異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

原発ゼロへ! 雪の中1万2千人~さよなら原発全国集会 2018.3.21

2018-03-21 23:23:51 | 福島、原発

原発ゼロへ! 雪の中1万2千人~さよなら原発全国集会

(3月21日午後 東京・代々木公園)

 福島第1原発事故から7年。みぞれが雪に変わる悪条件の中、「さよなら原発全国集会」に続々と参加者が詰めかけ、その数1万2千人に達した。「いのちを守れ・くらしを守れ・フクシマと共に」の思いをつないでこれだけの人が集まったのだ。

 落合恵子さんの主催者あいさつに続き、フクシマから3人の訴え。「この苦しみを未来に残せない」との発言に胸が熱くなった。元東海村村長の村上達也さんは「東海第二原発は絶対に再稼動させない」との決意を語る。韓国からも「原発をなくすため共に」のアピール。
福島原発事故原因の究明をサボり、再稼動、原発輸出に「熱中」する安倍政権許し難し。4野党共同提出の「原発ゼロ基本法案」の成立に向けて「市民と野党の共闘」で頑張ろう。
雪のためデモ行進は中止となった。

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                                          画像by近藤徹氏FB

 

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 いのちを守れ くらしを守れ フクシマと共に さようなら原発 3.21全国集会(代々木公園)

 2011年3月の福島原発事故から7年、いまだ事故による5万人を超える被災者が、苦しい避難生活を余儀なくされています。
 一方、国は被災者への支援の打ち切りを進め、不安の残る故郷へ帰還させようとしています。
 加えて廃炉費用の拡大、増加する汚染水などの問題が山積し、事故の収束はいまだ見通しが立っていません。
 そのような中で安倍政権は、原発再稼働や核燃料サイクルなど、原子力推進政策をやめようとしません。
 私たちは、脱原発社会をめざすため、被災者とともに大きな声を上げます。

いのちを守れ くらしを守れ フクシマと共に さようなら原発 3.21全国集会
日 時:2018年3月21日(水・春分の日)
場 所:代々木公園B地区
    JR山手線「原宿駅」
    地下鉄千代田線「明治神宮駅」「代々木公園駅」
    小田急線「代々木八幡駅」
11:30 出店ブース開店
12:30 開会 野外ステージ コンサート
        歌:ゼロノミックス、 MILK(弥勒)
13:30 発言
     主催あいさつ:落合恵子さん(作家・呼びかけ人)
     フクシマから:
      ①片岡輝美さん(子ども脱被ばく裁判の会共同代表)
      ②あらかぶさん(被曝労働者)
      ③長谷川克己さん(自主避難者)
     東海第二原発再稼働について:村上達也さん(元東海村村長)
     韓国から:イ・キョンジャさん(核再処理実験阻止30キロ連帯実行委員長)
     フクシマ連帯キャラバンから
     脱原発法案について
      原発ゼロ自然エネルギー推進連盟 河合弘之さん(事務局長)
      立憲民主党エネルギー調査会 [調整中]
     戦争させない9条壊すな!総がかり行動実行委員会から:
      福山真劫さん(共同代表)
     閉会あいさつ:鎌田慧さん(ルポライター・呼びかけ人)
15:00 デモ出発 ←雪のため、中止
     渋谷コース:会場→渋谷駅前→明治通り→神宮公園解散
     原宿コース:会場→原宿駅→表参道→外苑前周辺解散
     クロージング:日音協+ イットク・フェス
※ステージ上のトークには手話通訳があります。
主 催:「さようなら原発」一千万署名市民の会
    内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴
協 力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
連絡先:さようなら原発1000万人アクション事務局
    東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館1F 原水禁気付
    TEL:03-5289-8224
    E-mail:sayonara.nukes@gmail.com 
    http://sayonara-nukes.org

チラシ→https://goo.gl/RdWShh

参照:https://goo.gl/7t3Ufy

 

<追記>*****************************:

東京新聞 2018.3.22 朝刊「代々木で集会」

画像に含まれている可能性があるもの:屋外、テキスト

 

 

 

 

 

 


現在都議会に提出されている 迷惑防止条例改正案の問題点について 宇都宮健児  2018.3.20

2018-03-21 23:23:14 | 共謀罪 治安維持法

現在都議会に提出されている 迷惑防止条例改正案の問題点について

http://utsunomiyakenji.com/2218

2018.3.20 弁護士 宇都宮健児

 

1.現在都議会に提出されている迷惑防止条例改正案(以下「条例改正案」という)の概要は、

(1)盗撮行為における「規制場所等」の拡大

(第5条第1項第2号関係)

(2)つきまとい行為における「行為類型」の追加等

(第5条の2関係)

(3)つきまとい行為における「罰則」の強化(第8条関係)

となっています。

このうち、(2)のつきまとい行為における「行為類型」の追加等(第5条の2関係)に関しては、現行の4類型(つきまとい、粗野・乱暴な言動、連続電話、汚物の送付)に加えて、

監視していると告げること

名誉を害する事項を告げること

性的羞恥心を害する事項を告げること

の3類型を追加しようとしています。

また行為類型の一部追加として、

①現行1号に規定するつきまとい、待ち伏せ、立ちふさがり、住居付近の見張り、住居等への押し掛けに加え、「みだりにうろつくこと」

②現行3号に規定する、連続の無言電話、拒まれたにも関わらず連続電話、FAXの送付に加え、(拒まれたにも関わらず)「電子メールの連続送信」「SNS等の連続送信」をそれぞれ追加しようとしています。

 

2.条例改正案と同様の内容は、ストーカー規制法にも盛り込まれていますが、ストーカー規制法は、規制対象を「恋愛感情の充足を目的とした行為」に限定しています

都の迷惑防止条例第5条の2の「つきまとい行為等の禁止」は、「正当な理由なく、専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的とした行為」が規制対象になります。

正当な理由があるか否かは現場警察官の判断に委ねられるほか、「悪意の感情を充足する目的」があるかも内心の感情であり、解釈は難しく、このままでは恣意的な運用が行われる危険性があります。

 

3.「名誉を害する事項を告げること」を追加することの問題点

刑法上の名誉毀損罪(刑法230条1項)にあたらない行為を処罰可能にしようとしていることです。

刑法の名誉毀損罪は「公然と人の社会的評価を低下させること」が要件な上に、被害者の告訴が必要ですが、条例改正案では、告訴が不要で「公然と」は要件となっていません。

国会前や路上で「安倍ヤメロ」などと首相を批判したり、労働組合が社前集会で会社を批判したり、マンション建設に反対する住民がチラシをまいたり、消費者が企業の商品の不買運動を呼びかけることなども規制対象になりかねません。

また、行為の形に関する制限もないので、SNSでの発信も規制対象になる可能性があります。

 

4.「監視していることを告げること」「みだりにうろつくこと」を追加することの問題点

張り込み取材やオンブズマンの監視活動も制約される可能性があります。

 

5.さらに、問題なのは、このような改正を必要とする立法事実が全く示されていないことです。

 

6.今回の条例改正案は、憲法が保障する国民・市民の言論・表現の自由、知る権利、報道の自由、労働組合の団体交渉権などを侵害する上に、市民運動、労働運動、報道活動に対し警察権力の介入を容易にする道を開こうとするものであり、容認することはできません。


条約改正案は、3月19日(月)の都議会警察・消防委員会でわずが1時間ほど審議され、3月22日(木)には委員会採決、3月29日(木)定例会最終日の本会議で採決される段取りとなっており、施行は今年の7月の予定だということです。

正当な市民活動にも警察の介入を招くおそれのある条例改正案に、断固反対の声を上げていきましょう。

 

  2018年3月20日 希望のまち東京をつくる会 代表 宇都宮健児

 

 

 

 

 

 


「長期勾留中の籠池夫妻にも話を聞こう」郷原信郎が指摘する解明の糸口 2018.3.21 AERAdot.

2018-03-21 20:21:05 | 森友学園疑惑

「長期勾留中の籠池夫妻にも話を聞こう」郷原信郎が指摘する解明の糸口
       
AERA dot.https://dot.asahi.com/wa/2018032000008.html

       松岡かすみ 2018.3.21 11:30
郷原信郎氏  (c)朝日新聞社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

郷原信郎氏  (c)朝日新聞社

元特捜部検事の郷原信郎氏が「森友改ざん問題」で、現在も勾留中の籠池夫妻のコメントが重要だと指摘する。

【図表で見る】森友学園問題の一連の流れはこちら

*  *  *
 今回の文書書き換え問題が、刑事事件として起訴される可能性は低いだろう。今回の書き換えは、基本的には「一部記述の削除」に過ぎない。書き換えによって、国有地売却に関する決裁文書が事実に反する内容になったと認められなければ「虚偽公文書の作成」とは言えない。


 もちろん、疑惑の核心とされてきた森友学園と安倍昭恵氏との関係、日本会議大阪と籠池氏との関係などが、国有地売却の決裁に影響する重要な要因だったと関係者が認めれば話は別。例えば「書き換えによって、決裁の趣旨とは違う文書になった」など、書き換えた者の自白がないと、文書犯罪として成立させるのは難しいだろう。むしろ、過度に刑事事件としての起訴に期待すると、政府側に調査回避の口実を与え、結果的に真相が解明されることを免れる流れを作ってしまいかねない。


 もちろん捜査の進め方如何では、違った展開もあり得ないではない。しかし、これまでの森友関連事件への検察の動きを見ていると、政権側に不利な捜査を積極的に行うとは思えない。今回の朝日新聞の情報源は検察ではないかと言われているが、仮にそうだとしても、組織的なものではなく、捜査の現場レベルの不満が、リークにつながったということだろう。真相解明のためには、「書き換えられた決裁文書」の提出を受けた“被害者”とも言える「国会」が、主導的な立場で調査を行うしかない。福島原発事故の際に国会に設置された「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」のように、国会で第三者調査委員会を設置すべき問題だろう。そうなれば、さすがに検察もメンツに関わるので、動かざるを得なくなるのではないか。


 もう一つの重要な問題が、今回の「書き換え前の決裁文書」に、籠池氏の発言に関する記述が多数出てきているのに、籠池氏が「口封じ」のように接見禁止で長期勾留されているため、コメントが一言も出てこないことだ。今回の書き換えの問題は、籠池氏自身の起訴内容と直接関係していないので、籠池氏の発言が弁護人を通じて公表されても罪証隠滅にはならないはずだ。籠池氏自身が、財務省側との交渉で、どのような趣旨で発言したのか、籠池氏自身に聞かないと解明できない部分が大きい。政治的、社会的に注目される刑事事件の場合、接見禁止で勾留されている籠池氏側の言い分を社会に発信することも、弁護人の重要な役割では。

(本誌・松岡かすみ)

週刊朝日  2018年3月30日号

 

森友学園問題の一連の流れ(週刊朝日 2018年3月23日号より)

森友学園問題の一連の流れ(週刊朝日 2018年3月23日号より)

 

 

 

 

  


前川氏授業への圧力議員・赤池誠章が、ちびまる子ちゃんポスターに「国家意識がない」とトンデモ圧力! 2018.3.21 リテラ

2018-03-21 17:37:48 | 戦前回帰 明治 国家思想

「ポスター ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の画像検索結果

赤池議員がアップした映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』ポスター


 やはりと言うべきだろう。自民党政治家の直接的な圧力があった。前川喜平・前文科事務次官による公立中学校での公開授業に対し、文科省が名古屋市の教育委員会を通じて学校側に授業内容の確認や録音データの提出を求めた問題で、自民党の議員二人が文科省に「照会」をしていたことが判明したのだ。

 その議員とは、赤池誠章参院議員と池田佳隆衆院議員。2人は自民党の文部科学部会長と部会長代理を務めていた。

 ・・・・・・・・・

圧力議員・赤池誠章は徴兵制論者で『ちびまる子ちゃん』にもトンデモ圧力

  http://lite-ra.com/2018/03/post-3889_2.html

2018.03.21

「自民党の部会の中で先輩議員もおっしゃっていましたが、近代国家の民主主義において一番の肝心要、根幹を成しているのは徴兵制で『自分の国は自分たちで守ろう』というのが原点です。武士や貴族に守ってもらうのではなくて、自分たちの国は自分たちで守ろうというのが根幹です。それは教育にも反映されなければならない」

 これだけでも頭がクラクラしてくるが、問題はその“極右教育観”だけではない。実は、赤池議員は今回の前川氏授業圧力問題以前にも、文科省にトンデモとしか言いようのない圧力をかけた事実がある。それは『ちびまる子ちゃん』圧力問題だ。

 いや、なんでいきなり国民的アニメの話に? と首をかしげる人がほとんどだと思うが、当の赤池議員自身が、2015年12月3日のブログでその一部始終を得意げに開陳している。

 まず、赤池議員はブログで、同年公開の映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』のポスター画像を貼り付ける。実はこの「ちびまる子映画」は〈国民に広く国際教育に対する理解・普及を図るため〉(文科省公式サイト)との目的で、文部科学省が配給の東宝とタイアップしたもの。そのためポスターにも「国際教育×ちびまる子ちゃん 文部科学省」と銘打たれ、「友達に国境はな〜い」というキャッチコピーがついていたのだが、なんと、赤池議員はそのコピーをこんな無茶苦茶なことを言って攻撃したのだ。

〈私は、このポスターを見て、思わず仰け反りそうになりました。同省政務官時代に、国家公務員として、それも国家の継続を担う文科行政を担う矜持を持て。国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しないと機会あるごとに言ってきたのに・・・〉

「友達に国境はな〜い」のフレーズがあるというだけで、「思わず仰け反りそうに」なって「国際社会は国家間の国益をめぐり戦いだ」などとわめきだす……ちょっとトンデモすぎて理解が追いつかないが、ようするに赤池議員は「国境を越えた友情」を打ち出すだけで、反国家行為だと言いたいらしい。

 仰け反りたくなるのはこっちのほうだが、しかし、問題は「ひとり大東亜戦争」状態のこのバカがただのバカでなく、政治家として権力をもっていることだ。赤池議員はこのポスターについて、なんと文科省に圧力をかけたのだという。

 

ちびまる子ちゃんポスターに「国家意識がない」「日本という国家がなくなってしまう」

 赤池議員は先のブログで「文科省の担当課に確認しました」として、こう続けている。

〈ちびまる子ちゃんが言う分には目くじら立てる程のことはないと思ったのですが、東宝株式会社からいくつかのキャッチフレーズの提案があり、わざわざこれを文科省の担当課が選んだとか・・・ 誰も異論を挟む人はいなかったとのことでした。
 たかがキャッチフレーズ。されどキャッチフレーズ。一事が万事で、言葉に思想が表出するものです。国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいます。
 文科省の担当課には、猛省を促しました。〉

 繰り返すが「友達に国境はな〜い」というフレーズだけで、「そんな教育を続けたら日本という国家がなくなってしまう」なんてクレームをつけたようだ。赤池議員は「猛省を促しました」とサラっと言ってのけているが、これは明らかに文言の変更を求める圧力をかけたということではないか。

 はっきり言って異常としか言いようがないが、まったく悪びれるどころか誇ってすらいるところを見るに、赤池議員や自民党は、このような圧力を日常茶飯事で行なってきたらしい。

 ちなみに、前述の「WiLL」06年10月号所収の新人座談会では、赤池議員が教育勅語を礼賛したのに続けて、稲田議員が教育勅語を子どもたちに暗唱させる森友学園の方針をもち上げながら、文科省が新聞の取材に「教育勅語を幼稚園で教えるのは適当ではない」とコメントしたことを批判。「文科省の方に、『教育勅語のどこがいけないのか』と聞きました。すると、『教育勅語が適当ではないのではなくて、幼稚園児に丸覚えさせる教育方法自体が適当ではないという主旨だった』と逃げたのです」と文科省に圧力をかけたことを自慢げに語っている。

・・・・・・

(引用元:リテラ http://lite-ra.com/2018/03/post-3889.html 前川氏授業に圧力の安倍チル・赤池議員が『ちびまる子ちゃん』にも圧力!「友達に国境はな〜い」のコピーに「国家意識がない」

 

 【関連記事】

『映画ちびまる子ちゃん』とタイアップ - 文部科学広報 - 文部科学省

文部科学省は、国民に広く国際教育について理解・普及を図るため、12月23日(水)公開の『映画ちびまる子ちゃん~イタリアから来た少年~』とのタイアップ企画を実施しました。 この映画では、まる子たち日本の小学生が、海外から来た小学生と交流し友情を ... タイアップ企画の一環として、『映画ちびまる子ちゃん~イタリアから来た少年~』とのタイアップバージョンのポスターを作成し、全国の小学校及び特別支援学校等に配布しました。

  

映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」と国際教育:文部科学省

どうしてちびまる子ちゃんと文部科学省なの 文部科学省は、国民に広く国際教育に対する理解・普及を図るため、12月23日(水)公開の映画『ちびまる子ちゃん~イタリアから来た少年~』とタイアップを行うことで東宝株式会社と合意し、国民に広く国際教育に対する理解・普及を図るため、タイアップ企画を行うこととしました。 映画では、まる子たち日本の小学生が海外から来た小学生と交流し友情を深める姿が描かれており、国際理解の魅力・大切さを伝える内容となっています。

 

 

 

 


朝鮮戦争を戦っている韓国ですら見直した密室の合同委員会…なのに安倍政権は! 2018.3.21 天木 直人

2018-03-21 15:43:30 | 外交、国際

 

密室の〔日米〕合同委員会

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018032102000178.html

       韓米「SOFA履行文書、機密などでなければ公開することに」 : ハンギョレ

 この委員会は、在韓米軍地位協定に基づいて定期的に開かれており、韓国内の米軍基地の運用や、軍人の待遇などを協議する。韓国側は外務省が担当している。

 確かに韓国外務省のウェブサイトには委員会の開催日時、場所、双方が握手している写真、簡単な合意内容が公表されている。

 基地の環境汚染問題が深刻化し、市民団体が委員会の協議内容を公開するよう、訴訟などを通じて運動した結果だった。

 ソウルに行った機会に、市民団体「平和・統一研究所」の劉永載(ユヨンジェ)研究員に意見を聞いてみた。「米軍側が同意しない部分の非公開は同じ。都合の悪い情報は隠されたままだ。透明性を高めるよう求めていく」と手厳しい。

 だが韓国は、まだましだ。日本にも、同じ合同委員会がある。外務省と在日米軍の幹部が出席し、日米安保に関する重要な決定を行い、時には密約も交わされてきたとされる。

 月二回開催されていると伝えられるが、内容はもちろん、日時、場所、参加者など基本的に秘密。外務省に問い合わせても「秘密保持」を理由に答えない。ここまで在日米軍に遠慮する理由は一体何なのか。(五味洋治)

 

韓米「SOFA履行文書、機密などでなければ公開することに」 : ハンギョレ

韓米両国が21日、在韓米軍地位協定(SOFA)履行合意と関連し、軍事機密や米軍の内部事情にかかわるものでない限り、
すべての文書を公開することで合意したと明らかにした。

 

 

朝鮮戦争を戦っている韓国ですら見直した密室の合同委員会
新党憲法9条http://kenpo9.com/archives/3444

2018年3月21日  天木 直人

 これも私が注目した記事だ。

...

 そしてやはり日米同盟がらみの記事だ。

 今度は東京新聞である。

 きょう3月21日の東京新聞「私説 論説室から」で五味洋治記者が書いていた。

 昨年11月、韓国政府と在韓米軍が発表したと。

 両者が定期的に開いている「米韓合同委員会」の合意内容について、「軍事機密や米軍の内部情報」をのぞいて、基本的に公表する事にしたと。

 驚いた。

 韓国も在韓米軍との間で合同委員会を定期的に開いていたのだ。

 いや、考えて見ればそれは当然だ。

 何しろ韓国は今でも米軍とともに朝鮮戦争を戦っている国だ。

 日本政府が在日米軍と定期的に日米合同委員会を開いているぐらいだから、米韓合同委員会がないはずがない。

 しかし、米軍と朝鮮戦争を戦っている韓国でさえ、米軍と交渉し、その開催日時、場所、合意内容の一部を公表するようになったのだ。

 市民が訴訟などを通じて合同委員会の内容を公開するよう働きかけた結果だという。

 ひるがえって日本はどうか。

 月2回開催されていると伝えられている日米合同委員会であるというのに、その内容はもちろん、日時、場所、参加者など、一切秘密のベールに包まれたままだ。

 これで対米外交で韓国に勝てないはずだ。

 文在寅韓国大統領の仲介で米朝首脳会談が実現し、安倍首相がはしごを外されるわけだ。

 五味記者は次のようにその記事を締めくくっている。

 「ここまで在日米軍に遠慮する理由は一体何なのか」と。

 外務省にいて、見て来た私が答えよう。

 明確な理由は何もない。

 ただ、そうしないと面倒だというだけのことである。

 米国の事になると、すべての省庁の官僚たちが、文句を言いながら皆外務省に従って来ただけのことだ。

 偉くなる連中が皆そうして来たのを見習って、半世紀以上たってしまった、ただそれだけの事である

(了)

 

***************:

  密室の日米合同委員会
画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人