YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

マフラーのガスケット

2018年07月28日 | YB&YBR関係雑記

 台風12号の影響で引きこもる週末。
部品箱を整理していたらマフラーのガスケットが目に留まったから、
ネタにしてみるよ。
YBR125系やYB125SP、YX125やXTZ125など同型エンジンのマ
フラー(エキパイ)のガスケットは一回ごとの使い捨てなんだが、
マフラー換装や一時的に外す際にうっかり新品を用意していない
例は結構多いはず。w
再使用すると排気漏れを起こしやすいのだ。

 排気ポート出口径は40mm。

これに収まればどんなメーカーだろうが同じ機能なので使える。

 日本国内で入手容易な代替品はコレ。

ヤマハのXJ400、XJR400、T-MAX等と同じ径なので流用可能
なのがうれしい。w

 個人輸入で色々買う時に「ついでに購入」すると安価に用意
できるのもあるよ。

左は純正と同等の安価汎用品で1個1.5元(約30円)
id=544635631794 「立机加厚无石棉垫片内31外40mm」
右は寸法互換なCG125用で1個0.3元(約6円)
id=39773869092 「CG-125(外40内31)」

軽くて小型で安いから10個くらいまとめて買うとお得だよ。

互換安価品でも機能的にまったく問題なく、今でも愛用中。

中国ホンダのCG125用は軽金属巻きの構造。

これも寸法互換なのだ。

裏表の構造。

ハメコミ式の凝った構造である。

試しに1個を分解してみた。

銅色なので銅製かと思ったらアルミが母材だったよ。
中に耐熱材の芯が仕込まれていた。

このガスケットは装着時に方向がある。

平たい側をエキパイ側にして、合わせ面がエンジン側へと装着
すると良い。

実装してみる。

まったく問題なく使えた。
装着時に脱落しやすかったから、グリスを糊の代わりに上の方
に少し盛ってからペタッと貼ると作業が簡単だったよ。

 とにかく手元に用意しておけば、思い立った時にいつでも
マフラーを外したり社外品へ換装可能なので、何かの機会に
入手しておくと良いと思う。

 余談だけれどスズキのGN125系エンジンのガスケットも同じ
外径寸法なので、もしも手元に在庫があれば流用してみるのも良い。

 意外と知られていない各ボルトの締め込み手順。

最初に前後を「仮止め(少し動く程度)」してから、エンジン側
を均等に締め込む(締め込みすぎに注意)と、締めた分だけの距離
でマフラー全体が後方へ移動する。
エンジン側を本締めできたと「思ったら」、エンジン始動させて
排気音を聞き、漏れていないか確認。
エキパイの付け根からペチペチと音が聞こえたら漏れている。
漏れていたらエンジン側をさらに「少し締め込んで」排気漏れ
が無くなるようにする。
排気漏れが無い状態を確認したら後ろ側を本締め。

なお、出来ればエキパイフランジの固定ボルトは新品交換した方が
良い。
M6×20mmのキャップボルトや六角ボルトなどでOKだけれど、
ステンレス製はダメ。
熱による噛み込みや電蝕による固着が起きやすいので、ここは
鉄製が良いのだ。

 以上、暇つぶしのガスケット話でした。


VM22型キャブを使ってみた

2018年07月22日 | YB125SP改造

 昨日の下見ツーリング前にキャブレターを中国版VM22型に
載せ換えていたのだ。

VM22型キャブを分解 参照

 小物を輸入した時にVM22のメンテナンスセットを買っておい
たので、涼しい部屋の中でのんびり整備。

id=13539223160

 硬化して潰れていたパッキンを新品に交換。


 組み立て前に本体の穴という穴を全部貫通清掃

特にこの三か所に通じる先の穴は必ず貫通させなければならない。
キャブクリーナーやパーツクリーナー、ギターの弦などを使って
確実に汚れを除去。

エアー穴に吹き込んだクリーナーはこれら穴のどれかから吹き出
すはず。

 特にパイロット系の穴は最重要で、ここが貫通していないと
まともにエンジンがかからず、アイドリングしない。

これを未確認のままジェット類だけ掃除して、結局直らなかった
事例がけっこう多いのだ。
キャブレターの掃除や確認は1回で全てをこなすのが鉄則で、
ジェット系だけ適当にクリーナーを吹くなど、貫通しきれない汚
れを残すと、何度も付け外しする手間が余計にかかるのだ。

 組み立ても慎重に。

締めずぎ厳禁です。w

 換装した結果、特に問題なく1発で始動してアイドリングも
安定していたから、翌日はそのままツーリングに出かけたのだ。

終始安定動作で、なにも調整していない。
MJ:#95(YBR純正VM22型は#97.5搭載)
PJ:#15(純正同等)
PS:1・1/2回転開け(純正基準値)

 ジェットニードルクリップ。

もらった状態は上から4段+下部に樹脂シム。
YBR純正は3段+シム(もう少し厚みがある)なので、若干違う
仕様だけれど、動作に問題は出ていない。
シム厚の差のつじつま合わせで4段になっているのかも?

 山坂道ばかり走った感じでは、中国ケーヒンPZ26やPZ27系に
比べて少し瞬発力と登坂力が弱い印象がするけれど、2007年式
YBRの新車時と同等かそれ以上な元気良さがあったよ。
YB搭載の1JP型CDIの進角特性が常用回転域の弱点を補っている
感じだ。

 燃費の結果。
・昨日300㎞走って50㎞/L
・本日180㎞走って49㎞/L

 過去最高の低燃費をたたき出した。
平地の定速走行ならもっと良いだろう。

 後日、純正VM22のMJ・97.5番に対してこのVM22は95番なのが
影響して、トルクが少し薄くなっているのでは?と思ってあれこれ
考えてみた。
部品箱を漁ると昔、試しに使ってみたPJを発見。

純正やこのVM22搭載のPJ・15番より1段太い。
PJもMJ域まで影響するので、面白そうだから換装してみた。

MJ:#95(YBR純正VM22型は#97.5搭載)
JNC:上から4段目+付属シム(実質約5段)
PJ:#17.5(純正15より太い)
PS:1・1/8回転開け(再調整した決定値)

 加速トルク・登坂トルク共に向上したよ。
純正VM22でもMJ、PJ交換してみると同じよう
になるかもしれない。

 PZ26と同じベンチュリー径なVM22だけれど、違いはあるもん
だねえ。
低燃費目標ならVM22、元気な瞬発力と登坂ならPZ系って感じで
使い分けできる印象だった。


避暑キャンプの下見

2018年07月21日 | YB125SPツーリング

 連日の猛暑で身も心もすっかり干上がってしまった。w

 どこか海抜の高いところで避暑でも出来ないかと、某キャンプ
場の下見も兼ねてツーリングに出かけてきたよ。

近道林道で早々山梨県へ。

 バイパスも利用して時間短縮。

この時点でバテぎみなくらいの暑さだ。

 笹子トンネル手前の食堂で早めの昼食。

熱中症対策にしっかりした食事も重要らしい。

 頼んだのはカツカレー・・・

普通のを頼んでこの大きさ。w
一般的な普通盛りの3倍くらいあるんじゃないか?
カレーに隠れたカツもかなり厚くて食べきるのが大変だったよ。w

 甲斐大和から国道をそれて、さらに脇道へ入る。

神社が何やら~周年記念の準備をしていた。

 道中に廃墟を見つける。



かなり怖いぞ。www

 ここまで上ると高原らしくなってきた。

下界よりもかなり涼しい。

 ダム湖まで下りて来た。

さて、これから目的地へ向かおうと思った矢先、空模様が何だか
怪しくなって来た。
流行りの豪雨が目的地や帰路予定のルート上で降っているらしく、
とても近づける状況では無さそうだった。
いじけてこのまま帰路を目指す。

 途中、少しだけ降られたけれど無事に帰宅して今日の下調べツー
リングは未完のまま終了した。
こんなに暑い日が続いているので、しばらく遠方へのツーリング
は無しだなあ・・・


実用的LEDウインカー球

2018年07月08日 | YB125SP電装系

 昨日ウインカーに使うLED球の新型を手に入れたよ。

右が今まで使っていた立体多角型の暖色LED。
左が今回入手した平面型白色LED球。

通販のアマゾン
「ノーブランド品 10個入り 12V 車 クールホワイト 高輝度
 省エネ 1156 BA15S P21W 1 COB LED リバースランプ 
バックアップライト」¥341

お試しに丁度良いお値段。w

 旧型の装着状態。


 旧型の見え方。


 新型の装着状態。


 新型の見え方。


 両方を比較。


 晴天時の見え方が向上し、周囲からも見えやすい。
YB125SPの砲弾型ウインカーとの相性が良いみたいで、発光面
が奥になったおかげか全体的に拡散・照射するようになったよ。

 白色だから橙色のレンズとの組み合わせで少し黄色がかって
見えるけれど、視認性は抜群。
橙色LEDの方が色が良いかもしれないが、レンズ色に吸収されて
暗くなるかもしれない。
実際試してみないと分からないので、この手のLED化は意外と
難しいね~。

 今日のお昼ご飯も台湾食堂で。

油淋鶏(ユーリンチー)ランチ 600円也
美味しかった。w


3年熟成フォークオイルだよ

2018年07月07日 | YB125SP整備

 YB号にとって久しぶりの整備ネタ。
YBR号から引き継いで装着したYBR125G型フロントフォークの
オイルをやっと交換したのだ。
思い出すと最後にフォークオイル交換してから早3年くらい経って
いる。

放置しすぎ! 色々な事情で交換するタイミングを失ってたけれど、
気温が高い季節に行うと、オイルの排出や空気の泡抜きが早く
済むので朝一に実行。

 抜いたフォークオイルの廃油。

元の色はイチゴシロップの赤なはずが、抜けたオイルは真っ黒。w
流石に3年も使うとこんなに汚れてしまって、もはやドブオイル。

 廃油があまりに汚いから、今回はフラッシングを丁寧に行った。

・古いオイルを排出
・1回目のフラッシングは灯油を100cc入れてシュコシュコ伸縮
 させてから排出。
・2回目のフラッシングは余っているエンジンオイルを100cc入れ
 て、伸縮させて排出。(残った灯油分を希釈させると共に、
 灯油分とオイル分を置換させる)
・3回目のフラッシングは余っていたフォークオイルG15を100
 cc入れて伸縮後に排出。(エンジンオイルとフォークオイルを
 置換させる)
・G10フォークオイルを入れて伸縮させ、しばらく置いて空気の
 泡抜きをさせてからスポイトで油面を調整。

こんな作業で完了させてみた。
普段はもっと簡単なフラッシングで済ませるけれど、泥状に濁った
廃油を見た途端、これは安易にできないと悟ったよ。w

 作業が終わってから朝ごはん兼昼ご飯と試走を兼ねて台湾食堂
まで行く。

今日は唐揚げ定食♪ 600円也。

 食後にいつものダム湖まで行ってきた。
走った感じではコシが戻った感じで、凸凹通過後のチャタリング
(揺れ返し)が少なくなって安定するようになった。
ダンパー効果が回復したようで、コーナリングも安定するように
なった。
流石に3年も熟成させてしまったので、差がハッキリ出たよ。w

 帰路の途中、河原の砂利道を試走してみた。

オフ車じゃないから速く走る事はできないけれど、トコトコ進む
分には問題無し。
伸縮の応答速度が速くなったのか、不安無く走る事が出来た。

 やはりフォークオイルは消耗品で、ある程度の距離や期間で
交換しなければダメだね~。
次は1.5~2万キロ走行後や1.5~2年後かな?

 西日本水害、大変な状況になってますね。
変に自粛ムードになっても何も変わらないので、まだ取り残され
た方々の救出や今後の復旧を願いつつ、いつの日か元気を取り戻
した姿を見に訪れたいと思う。


LEDヘッドライト球を試してみた(寿命1年と22日でしたw)

2018年07月03日 | バイク一般

 昨日、注文していた小物類が中国から到着した。
その中に一番実用的で他のバイカーにも興味がありそうなLEDヘ
ッドライト球があったから、我慢できずに付けてみたよ。

ID=563650330609 (約2000円)
発光部がハロゲン球と同じ位置で、しかも暖光(電球色・ウォー
ムホワイト)があったので、少々高くても購入を決意したのだ。
これならハロゲン球用に設計されたライトレンズでも綺麗な
配光になると予想する。

 ロー側の発光を確認。

ハロゲンと同じ位置と配光。

 ハイ側の発光を確認。

ハイ/ローの同時発光だった。

 電流を計って実際の消費電力を算出してみたよ。(電圧12V時)
・LOW 0.89A  10.68w (約11w)
・HI  1.3A  15.96w (約16w)
 純正の35Wハロゲン球と比べてかなり低い結果だった。

これならキャブヒーターや電装アクセサリーを追加する分の余裕
があり
そうだね。

 夕飯を食べた後、暗くなったところで街灯が無い河川敷道路まで
行って来て、配光や照度の比較を撮影してきた。
(同一ISO・絞り・シャッタースピード・ホワイトバランス)

 ロー側の比較。


 ハイ側の比較。

 見え方の印象はかなり変わったよ。
特にハイ側は手前から遠くまで均一に照らして、街灯が無い
真っ暗な道でも不安無く走る事が出来るようになった。

 ハイビームパイロットランプが薄く点灯しちゃった。w
左はロービーム、右がハイビーム時。

このLEDヘッドライト球は電源回路が仕込まれているので、その
漏れ電流か平滑コンデンサーの蓄積が影響してか、ロービーム時
にハイビームパイロットランプが少し光るようになった。
ただし、俺のハイビームパイロットランプはLED化されていて単
純な抵抗制御の電流制限だから、少しの漏れ電流でも薄暗く光っ
てしまう可能性がある。
CRD(定電流ダイオード)制御やニクロム線電球ならば光らない
と思うよ。
ハイビームとの差がはっきりしているから問題無し。

 光り方や配光、消費電力が予想通りに満足な結果になったので、
後は寿命がどのくらい持つかだね。
4年持てば薄暗い純正ハロゲン球よりも明るい分だけ得した気分に
成れると思う。

追記:1年と22日後、ロー側のLEDが点灯しなくなりました。
   ハロゲン球よりも短い命でした。w
   配光が良いだけに、たいへん残念な結果です。

 以上、現時点ではアマ林など大型通販サイトに登場していない
配光が大変良いLEDヘッドライト球の結果でした。


ショッカーの秘密基地

2018年07月01日 | 雑記

 わあ~、もう7月になっちまったよ!
平成最後の年が半分過ぎてしまったのだ。w

 「横須賀でハンバーガーを食べて、ショッカーの秘密基地
へ行って見ないか?」
こんな趣旨の募集を見たので昨日、参加しきたよ。

 ヨコスカ系?ハンバーガー。

大食い趣味は無いからクオーターサイズを頼んだ。
これでもコーラで流し込むとお腹いっぱい。

 渡船で秘密基地へ渡る。

東京湾に浮かぶ無人島・猿島は初期の仮面ライダーシリーズに
登場するショッカーの秘密基地があったらしい。

 全然秘密じゃない!

午後便で渡ったけど、帰路を待つ人々で桟橋は満員。
今や猿島は横須賀市の重要観光資源になっている。
子供の頃や学生時代に訪れた当時はこんな立派な桟橋は無くて、
人も少なかった記憶がある。



今は遊歩道が整備されて気軽に秘密基地を散策できるようなった。
太平洋戦争の遺構が残ってるからミリオタやご老人も多いらしく
て、ちょっとしたトレッキング気分も味わえるので、家族連れで
楽しめる。

 でも我々の目的はショッカーの秘密基地なのだ。

ショッカー繁栄時代。
戦闘員も給料は良かったと聞く。w

現在。

平成も終わりかけの現在の姿は大木に囲まれた遺構そのもの。
周囲の木々も当時より随分高くなって、一部のみしか展望が開け
て居なかったよ。
老朽化のために現在、この司令塔は立ち入り禁止になっている。

撮影当時からの年月を思うと、エキストラさんや怪人達でショッ
カー会でも作って、懐かしの秘密基地を秘かに訪れていても
おかしくないのだ。w

 夕方に帰路の船で戻り、解散前に駐輪場から出した参加者達の
バイクを並べて記念撮影。

恐ろしくマイナー車な集団だったけど、見慣れているから感覚が
すっかり世間ずれてしまっている。

 行きは3時間、帰りは4時間半をかけての久しぶりの横須賀ツー
リングだった。
帰路は相変わらず渋滞攻撃を受けたので、気分的にはうちから
山梨の白州町あたりまで遠征した方が楽な時間と行程であった。
俺にとって横須賀は近くてすごく遠い場所なのだ。