青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

幻の “芦屋・奥池” にあったカフェ!ウェザーリポート!

2023-01-02 | 昭和の喫茶店

80年代の神戸・舞子に、今では伝説になった喫茶店「ウェザーリポート」がありました。コンテナハウスの販売を手掛けていた会社がプロモーションを兼ねて1982年に開店した同店は、コンテナ6基を連結してスタート。3度の改装を施し若者に大人気でしたが、明石海峡大橋建設に伴う舞子海岸の埋め立てなどで1998年前後にその姿を消しました。

その姉妹店が、1984年に神戸・芦屋の奥池にオープンしたことを知っている人は意外と少ないようです。奥池は雰囲気の良い高級別荘地で、その湖畔にウェザーリポートがありました。その写真がやっと見つかりました!

宝塚・逆瀬川の方から六甲に上るドライブの時、ワインディングがきつい芦有道路を通り奥池に立ち寄ると、湖畔に白く建つこのお店がありました。四季を通じてロマンティックな雰囲気一杯で、季節感あふれる料理と、手の込んだケーキやデザートが懐かしい。黙って歩くだけで絵になる湖畔の林。舞子のお店よりも大人の雰囲気が溢れていました。

店内は天窓からの光が眩しく、明るいインテリアに軽めのジャズやフュージョンが流れていました。

マッチにも奥池とプリントされています。「そんな場所にウェザーリポートあったかな?」「別の同じ名前のお店じゃない?」と言われることもありますが、ここは舞子にあったお店の姉妹店でした。

僕は免許を取って、最初に六甲ドライブへ行った時にここに立ち寄りました。その後数回しか行く機会がありませんでしたが、いつの間にか歴史から姿を消したお店でした。僕以外にも行ったことがある人は大勢いると思いますが、僕の友人でここに行ったことがある人はごく少数だけです。ご存知の方がいらっしゃったら、嬉しく思います。

尚、参考までに垂水のウェザーリポートだけではなく、震災前の神戸のデートスポットを見ることが出来る映画がありますので、ご紹介しておきます。「べっぴんの町」という柴田恭兵、田中美佐子主演作品で、1989年の神戸の街でロケが行われており、僕にとっては全編青春時代を思い出すことが出来る映画です。