第613話 夜の散歩道

2013年07月31日 03時49分06秒 | 子育て・「おママごと」

最近、不思議と私の元に集まってくる言葉がある。
みちくさ、寄り道、回り道・・・うろうろしたっていいじゃないか。遊べ。と言う。
遊び方を知らない私はおろおろしてしまう。

そんな私に舞い込んできた「夜の虫採り」企画。
夜の神社でカブトムシがよく採れる、らしい。
20時、子供7人、大人ママ2人(私と息子含む) で、いざ出発。
神社に向かう道、夜の心地よい風を受けながら思う。
この街に嫁いで7年、散歩したこともなかったなと。
子供を産む前は、駅から自宅までの往復。
産後復帰してからは、この街の端っこが保育園になった。
車通勤に変わってから私の行動範囲は拡がったものの、
保育園を越えて向かう職場がゴール。
目指す目的地があり、いつもそこに向かう最短距離をせわしなく往復。
国道沿いの表通りしか通ったことがなかった。
路地裏を歩きながら、この街に触れた夜。

神社に着いて、みんなで「これからカブトムシを採ります」と手をあわせたこと。
セミのように木にとまるカブトムシをみた興奮。
夏は夜。
夜の思い出が記憶に残る季節。
たまにはいつも通らない道を歩いてみるのもいいかもしれない。

※といっても、夜遅くの一人歩きは危険なのでやめましょう。企画は安全第一に。

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第612話 レビュー

2013年07月27日 06時25分30秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

第607話「お母さんの本棚」から、なんとなく流れで書評続き。
今日は今週観たDVDのご紹介。

まずは「大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルス」
タルボサウルス? 息子用に借り、私の趣味ではないと思いながら観始めたのだが、
いつの間にか引き込まれてしまう。
「主人公しか話さない」ところが、実に効果的な作品。おすすめ。

続いて、私用に借りた「鍵泥棒のメソッド」
クスリ(笑いの方です)とドキドキ・ハラハラ。
緊張と緩和が絶妙の作品。観終わった後の幸福感はまさにエンターテイメント。おすすめ。

誰かに紹介したくなるこの気持ち、「口コミ」こそ、広報では最も重要ではないかと思う。
これってライバル会社の方のコメントでは?と思うものあり。
ネット上では真偽が難しいところだが、
なにかモノを買う時からどこかへ行く時、食べる時と広範囲にわたって
評価やレビューを判断材料とするところが大きい。

私のこの感想でどれだけの人が観たくなっただろうか・・・
私のブログは、レビューほぼゼロ(笑) だが、今後に期待したい。

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第611話 使える脳力

2013年07月26日 05時40分54秒 | Weblog

マイクを使用しての説明、つまり、いつもより聴衆の多いプレゼン役を賜る。

普通、何を話すのか?! を考え、
データ収集し、パワーポイントなど準備万端怠らないのであろうが、
私は、話せるのか?! が気になり、あがらない話し方本を読む。
何冊か読んで・・・一番気持ちを明るくしてくれたのが、
金光サリィ著『人前で話すのがラクになる! 5つの魔法』

人前で話すハウツーだけでなく、受験にも応用できるテクニックではないかと思う。

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第610話 シュガータイム

2013年07月25日 03時19分25秒 | 読む(小説・物語)

初めて読んだ時、
すごい。私にはこんな小説(文章)が書けない。(小説を書いたことなどない、にもかかわらず)
と思った小川洋子さんの『シュガータイム』
出会いが衝撃だったにもかかわらず、物忘れがひどい私はいつもながらストーリーが思い出せない。
思い出したように読んでは、毎回、新鮮に懐かしさを味わっている。

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第609話 清涼飲料水

2013年07月24日 02時00分32秒 | Weblog
「太陽が眩しかったから」
殺人の動機が衝撃なカミュの『異邦人』
強い日差しに怒りっぽくなる暑い夏の日、枡野俊明さんの書を読んでみてはいかがかと思う。
一服の清涼飲料水のごとく潤い、浄化作用がある。
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第608話 キャンドル・ナイト

2013年07月21日 06時50分03秒 | Weblog

佐々木圭一さん著「伝え方が9割」(ダイヤモンド社)を読む。
その中で「ジョージ・カーリンのメール」が紹介されている。 以下、抜粋。

この時代に生きる 私たちの矛盾
ビルは空高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得る物は少なく
たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り 夜更かしをしすぎて 起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことは覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファースト・フードで消化は遅く
体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われているのに 家族の争いはたえず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない
夫婦でかせいでも、離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができる唯一の宝物には 1円もかからない
忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に「愛している」
と言うことを 心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ

「伝え方が9割」(ダイヤモンド社)所収 ジョージ・カーリン 佐々木圭一 訳

日本だけでなく、世界中で起きていていることを、
立ち止り、振り返ることを教えてくれる。
部屋の明かりを消し、ろうそくの火を見つめながら 読みたい詩である。

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第607話 お母さんの本棚

2013年07月17日 06時39分20秒 | 子育て・「おママごと」

きっかけは不純でもいい。
丹田下から発せられたエネルギーは継続力があり、効果は絶大。
その人に近づきたい一心で勉強したり、頑張ったり・・・
結果、極めて純度の高い結晶が生まれることが往々にしてある。
下心は大切にしたい。

課題図書は読まないが、好きな人から紹介された本なら読む。
京大生に恋をした私。
一方的な片思いで気持ちを伝えることはなかったが、
その人から紹介されたおすすめの本は今も私の手元にある。
佐倉統・著「わたしたちはどこから来て どこへ行くのか? 科学が語る人間の意味」(ブロンズ新社)

内容は、わかりやすくて深い。
将来、子供ができたら子供にも読ませたいなと思った。
息子にはまだ早い内容なので、もうしばらく出待ちの背表紙を見ながら蘇る思い出。
本棚は面白い。
その人の職業や趣味・嗜好がわかるだけでなく、
持ち主にしかわからない背表紙に隠されたエピソードというものもある。

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第606話 6歳児

2013年07月10日 06時49分07秒 | 子育て・「おママごと」
息子が6歳になった。
光陰矢のごとく、もう来年小学生?! だ。
感慨深く、試しにランドセルを背負ってもらったら、本を持たない二宮金次郎像と化す。
ランドセルがまだお荷物にしか見えない息子を見て笑ってしまう。

私が子供だった頃、ランドセルは赤と黒だった。
今は色の展開も多く、刺繍もあり、容量もA4フラットファイルまで可能・・・
私は本気でランドセルを今使用したい。
世間がこれを背負う私を許してくれないであろうが、
背負っていいよと言われれば「森ガール」か「M-style by Marty」

私は革の赤いランドセルだった。
使用し始めて間もなく、赤いランドセルに白く斜めに走る白い傷をつけてしまった。
当時はまだこんな言葉がなかったが、子供心にかなり「テンションがさがった」
以後、その白い縦線(縦10cm程度・横0.5ミリ程度の傷)にまず目がいく。
自分で傷をつけておきながら申し訳ないが、その日から私はランドセルが嫌いになった。

そんな私だが、あなたの小学校の思い出はなんですか?と問われた時、
最初に思い浮かんだのが、不思議なことにそのランドセルの傷だった。
なんだか久しぶりに「ランドセルしょって。」(k.m.p著・メディアファクトリー刊)を読みたくなる。
この後、きっと読み始める。
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第605話 以心伝心

2013年07月09日 02時44分04秒 | 子育て・「おママごと」
保育園の笹を見上げて息子の短冊を探す。
「くるまやさん」(になりたい) 

昨年度から2年連続「くるまやさん」
パパが車を欲しがっているからだ。
パパに関しては、毎年毎年、新しい車を欲しがっているのかとあきれるが、
息子はディーラーに行けば機嫌のいいパパを見、
新しい車が欲しい、欲しいとつぶやく言葉を聞き、
パパを喜ばせたいという思いから「くるまやさん」になるという。

あれも欲しいこれも欲しい、あれ嫌これ嫌と自由気ままに生きているかのように見えるが、
実際は奥深いところで親の思いを汲み取り、応えようと頑張る。
小学校受験や中学校受験・・・絶大な影響力を持つ親だからこそ、
導きすぎていないか、プレッシャーを与えていないか注意せねばと思う。
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第604話 目的地と着地点

2013年07月07日 21時34分59秒 | Weblog

「自分の才能とちょっとズレたところに適職がある。」とは、なかなか深い。

ブログを立ち上げた時、劇団の広報目的だった。
ところが、書いているうち、書くことが楽しくなって・・・
劇団は幽霊劇団と化したが、ここはずっと続いている。
才能もなく、いまだ鳴かず飛ばずだが、ズレたところにハマり続けている。

「異物があって成立させないといけない時、その異物がジャンプ台になる。」とは、またまた深い。
ストレスはある程度あった方がいいという。
制限によって生み出される知恵や創意工夫があるときく。
異物もまたしかり。あえて異物を加えるという手法が面白い。

さらに発せられた言葉「愛情がないからこそ、できる。」は、深すぎてよくわからない。
「自分の着地点は15年後だった。」と振り返る。
何かを成し遂げた方の話は含蓄があって・・・その後、波紋が広がるから面白い。

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