第961話 心に寄り添う葬儀

2015年04月30日 05時45分48秒 | Weblog

葬儀・告別式に参加しながら 

あぁ 私も こんな風に見送られたい と思い、ハッとする。

いつの間にか その時を意識する側になったようだ・・・


お亡くなりになったのは、主人の、お兄様の、奥様の、ご尊父様。

私たちの結婚式に ご臨席いただいたが、

実際、どのような人生を送られたのか 詳しく知らずに私はその場にいた。

司会の方が、私の知らない故人の人生を語り、

ご親族の方々の思いが添えられ、故人の最期の思いを代弁する。

ご葬儀が終わり、会場を飾っていたお花を みんなで棺に飾りいれる。

ご出棺までの道のりを 参列者でつないでいく。


誤解を恐れずに言うと、

告別式なのだけれど、結婚式を髣髴させるシーンあり・・・

生と死があることを ぬくもりある言葉で伝えられ、

私のような立場で参列しても故人を偲び、目頭が熱くなる 見事な誘い。

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第960話 寄生獣

2015年04月29日 07時07分13秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

息子と一緒に観る映画ではないだろう、

ということで 1人でこっそり観た 映画「寄生獣」(テレビ特別版)

各々ひとり時間に観たパパとママが、リビングで「寄生獣」について語り合うと、

前週「名探偵コナン 異次元の狙撃手」を観ていた息子が、

「寄生獣って あの変なん、出てくる映画やんな」 と参加してくる。

 

親が観てはいけないというものに 興味津々の息子。

普段 映画はあまり観ないパパが鑑賞後、大絶賛。

そんなパパが大絶賛する映画とは? ということで おそるおそる観た私。

結局、小さな子どもには観せない方がいいだろうという思いに反し、

家族団らんテーマが「寄生獣」となっている(笑) 

 

夫婦共に 原作知らない、アニメ知らない という状況で、

先入観なく観たのが、功を奏した。

我々の中では、新一は染谷将太であり、ミギーは阿部サダヲ でよい

というより、が、いい。

パパは、ミギー語録に哲学を感じ、

私は母目線で、進一の母親(余貴美子) と 田宮良子(深津絵里) を追う。

このように問いかけられて・・・完結編が気になるではないか。

でも 息子と一緒には観れないしなぁ あぁ 

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第959話 家庭訪問

2015年04月28日 06時16分14秒 | 子育て・「おママごと」

家庭訪問(というシステム) が必要かどうか は、賛否両論。

調べると、自宅に訪問されるこを断固拒絶、

マンション前やロビーで行ったり、

さらには、究極は最後まで連絡つかず行えない、というケースもあるようだ。

家庭調査とはいえ、家庭に訪問すること自体に支障をきたしている昨今、

個人懇談形式にして学校で行うなど システム(と名称)の見直しは必要かと思うが、

私自身、この時期、担任の先生と個別で話す機会があるのは、嬉しい。

 

家庭訪問前に行われた授業参観での気づきを先生に伝え、

また、先生から学校での様子、家庭に望むことなどをきく。

私の場合、家庭訪問には息子を同席させず、

息子の至らぬところを伝え、(改善をはかるため) 先生と密約を交わす貴重な場となっている。

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第958話 ぼくのかぞく

2015年04月27日 06時01分01秒 | 子育て・「おママごと」

作文の宿題が出て、テーマは「ぼくのかぞく」

ついにきたか と。

テレビドラマでは、この宿題を参観で発表、

子どもの気持ちを知った親が感極まって泣く というパターン。

息子から見た私たちがどう映っているのか 期待高まる。

 

ぼくのかぞく

ぼくのおかあさんは、いつもげんきで

ごはんをいっぱいつくるのでいつもたべられません。

ぼくのおとうさんは、きれいずきで

きれいじゃなかったらすぐおこりだします。

 

結果、これ・・・

確かに それは日々繰り返される 家族の様子で

私は食の細い息子にたくさん食べて大きくなってもらおうとしてしまうけれど、

パパは部屋が汚いとおこっているけれど、

後半、息子が辟易している様子が伺える文章に仕上がっている。

息子の正直な思いを否定するわけにもいかず、

ちょっと作文としては短すぎるのではないか? と問うと、

先生の例がそうだったと言う。 

「先生のお母さんは、マクドナルドで働いていて、

いつも声が大きいからテレビの声がきこえません」

先生が、クラスのみんなに楽しく伝えようと披露した例(出だし)は、

家族の状況を語った後、否定で終わる。

息子は先生の例どおりに 作文を構成したと思われ(笑)、

他に ママのいいところがなかったのかという思いもなきにしもあらず だが、

先生の話をちゃんときいている結果とし、これでよし とする。

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第957話 母たちの総選挙

2015年04月26日 05時33分31秒 | 子育て・「おママごと」

年度の初めの授業参観後にあるPTA総会。

昨年度は、事前調査の準備なく、立候補しなかったのだが、

この春に決まる役員・4役は、秋の本部役員より負担が軽く、

毎年、立候補者多数のため、抽選にて各役員の選出がなされる。

今年度は昨年の情報収集不足を悔い、もちろん立候補して臨む総会。

 

新年度役員を決める前に、開会の辞、会長挨拶 等があり、議事として、

前年度 本部役員から事業報告、会計報告、会計監査報告、本年度予算案審議がなされ、

新旧本部役員の交代挨拶まである。

総会は、子どもたちのドタバタと騒ぐ声とママたちの雑談の中で行われるため、

真剣に聞こうとすればするほど 疲れる状況なのだが、

もしかしたら本部役員にあたるかもしれない という可能性がある以上、

学びの姿勢で 前役員たちを見つめる。

就労の身、できれば、会長というセンターはとりたくないものだ・・・

 

ようやく 閉会の辞を迎え、役員選出大抽選会。

上のお子様で役員になれば、下のお子様は免除となるため 6年生保護者から行われる。

2年生保護者のドキドキ待機時間は長い。

ようやく迎えた2年3組立候補者集合アナウンス。

あたり4名に対し、約3倍の立候補者。

一斉にクジをひく。 手にしたストローの先には4役の番号記載なく、ハズレ。

この段階をもって 本部役員選出対象者に決定。 (次は、バズレなきゃ)

PTA、なるならないは、時の運・・・

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第956話 家庭訪問前の授業参観

2015年04月25日 05時58分58秒 | 子育て・「おママごと」

2年3組、初めての授業参観は、さんすう。

教科書の学びに入る前に

目のトレーニング(ランダムに記載された1~30までの数字を追う、数十秒見た6ケタの数字を覚える)、

耳のトレーニング(6ケタの数字をきいて覚える) などのウォーミングアップが行われる。

ちょっとしたゲームをはさむことで、子どもたちの学ぶ姿勢が整えられていく。

すぐに教科書をひらくのではなく、先生に、授業に 注目するところから・・・

私が子どもの頃とは違う面白さを感じている時、事件が起きた。

 

息子が挙手してあたり、6ケタの数字を読み上げたが、

これが本人の自信に反し、不正解だったのである。 これは痛恨の一撃。

みんなの前で発言する恥ずかしさから あまり手を挙げない息子が手を挙げ、

大きな声でハキハキ答えたものの 下2ケタが逆に・・・

「惜しい!」 先生が息子の気持ちにフォローを入れるが、

次にあたった男の子が正解を言った後、息子に向かって手をバツに間違いだぞ」ポーズと笑い。 

息子は、みんなの前で 間違ってしまったことに加え、

馬鹿にされた(と息子は思ってしまうタイプ) ことが決定打になり、

息子の背中から やる気が失われた。

その後、なんとか手を挙げ、傷ついた気持ちを授業時間内に修復してほしいと願ったが、

息子ばかりあたることは叶わず、やる気をなくした息子の背中は斜めのまま終了・・・

 

間違いや失敗を恐れ、失敗するとやる気を失うこと、

気持ちの切り替えが下手なこと、

鉛筆の持ち方が悪いこと、

以上、参観で感じたこの3点の息子の弱点(改善)を、次週「家庭訪問」の議案にすることとする。

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第955話 どんなことしたい?

2015年04月24日 06時30分14秒 | 子育て・「おママごと」

2年生になって 最初の授業参観。

新しいクラスに足を踏み入れると、教室の雰囲気はガラッと変わり、

改めて前クラス、1年3組ではないことを感じる。

 

このクラスには、どんなお友達がいるのだろう と

教室後ろに掲示している自己紹介カードを見る。

名まえ、にがおえ、すきなたべもの、たんじょうび、

にがてなこと、とくいなこと、

こんなことをしてみたい、むちゅうになっていること が 記されている。

私が 面白くてしかたがなかったのが、 みんなの「こんなことをしてみたい」部分。

「とびたい」 (素敵)

「2年3組のみんなでマイアミにいく」 (どうしてマイアミ?が面白い)

「チョークでいっぱいかいてみたい」 (黒板にチョーク、憧れるよね~わかるわかる)

「いいがっこうにしたい」 (この大志がすばらしい・笑)

 

こんなフリーダム語録を見たら、あぁ~先生になればよかったな~などと思う。

2年3組も 大好きになりそうな予感。

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第954話 年老わない友人たち

2015年04月24日 05時20分55秒 | Weblog

大学時代のアルバイト先で一緒だった フリーターの女性。

彼女は、おっとりとした話し方の美しい女性で、

「今度 北海道で暮らすから このバイトは今月いっぱい」 だと話していた。

しばらくして・・・

彼女が北海道で交通事故に遭い、亡くなったことを知る。

「娘のことを どうか 覚えていてください」 

見ず知らずの私(のような小娘) にまで 頭を下げた彼女のお父様のことが忘れられない。

 

弟が 告別式に行くという。

きくと、中学校時代の友人が車の中で亡くなっていた という。

同級生の死にショックを隠しきれない制服姿の弟の後ろ姿を 今でも鮮明に思い出す。

Mさんのお父様に言われたから ずっと忘れられないわけではない。

それはあまりにも不意に前触れもなく、突如 死 というものを身近に感じたから・・・

若くして亡くなった友人や知人のことは、今でも時折思い出す。

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第953話 この世の不条理

2015年04月23日 06時42分40秒 | Weblog

俳優、バイク事故死のニュース。

突然の訃報に驚き、ご冥福を祈りながら 私には 思い出さずにはいられない人がいる。

劇団の旗揚げ公演を行う時、ご出演いただいたKさんのことだ。

 

とても真面目な方で、いつも この世の不条理 を表現しようとしていた。

Kさんが、うつ病を患っているので、(出演は) 難しいかもしれない とおっしゃった時、

この役は、あなたしかいない、ぜひとも あなたにお願いしたい と

すべてを受け入れたつもりだったが、

稽古が始まって 彼の深刻な病と向き合うことになる。

ご本人の気持ちと関係なく、それはやってきて、

時に、それは薬による眠りとなり、気分による不在となり、稽古がうまく進まない。

自分の希望に こんなにも振り回されることになろうとは・・・

公演日に至るまで 私はやり場のない怒りや嫌悪、そんな様々な気持ちを抱え、

迎えた公演当日、Kさんは、私が望んだとおり すばらしい役者さんだった。

 

それからしばらくたった後、 Kさんがバイク事故にてお亡くなりになった知らせが入る。

それは、薬によるものなのか、気分によるものか、本人の自覚はあったのか、

それとも ご本人の意思とは関係のないものなのか・・・問いかけながら 私はお通夜に向かった。

Kさんがいつも訴えたかった 世の中の不条理 を いつか絶対観たいと思っていたのに・・・

不条理、不条理、私の心の中でこだました言葉は、あの夜、あの人に向かって ずっと放たれていた。

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第952話 一日千秋の思い 

2015年04月23日 04時43分43秒 | Weblog

一日千秋・・・一日が非常に長く感じられ、待ち焦がれる気持ちが非常に強いこと。

相手を待つ切実な思いを表す言葉。

一方的な告白をした後、相手からの返事を待ち、

その返事がどうかご快諾でありますようにと心から祈りながら過ごす時間、

この定まらない今が一番辛い。


決裁を待つ。 稟議書(提案)の回答を待つ。 先方からの返事を待つ。

社会人は、自分のペースで仕事ができないことの方が 圧倒的に多い。

ぜひ この企画は通したい。 思い入れが強ければ、強いほど 待つ時間の長さに苦しむ。

今 待機中の問題は、取材交渉依頼と取材日の選出。

経費面含め取材日が4日設定に対し、取材対象者が8人。

まず、取材を受けてもいいですよ という先方の気持ちのハードルに加え、

ご提示いただいた取材日にこちらの調整を加えなければならない状況。

私は、何度も繰り返される細かな校正作業より、始まる前のこの調整段階の時期が一番苦しい。

ここ1ヶ月ずっと、一日千秋の思いで過ごし、届いたメールに一喜一憂する日々である。


すべての点がひとつの線につながる前のこの状況。

早く決着がついて欲しい、全員ご快諾であって欲しい、

残念ながら叶わぬ場合もあろう、その場合はどんな策でいくか・・・も考えながら、

やり取りを繰り返し、先方様からの返事を ひたすら待つ

周りから 何も進んでいないように見えるかもしれないが、

一日千秋の思いに 精神疲労困憊中である(笑)  



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