青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

昭和の “大阪で1番当選が出た” 宝くじ売り場!

2023-01-03 | 昭和・懐かしい大阪の風景

現在JR大阪駅が大改造中ですが、大阪の地下街は昭和に比べてめちゃくちゃ変わりました。僕の心の中では現在の地下街よりも、昭和の地下街の方がハッキリ記憶されているほどです。(笑)

最も印象が変わってしまった、懐かしい昭和の景色といえば「地下鉄御堂筋線」と「阪神百貨店前ターミナル」前の空間でした。

ここに大阪で1番宝くじの当たる売り場がありました!

後に現在の宝くじ売り場である「駅前第四ビル前特設売り場」が出来るまで、大阪で最も当たる売り場はここでした。昭和59年(1984年)までは、少なくともこの光景がここで見られました。

そもそもここは、こういう光景でした。壁新聞ならぬ柱新聞で有名な場所です。

1981年に第四ビルが完成後、この広場はいろんなものが強制撤去されましたが、それでも1984年までは、宝くじ売り場はここにあったし、下の写真のような光景が残っていました。全部1984年に撮影されたものです。

この頃はまだ、みかんやカニ、指輪、おもちゃ等を売っている「おっさん」が最後に強制撤去に抵抗して、店を広げたりしていました。

これは無人の占い屋さん。「幸運の手引き」という名前でした。お金は箱の中に入れます。今でも初詣などで見られる「おみくじ」のようなものでした。

阪神電車の改札・ホームへの降り口。降りた左手には超安い値段の、雑然とした飲食店が後の屋台村のように立ち並んでいました。

ここから地下鉄・西梅田駅へ向かう大阪駅地下街には・・・

この日本各地の土産物を売っているお店が、阪神百貨店沿いにズラリと並んでいました。奥行50センチしかないお店が並ぶ、人呼んで「アリバイ横丁」、正式名称「ふるさと名産店」。でも、知っている人は知っていると思いますが、どうして京都と広島の名産が同じお店で売っているのだろう・・等という疑問もありました。(笑)

この大阪でも「キタ」と呼ばれる梅田~大阪駅の地下街で、1番面白かったのが、この西エリアだったと思います。出来る事ならもう1度歩きたい。誰か映画でも作るのに黒沢明監督ばりに、ここを完璧なセットで再現してくれないかな?何度でも観に行きます。大阪・昭和の光景を、USJのような敷地でテーマパーク化して欲しい。(笑)因みにこの光景が見られた時は、まだ「JR」ではなく、「国鉄」でした。JRになるのは1987年、この写真の撮影から3年後です。