第160話 ハイテンションママ

2008年03月31日 23時22分43秒 | 子育て・「おママごと」

「こんにちは。赤ちゃん」
「・・・」
ベランダに出てみる「今日は雨だね~」
「・・・・」
久しぶりに「雨、雨、ふれ、ふれ、母さんが~」
「・・・・・」
歌ってみる「ぴち、ぴち、ちゃぷ、ちゃぷ、らん、らん、らん♪」
「・・・・・・」
会話の途中突然に、何をミュージカルみたいな・・・
と冷めずにもう一度「らん、らん、らん♪」
「・・・・・・・」
行き詰って、ベランダを後にする。
また、ある時は散歩してみる「今日は風が気持ちいいね~」
「・・・」
困った。語りかけることが思い浮かばない。
そこに「あ、ちょうちょ!」
「・・・・」
自身の声の大きさに、何を乙女みたいな・・・と我に返る。
「・・・・・帰ろっか」
「・・・・・・」
帰り道、二人して「・・・・・・」

生まれた瞬間から赤ちゃんは笑うものだと思っていた。
それがにっこり笑うどころかむっつり無表情だなんて・・・
意を決して語りかけにチャレンジするものの、無反応にテンションが保てない。
恥ずかしながら、基本、私はサイレント育児である。
「あやし方がわからないんですけど・・・」助産師さんにこんなレベルの質問まで、した。
「赤ちゃんが泣いて、お父さんお母さんがオロオロする。これも、あやしです。
赤ちゃんに関わって行う全てが、あやしなんですよ」
穏やかな笑顔の前に「そっか~」とわかったフリをし、結局どうしたらいいのか・・・?
頭で考えず素直に自然にと気負って、その後も我が子への語りかけにどもったりかんだりを繰り返し。
そういえば、最近、語りかけている意識がない。

語りかけねばにとらわれず、ただ名前を呼び、ただただ抱っこ。
聞いていなくても歌を歌い、聞いていないなら途中でも絵本を閉じる。
ミュージカリーな生活? 大いに結構!
赤ちゃんは成長も生活もマイペース。
つきあうのはキレているくらいがちょうどいい?
ハイテンションに私の好き勝手に息子に関わっている。

継続的睡眠不足から何度も気が遠くなり何を書いているのやら・・・
この密室ハイテンション育児が、決して慢性睡眠不足からのものではありませんように。

コメント (4)
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