第2495話 後日談(不合格後)

2020年01月31日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

第一志望校の最終合格発表後、

不合格の場合、

手続期日をむかえる合格校の

入学手続・銀行振込する流れ。

息子の証言によると、試験が終了し、

パパと合流した時、

息子が 志望校の合否確認する前に

(結果を見ていた)パパが 息子に

合格校への行き方を必死に教えた らしい。

「この時点で 俺、

(第一志望校)不合格ってわかるやろ?

こんな(不合格結果の)伝え方ってあると思う?

パパが振込みに行っている間、

車の中で ちょっと泣いたわ」

・・・パパ。

息子が語ってくれた 後日談。

 

入試に至るまで 投資した時間と経費。

無事に当日を迎えられるよう 張りつめた日々。

結果、不合格。

失恋の後遺症から 食欲もなくなって・・・

気がつけば、久しくみたことがない体重に。

痩せてる・・・体年齢・29歳?!

数値的には嬉しいけれど、

頬もこけて、老けてみえる。 これはいけない。

お米にお餅、ガンガン食べて ふくらもうと思ったら

さしたる努力も必要なく、たった1日で元通り。

これは、私の後日談。

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第2494話 信じる者

2020年01月30日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

仕事上の悩みから 新春早々

今後 どうすれば、この状況を打開でき、

快方に向かうのか・・・

占い鑑定まで行く意気込み。(第2471話)

 

実は、この時、あまった時間に

息子が、第一志望校に通るのか 

占っていただいた。

「合格します!」

よく当たる占い師の言葉に こみあげる喜び。

笑顔で帰宅した あの日。

本当に合格だったら まさにミラクル。

すごい(当たる)よね・・・

 

当たる占い師 か 当たらないのか

明確な判断基準を得て

ついに 運命の合格発表日。

・・・まったく 当たらず。

占いを信じない方がいいのかしら

そう 心から思った瞬間。

 

でも、もしも「不合格です」と聞いていたら?

入試を迎えるまでの2週間

どんな顔で過ごせましたか?

・・・私のことを思って?!

逆転の発想。

私にとって 占いは

わかるはずもない未来を把握するものではなく、

精神安定剤。(プラス思考)

なにがあっても 信じる者は、救われる?

 

パパは、占いなど信じず、

息子のこれまでの成績状況から

合格は厳しいと分析。

後日、息子が「実は、俺な、

第一希望も すべり止めも 通ると思っててん」

ママも・・・(ママなんて

占い師が言った第一希望校の上位コースに通る

って ミラクル 本気で信じててん)

息子「慢心があかんかったんかなぁ」

私「ママも(占い師を信じて)慢心があかんかったんかなぁ」

なにがあっても 信じる者は、救われる?

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第2493話 入試明けの登校日

2020年01月29日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

朝「あ゛~(友達から)色々聞かれるやろなぁ・・・」

ギリギリまで小学校に通っていても

息子が受験するのは、周知の事実で 憂鬱そう。

息子を見送りながら 早速 同じ塾の、

志を共にする合格者(友人)に会っている。頑張れ!

 

帰宅後、やっぱり 友達に 結果を問われた話。

仲のよい友人に内緒だと言って伝えたらしいが、

地元の公立中学校に行く子どもたちの間でも

気になる話題。 この手の話は、すぐに広まる。

2月の参観日、3月の卒業式 を思う・・・

5年生から入塾、

6年生から3教科を学び始めた遅い出だし。

短期間で よくぞここまで力をつけ、

健闘してくれた・・・ 胸をはって いこう。

 

息子が心から入学したいと思っていた中学校に

合格しても不服な者。 (仕方がない。

その子は、もっと高みを目ざしていたのだから)

思い通りの結果に 至らなかった者。

「昨日、泣いたわ」そう笑って言う友人に

「俺も、昨日泣いたで」と交わしたらしい。

その子がどんな思いで 一晩を過ごし、

気を抜くと、悲しみが襲ってくるのがわかるから・・・

 

傷口が癒えぬうちの 登校日にて

思うところ多々あったようだ が、

友人の合格を 心から喜び、

友人の悲しみを 共にし。

もしも 自分が同じ立場だったら?

どんな風に 接すれば、

どんな 声掛けすれば 嬉しいのか

身に染みてわかった はず。

この辛さを・・・

これからの人生の糧にしてくれたらと思う。

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第2492話 とにかく、まずは

2020年01月28日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

とにかく まずは、

オープンキャンパス にも参加していない

合格校を 調べねば。

合格後、学校案内を熟読。

学校評価(口コミ)検索。

短い入学手続期間の中で

私立中学校へ進学するか、

地元の公立中学へ進学するのかを 決めねば。

 

とにかく まずは、

我が家に漂う第一志望校への思いを 撤去せねば。

私も息子も 時折、失恋した 波が襲う。

夏休みに私が作った 志望校合格啓発ポスター等

よき思い出として振り返ることができるまで

見えないところへ 隠さねば。

 

とにかく まずは、

志望校から進学校へ 気持ちを 切り替えねば。

願をかけ 手帳に

志望校の制服採寸日、入学者登校日を記載していたが、

消去。

進学校のスケジュールに書き換えながら・・・

とにかく 捨てて いかねば。

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第2491話 さくら(サクラ)

2020年01月27日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

1月に入ると、息子の受験が終わるまで

本を読んでも 内容が頭に入ってこず、

読書も 無理と判断。

それでも 入試日当日

息子を待つ 果てしない時間を思うと、

何か文庫本を・・・と手にとったのが、

(サクラサクを願って)「さくら」(西加奈子著)

 

受験には関係ない話だろうとは思っていたが、

案の定、まったく関係ない(笑)

サクラは 家族が飼っている 犬の名前だった。

西加奈子作品の明るさが

保護者控室で祈る 私の重苦しさを軽減、

息子に訪れるであろう 男・性を思い、

後半は、ぽたぽた涙を落とし、さめざめ泣いた。

(あとから大量に流れ出る鼻水にはまいった・笑)

 

それでも 生きていかねば・・・。

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第2490話 息子を泣かす

2020年01月26日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

母親は 子どもの心の安全基地となり、

なぐさめるのが 普通なのだが・・・

 

ショックを受けているだろうに

泣かない息子。

失恋によるショックで

私も 気持ちがあがったり、さがったり。

今まで 息子を励ますことばかりに

気をはっていたけれど、その夜は、

なぜか 息子を 泣かせたくなって・・・

 

隠すべき 私の思いを吐露。

そんな私に対し、

パパが「合格した学校が、一番あう学校だ」

「たとえ一校でも合格校があれば、勝者だ」

「人と比べるな」

「ママは、すぐ過去のことばかりを言う」

息子を援護する反論。

パパが 息子の味方となって

合格校が 運命の学校であることを届ける。

はぁ・・・つくづく私って損な役回りだと思う。

その夜、結果を見て泣かなかった息子が

こっそり 泣いている。

失恋の痛みは 泣いて すっきりする方がいい。

 

合格校が なかなか得られず、

平日まで 受験に挑んだ息子。

明日から 学校だね。

学校でお友達と楽しく過ごす中で

日薬になればいいね。

お友達と一緒に進学することはできなかったけれど、

新しい学校で 気のあうお友達と出会えるといいね。

卒業する頃には、

あぁ この学校でよかった と思えたらいいね・・・

ママは 心から願っています。

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第2489話 拾う神

2020年01月25日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

午前入試 と 午後入試、計4日

で 息子は6回(受験)。

入学手続きがあるので 全日程を終了してから

息子と一緒に結果を確認するわけにもいかない。

息子は、不合格 という結果を知って

翌日の闘志に変わるタイプではないと思った 私は、

気持ちを 息子にすぐに見破られる 私が、

心を強くして 芝居を打つ。

 

その夜、不合格 という結果を

息子に悟られず、なんとか 無事 乗り切る。

私の片想いを 息子に伝染させ、

息子の中でも 第一希望校となった中学校。

当初 私から息子に「発表」しようと思っていたが、

「宣告」となる現実。

なるべく すぐにショックがやわらぐよう

合格校が出た段階で

息子が先に 結果を確認し、

私にその結果を伝える という流れに急遽変更。

 

不合格、不合格、合格・・・

ひとつ ひとつ 結果を確認していく。

恋焦がれた 第一志望校に受からなかった・・・

というショックが大きく、

想像していたような ヤッター!

飛び上がって喜ぶ、抱き合って喜ぶ、涙を流して喜ぶ、

に至らず、たったひと校、ここだけ

でも 合格していてよかった・・・

安堵感と共に ささくれだつ思い。

 

ご縁のあった その一校、

拾う神 に心から感謝し、

合格校が 運命の志望校

に シフトしなければならないのは

頭ではわかっているのだけれど・・・

ここのところの芝居が うまくいかず、

失恋をひきずる私。

なんとか この悔しさを

次の受験の糧にしてほしい私は、

自分でも思ってもみなかった行動に出てしまう。(明日へつづく)

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第2488話 失恋(中学受験)

2020年01月24日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

入試結果を見た息子が

「そんなに甘くはないということか・・・」と

つぶやく。

 

息子が幸せになる中学校は、ここだ!

そう思い始め、(思い込み)

第一志望校に入学した生活を思っては

うっとり。

もう ここしかない!! と (私が)

恋焦がれていた。

 

初恋(人生初の受験)が破れ、

気持ちが あがったり さがったり、

今 失恋の痛み を味わっている。

そう・・・息子が言うよう

我が家の、私の初恋は、

甘くない結果に 終わる。

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第2487話 ごめんね

2020年01月23日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

中学受験には興味がないと言っていた息子も

入試日2週間前には、

不合格だったら ショックだろうな・・・

と言う。

親としては、どこか ひとつでも

合格を手に入れることができるよう

受験スケジュールを組んだつもりだが・・・

何がおこるかわからず、今となっては

インフルエンザに怯えていた 受験前が懐かしい。

 

受験後、私に何ができるだろうか・・・

何もできない無力さを知る。

親の片思いを伝染させて

息子も 応えようとしてくれていたから・・・

入試前、「神様がK(息子)に一番ふさわしいと思う

学校を選んでくれると思うよ」と言いながら

ご縁があると思っていた あの頃が

(数日前なのに) 懐かしい。

 

こんなにつらい思いをさせて・・・ ごめんね。

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第2486話 片想い(中学受験)

2020年01月22日 08時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

試験終了後、

「難しかった」、「こけた」、

「全くわからんかった」・・・

息子の感想を聞く限り、芳しくなく、

「もっと勉強しておけばよかったと思ってる?」

問うと、「いや、それは ない」と きっぱり。

日々後悔 クヨクヨする私と違って

息子のこういうところ・・・すごいなと思う。

 

試験会場で 塾のお友達に会う。

いつも名前の出る 違う小学校のお友達。

一目見ただけで 息子と気があうのがわかる。

子どもたちの笑顔を見ていると、

心から「みんな 通ってほしい」

こみあげる 思い。

でも、みんながみんな じゃないから・・・

こみあげる 吐き気。

 

これまで 公開模試の結果上

安全校と言われていた すべり止め校も、

自分では できたと思っているから・・・

想像上の「不合格」と

実際 身におこった時の「不合格」のダメージは

はかりしれぬものがあり、

親のエゴで始めてしまった中学受験のおそろしさを

(以前も感じた が、その時の比ではないほど)

今 心底 感じている。

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