主役のシルビア役を、今シーズンは3人のプリンシパルが演じる。
現ロイヤル・バレエが誇るマリアネラ・ヌネツ(Marianela Nunez)、ナタリア・オシポヴァ(Natalia Osipova)、ローレン・カスバートソン(Lauren Cuthbertson)、どなたもすばらしいダンサーだ。
ちなみにマリアネラはアルゼンチン、ナタリアはロシア、ローレンは英国のそれぞれ出身で、国際色豊かなところもロイヤル・バレエの特徴だ。
昨日のリハーサルのシルビア役はマリアネラ・ヌネツ、彼女はほんもののニンフ、いやさ女神だった。
ローマ神話にバレエを司る神を一柱加え、彼女にその地位についてもらおう。
バレエはスーザン・ソンタグに言わせるとキャンプ様式のひとつだから、「自然である」と評するのはある意味矛盾かもしれないが、マリアネラ・ヌネツの踊りにはマンネリさ、わざとらしさ、人工的なところ、縫い目のようなものが全くなく、ほんとうに自然ですばらしい。
シルビアに恋する人間の狩人が、ニンフの矢にいたぶられて死んでしまうが、愛の神エロスのとりなしで生き返る。
シルビアが美しい青年狩人をいたぶるうちに彼に恋してしまう、よくありそうな事の成り行きがエロスの愛の矢の一撃で表現されていて、やはり神話というのは人間の感情の動きをうまく説明しているのだなと感心した。
ダンサーらはギリシャ彫刻の神が歩き出したか(ピグマリオンとガラテアの話みたい)と思うほど、圧倒的に神々しい肉体で、もう見ているだけで衰えた脳が活性化されるかのような作品。
わたしたちは美しいものを見るようにできているのだなとつくづく思った。
(写真はROHから)
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パリの飾り
昨日の続き...
今年はツリーを3つ飾る予定で
パリでツリー用の新しい飾りを「フランスっぽい」などと言いながら浮かれて買ってきたのだが
近所のクリスマス・ショップでほとんど同じものが売られているのを見て肩を落とすモエ
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リースふたつめ
去年、リース作り教室に通うつもりが
急にニューヨークへ行くことになり
キャンセルしたのだった
何ごとも基本が大切
基本のリース作りを習いたいので今年は絶対に参加したい
しかし、12月中旬の教室スケジュールまでは待てないので我流で作成
ひとつめのツリーと
10年以上使っているプロ作の唐辛子のリースは
娘とわたしの誕生日が終わってすぐに出したので
わが家ではこれが2つめ
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