朝日杯本戦1回戦、2回戦。

2018-01-27 | 対局
10時からの1回戦は三浦九段と。角換わりから攻められる展開でしたが、前例と同じだと思ってやっていました。その将棋は自分は逆側を持ってダメだったので、前例通りに指していれば悪くはないはずだ、と。

      
 
図を比べてみると確かにほとんど同じなんですが、先手の右桂と玉の位置が違うので・・・。ひどい記憶違いでした。なんで勘違いしたかと言えば後図から△59角▲45桂△37角成という変化を読んでいて、以下▲25飛△33桂打となると昨日の将棋と似てくるから。そのイメージがあったので昨日の将棋は先図から△37角と打ったんですが、▲27飛△48角成▲22歩と攻められて苦しくしました。局面と読むというよりは記憶と結論から逆算していて、それが合っていればまだしも、配置が違うのですから呆れます。対局中は「前例は後手が良かったのになんで苦しくなったんだ」と思っていました。結果は逆転勝ちでしたが、内容は色々とひどかったです。

2回戦は19時から広瀬八段と。
この将棋は序盤から定跡を外れて難し過ぎました。終盤はやや良しと思って指していましたが・・・。



図は終盤、この△83飛は読んでいませんでした。読んでない理由は▲82金や▲82角成で先手を取れるからなんですが、それには△86飛で先手陣も危なくなります。左辺は保留して▲35桂や▲55桂はどうか、と1分将棋の中でいろいろと考えましたが、選んだ▲35桂が敗着。△81飛と取られて以下玉を左辺に逃げ込まれてダメにしました。

図では▲82金△86飛▲55桂が最善でなんとか先手が逃げ切っていたか、というのが感想戦の結論。ただ▲82角成と▲82金の比較、続く▲55桂では▲35桂もあるし、1本しかない正解の道に辿り着ける自信はないですね。ベスト8での敗退となりました。
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