中さん

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日記(10.30)近代日本の黎明期に

2016-10-29 20:12:43 | 日常
10月30日  (日曜日)   晴れ

先日の記事にあった。
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「近代日本の黎明期に生きた人々の、
  政治参加への強い意欲や、
  自国の未来にかけた熱い願いに触れ、感銘を覚えた」。


  皇后美智子さまが、そう評されたのは、
  自由民権運動の熱い熱の中で生まれた私擬憲法案「五日市憲法草案」である。



  この画期的な文書を1968年に見つけた.

  歴史学者・色川大吉さんはある時、「三多摩自由民権運動展」を開催したが、
  地元の役所もマスコミも冷淡で、さっぱり来場者が来ない。

 困って、旧知の著名な歴史学者に助けを求めた。
 翌日、その方は来場し、興味深く見ると、
 大声でこんな自由民権の時代にも権力の弾圧があったのですかと言い、
 会場にいた記者らを驚かせた。この歴史学者こそ、三笠宮崇仁さま

 おかげでイベントは大盛況になったそうだ(『色川大吉歴史論集 近代の光と闇』)
 
 戦時中、軍務で中国に赴いた三笠宮さまは、
 そこで「正義の戦争」とかけ離れた醜い現実に衝撃を受けた。
 その経験から戦後、「社会正義」の歴史的源流を求め、
 古代オリエント史を研究し始めたという。

 皇族として福祉など社会事業に専念すべきではないかとも悩んだが
 自問の末に、歴史を学び続けることは「未来の義務を考えること」と
 意を決したそうだ。
 激動の時代を歴史の証人として生き、百歳で逝去された。
 その一生そのものが、未来への熱い願いがこめられた歴史書にもみえる。

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日記(10.29)ハロウィーンのこと・・

2016-10-29 11:20:21 | 日常
10月29日  (土曜日)

当時とは言っても60年も前の事・・運動会では確か高学年の
仮装行列があったのを記憶している。グランドを一周するものだ!

学区内・地区内に限定されているが
大した格好でもないが・・見ているのが楽しかったなあ~!

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今、仮装行列してお菓子がもらえて・・・・で思い出す。
日本でもすっかり定着した10月31日の「ハロウィーン」である。


週末はイベントがめじろ押しだ。
市場規模は1300億円以上で
バレンタインデーを超えたとの推計もある。


古代ケルト人の収穫祭と悪霊除けが起源とされるが、
時代によって大きく姿を変え、「もっとも誤解に満ちた祝祭」
 (リサ・モートン「ハロウィーンの文化誌」)だという。


キリスト教との複雑な関係や、
移民がアメリカに伝えてから子どもや大人の祝祭として変容してきた歴史は興味深い。

21世紀になって「アメリカ製で最新の一大ヒット輸出品」になったと位置付け、
日本について「コスプレと祭りが好きなこの国ではあっさり受け入れられた」とモートン氏は評す。
卓見だろう。
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題材にした小説や映画は数多い。
米歌手の故ルー・リードさんの「ハロウィーン・パレード」という曲もある。
にぎやかな行列を見ながら亡くなった友人を悼む内容だ。

ハロウィーンは日本の盆と同じで死者が訪ねてくる日と考えられていたという
ならば、そういう過ごし方もおかしくはない。
曲はこういう言葉で終わる。
「来年会おう、ハロウィーン・パレードで」




子供や若い女性に多い仮装の様に思うが・・・
もう、見るのも気恥ずかしいような年代になった。
★それにしても1300億円の市場規模とは・・・すごいこと!
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日記(10.29)

2016-10-29 10:35:18 | 日常
10月29日   (土曜日) 晴れ

風が強い日だ! 木枯らし一番になるかな?
散歩に出てみた。
空は風の影響か・・綺麗に澄み渡る。

遠く赤城山の稜線が薄青く見える。

天高く・・・雲も綺麗だ。



南の方向には・・山梨・秩父の山々の姿もうっすら見える。

風が木々を揺らす。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
ツワブキもいっぱい背を伸ばしてきた。


畑に寄って・・小さいがナスを収穫。菊の花も綺麗に咲く。

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★久々に のんびりした午前中を過ごす。
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日記(10.29)血液中に循環するDNAのこと

2016-10-29 10:33:46 | 日常
10月29日   (土曜日) 晴れ 風強し

ここ記事は載せておこう。

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母親の血液検査で胎児の疾患を判定
   苦心の研究の舞台裏

 デニス・ロー氏が現代医学を変えることになる発見をしたのは
1996年秋、真夜中過ぎのことだった。

ロー氏は血液中に循環するDNAという「宝の山」を発見
これにより妊娠中の女性は将来、簡単な血液検査を行うだけで
安全に胎児の遺伝的な状態を判断することができるようになるとみられる。
最初期の段階でのがんの発見につながる可能性もある。

ロー氏はまず、胎児のDNAが母親の血漿(けっしょう)のなかを循環していることを発見。
このDNAが胎児の健康状態を将来にわたり判断する手がかりになるとの見通しを立てた。
~~~~~~~~~~~~~~~~
だが当初、医学界からは相手にされなかった。
現在、李嘉誠健康科学研究所の所長を務めるロー氏は
「性別判定にしか使えないと思われた」と振り返る。
これでは応用範囲としてあまりに狭いうえ、
倫理的な問題もはらんでいると専門家から見なされたという。
ロー氏はそれでも研究を継続した。
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母親の血液のなかに胎児のDNAが存在することを
突き止めるロー氏の研究が始まったのは、
英オックスフォード大学でのこと。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)についての講義を聴き、
世界を変える技術だと学んだ。
PCRはDNAの断片を数千本に増幅させるために使われる技術だ

ロー氏はこの最先端の技術の使い方を学び、すぐに応用法の研究を開始。
より安全で、非侵襲的(手術などで生体を傷つけることがない)な
ダウン症の検査方法を開発するのが狙いだった。

従来の検査方法では、妊婦は羊水穿刺(せんし)と呼ばれる施術を受ける必要があった。
これは子宮内で胎児を取り囲む羊水から液体を抽出し、
液中の細胞を検査してダウン症などの症状がないか判断するもの。

母親の腹部から子宮に向かい大きな針を刺さなければならず、流産につながる可能性もあった。
ロー氏は「医者はなぜこれほど危険な施術を行うのか。

母親の血液サンプルを採取するだけでも良いのではないかと考えた」と話す
ただ、ロー氏が学生だった1980年代にはまだ、母親と胎児の血液は別々だと考えられていた。

ロー氏は母親の血液細胞のなかに胎児のDNAが存在することを突き止めようと、
8年がかりの研究に着手。だが、血液細胞に入り込む胎児の細胞はごく少数であることが分かり、
打ち切りを余儀なくされた。

転機が訪れたのは1997年。香港が中国に返還されるとともに、
ロー氏の研究でも突破口が開けた。
ロー氏は香港に移る3カ月前、がん患者の腫瘍に由来するDNAが患者の
血漿中を循環しているのが発見されたとする記事を読んでいた。


これによると、科学者らは死んだ腫瘍の細胞からDNAが血中に放出されることを発見
血中循環腫瘍DNA(ctDNA)として知られる現象で、
これにより非侵襲的な方法でがんを診断する道が開かれた

「母親の体のなかで育つ胎児は、
   患者の体内で成長するがん細胞のようなものだと思った」
「小さながんが目に見えるだけのDNAを放出するのであれば、
   胎児も同様なのではないか」と考えたという。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

母親の血漿から胎児のDNAを取り出す実験を行うと、
最初の結果は驚くべきものだった。

「自分の目を疑った。母親の血液中に探していた胎児のDNAは、
 8年間にわたって調べずにいた部分に存在した」と話す。
 初めからそこにありながら、ずっと隠れていたというわけだ。
ただ、ロー氏の発見が実際に応用されるまでには時間がかかった。
  ダウン症の検査に使うことができれば大きいのだが、
  というのが当時の医学界の反応だった。
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ダウン症は胎児の21番染色体が1本余計にあることに起因する
従来は胎児から採取した細胞を調べることで診断を下しており、
血液中に循環する細胞フリーDNA(cfDNA)を使った診断が可能だとは見られていなかった。

だが、ロー氏はこの見方が誤りであることを証明。
2007年には、ダウン症を持つ胎児がお腹のなかにいる場合、
21番染色体に由来する分子の数が母親の血漿中で増えることを示した。
ただ、血漿中に存在する胎児のDNAの数は非常に少ないため、
分析データを作るためにこれを増殖させる必要があり、
費用面から現実的ではないと見なされたという。


幸運なことに、08年に次世代遺伝子シークエンス解析が導入され、
DNAの断片を短時間で大量に作り出せるようになった。

ロー氏は11年、ダウン症を出生前に判定する血液検査を開発。
現在90カ国以上の国でこの検査を受けることができる


ロー氏は現在、
極めて初期の段階でがんを発見する大人向けの血液検査の開発に取り組んでいる。
液体生検」と名付けられた手法で、
がん細胞から血漿中に放出されたctDNAを探知。

このDNAからがんの種類や進行状況を特定することが可能だとみている。
香港ではすでに、1万人の中年男性がこうした検査を受けることができるようになっており、
世界中で多くの命を救える可能性もある。

また、「液体生検」により臓器移植の際の拒絶反応を見極める研究にも着手。
この方法を使い、死につつある臓器や組織から血中に放出されるDNAを探知できるようになった。

ロー氏によれば、次に焦点となるのは、母親の尿を使ったさらに侵襲性の低いDNA検査だ。
出産後の胎児のDNAが母親の尿内に放出されていることはすでに確認しており、
次なる「宝の山」に期待を寄せている。

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詳しいことはわからないが通常の血液・尿検査程度でいろいろなことが
分かれば早期の発見になるからなあ~!
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