第163話 またね

2008年06月28日 02時51分18秒 | 子育て・「おママごと」

もうすぐ育休があける。
ならし保育も始まって、児童館にもう行けない。

働いていたので、家には朝と夜しかいなかった。
育休中は息子と二人、のんびり家で過ごしたいと思っていたら
隣の改装工事である。
あまりの音のうるささに家にいることができない。
どうしてよりによってこの時期なんだとやり場のない怒りがこみあげる。
気が狂いそうになって飛び出した我が親子にとって、
児童館は避難場所だった。
保育士の先生が「色々なママさん達とお話してね」と微笑みかける。
騒音を避けてきた私に? 人と話す気力なんてない。
それに、私は期間育休中の身。仲良くなっても別れるのが辛くなるだけ・・・
とことん好きになってしまう自身の性格を思うとそれなら最初からと閉鎖的だった日々が
懐かしい。

いつの間にか児童館に行くことが、ここで人と話すことが日課になった。
私にとって児童館の利点?
あげればきりがない。
まずは・・・おトイレに行ける!(笑)
おトイレに行けるはモレなくついてくる?付属特典として、

ひと~つ、「異文化コミュニケーション」
子どもの年齢は同い年だけれど、ママの年齢様々に。
息子の方が月齢は低いけれど、
ママ同士は私の方が月齢上なんていう逆転現象あり。
年の差友達との異文化コミュニケーション、楽し。

ひと~つ、「パパにちょっとはやさしくなれるかな?」
ママ友との会話はパパとの出会いから結婚に至るまでのヒストリーにまで展開することも。
結婚して2年未満、なぜか遠い目をして語る私よ・・・
あぁこんな時代もあったねとパパとの思い出再確認。

ひと~つ、「未来予想図」
10ヶ月の女の子が携帯を耳にあてて「もしもし」のポーズ。
初めて見た時、超感動。
息子より上のお子様を見ながら、一歳に、二歳に、三歳になると
あんなことができるのねと成長楽しみ。
心身の成長だけではない。乳児から幼児へ。刻々と変わっていく赤ちゃんの顔。
我が子だけではなく、他の子の成長を見る楽しみも。

ひと~つ、「リアル育児書」
素敵なママさんのあやし方サンプル多々あり。
私も真似しちゃお♪だったり、私にはできないから私にできるを考えたり。
え?うちの子だけじゃないんだ・・・みんな一緒の安心感。

ひと~つ、「核家族、密室育児の救世主」
児童館にあふれる顔、顔、顔。そこにいる人の存在に救われて。
子どもは子ども同士と切磋琢磨をうながして、その間、私は大人と対話。
大人が大人と話すことって結構大事なことなんだ・・・て。

ひと~つ、って思いつくままに綴ってきたけれど、
結局ひとつ、私には人と会って話すことだったのねと。
育休終了目前、今、予想通り出会った方々との別れが辛い。
では、出会わないほうがよかった?
否、児童館に行くきっかけはマイナスだったが、最後はプラス。

みなさんと共有できた時間を胸に、
最後、私にひとつ。
勇気を出して、みなさんとの輪から離れていくこと。
児童館に私達親子がいないことが日常になっていくことを恐れないで、
新しい一歩を踏み出すこと。

気をつけー、ぴっ。
お帰りのご挨拶、みなさん、さようなら。

コメント (6)
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