YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

エンジンオイル残量確認方法

2020年01月26日 | YB&YBR関係雑記

 お久しぶりです。w
実はパソコンデータをうっかり操作で消してしまったの
で、その復元にかかり切りでした。(;´Д`)

 さて、久しぶりだけど最近気づいたネタがあったから
書いてみるよ。
表題の通り、エンジンオイルの残量を確認する方法につ
いて。
バイクのエンジンオイルを交換する時や時々運行前点検を
する時にエンジンオイルの状態、特に残量を見る場合がある
はず。
メーカーや車種によって指定されてる方法が違う場合があ
るから、必ずご自分の車体の方法を正規の資料や情報で
確認する事をお勧めする。

実は最近短期間に知人が2名、オイル量や確認方法の不手際
でエンジンを壊した事例が発生したので、おさらいついでに
YB125SP/YBR125系/YX125/XTZ125など同型エンジンについ
て書く事にしたよ。

 フィラーキャップとエンジンオイル量。

この型式のエンジンはオイル交換時に1Lが指定されている
から全部抜いた後、1L缶をそのまま入れ切ってしまえば問
題は起きない。
ところが4L缶から少しずつ入れたり長距離走行でオイルが
減ってきた際の残量確認となると、確認方法が重要になって
くるのだ。

 YBR125の英文取扱説明書から抜粋。
 
要約すると
センタースタンドでバイクを立てる。
 サイドスタンドでは測定に読み取り間違いが起きる。
・エンジンを始動させて、温まったら停止。
・停止してから数分待ってからオイルフィラーキャップ
 を外し、ゲージ棒のオイルを拭き取ってから穴に入れる。
 (ねじ込まない事)
 そしてもう一度外して残量を確認。

この「センタースタンドで立てる」と「ねじ込まない事」が
最重要注意点なのだ。






なんでセンタースタンドが指定されていてサイドスタンド
ではダメなのか?

センタースタンドで立てるとオイルの油面は水平になり、
オイルゲージはこれに合わせて刻印されているのだ。

 もしもサイドスタンドで立てたらこうなる。

油面が傾いてしまい、正常に油量が測れないのだ。
これを知らずに「量が足りないから足そう」と思って
付け足すと必要以上の量になってしまう。
メインスタンドが装備されていないXTZ125で起こしやす
い間違いなのだ。
測定時だけ手でハンドルを持って垂直に立てれば済む話。

 ネジ部の距離。

ねじ込んだ状態とねじ込まないで置いた状態の差は10mm。

 ねじ込んでしまうとこうなる。

油面が見かけ上高くなるので、ねじ込んで測定しながら
オイルを徐々に入れる方法だと、結果的に油面10mm分
少なく入れてしまう事になる。
これを勘違いや思い込みでやってしまう人がかなり多い。
ブログや整備動画でもドヤ顔で紹介している人が居るた
めか、真似して波及している場合もあるだろう。

ベテランも初心者も取扱説明書や正式な資料で確認しま
しょう!

 確認は簡単。

抜いたらオイルをふき取る。
穴に差し込んで、ねじ込まない。

 また抜いて先端を見る。

指定された適正範囲内にオイルが付着していれば正常。
オイル交換したての時は上限いっぱいまで濡れているはず。
付け足し式の場合は入れすぎに注意。
数千キロ走っての確認ならば、先端近くまで減ってる時に
はそろそろ交換時期と思えば良い。
もしも遠くの出先で先端も濡れない状態が発覚したら、
なにがなんでもオイル交換か追加する事をお勧めします。
どんな銘柄や粘度、四輪用でもかまわない。
エンジン内の潤滑や冷却不足を起こすよりはマシなのだ。
そのまま帰ろうとして途中でエンジンを壊した人を3名ほ
ど知っているのだ。w

こんな感じなので、エンジンオイルの残量確認にもノウ
ハウがあるからベテランも初心者も今一度ご確認を。

 と、偉そうに書いておきながら俺はパソコンのデータを
うっかり消してしまったのだ。
幸いすぐに気づいてデータを格納してある1TBもの容量の
ハードディスクドライブを復元する作業を調査。

海外の復元ソフトを使ってディスク内の復元可能なデータ
だけは全て救う事ができたけれど、1TBもの大容量だと
スキャンだけでも20時間かかった。
そこから結果を精査し、重要データとブログ記事データ
を個々に選び、復元と確認とゴミデータの削除など、
10日間ほどかかり切りだったのだ。
不幸にしてYB125SPの集めたデータや写真は全滅。
また集めなければならなくなった・・・( 大泣き)

削除やフォーマットをする前にドライブ名やフォルダー名
やファイル名を再確認すれば済む話。
長年パソコンを使っていて初めての大失敗だった。

これもオイル残量確認方法と同じで、思い込みや勘違い
が災いしたのであった。
色々起きるもんだ。w

それでは皆様、ご安全に! (ヨシ!←一番危ない思い込み)


YB系フォーラム

2020年01月12日 | YB&YBR関係雑記

 最近YB125SP他、YBR/YX、XTZなど同型エンジン車を愛好
するオーナーたちの交流の場として「YB倶楽部」が活動を始め
たそうだ。
以前から準備しているのは知ってたけど、いよいよ活動開始ら
しい。

 http://ybclub.gnclub.org/

全国規模に発展した「GN倶楽部」の兄弟クラブらしいね。

我がブログは俺の一方的な覚え書き程度で頻繁なやりとりや交流は
行っていないので、ネット社会を越えた活動に興味があるYB系兄
弟車オーナーさんは参加してみると良いと思うよ。

 話はずれるけれど、最近国内で出回り始めたGN125のFi版であ
る「GN125-3F」ってすごいね。

各所が改善されていて新時代のGN125って感じだった。

他にホンダのLY125ーFIも興味をそそる。

これもFi仕様でぱっと見YB125SPとGN125を足して2で割って、
Fi化して仕上げた感じかなw
共にSOXが独自で輸入・販売を行っている。

 一方、中国ヤマハさんは・・・125ccモデルを完全に排除した。
でもこれは中国国内向けの販売の話であって、他国への輸出ために
製造は細々続けているみたいだ。
日本向けに正式な製造・輸出はしていないから、今後は新車のYB1
25SPを入手するのが困難になるだろう。

代替として上記の新型車を視野に入れると良いと思う。
Fi仕様は吸排気系改造が素人にとって極めて難易度が高い反面、
オイル交換や基本消耗品の維持管理を怠らなければ、キャブレ
ター式に比べて通年での安定運用が楽なはず。
カスタムは外装やライディングポジションにだけ情熱を注げば
済む分、余計な心配も無くて案外気楽でお得だと思うよ。

世界情勢が不安な中、いつまでこんな非正規輸入車を買う事が
できるのだろうか・・・?


ブレーキフルードを交換した

2020年01月11日 | YB125SP整備

 我がYB125SPのフロントブレーキのフルード(動作油)を
最後に交換したのいつだっけ?
調べてみたら約2年前だったので、空気が乾燥しているこの時期
を利用して交換する事にしたよ。

ブレーキフルードは沸点の関係でDOT3かDOT4が指定されている
けれど、ポリエチレングリコールモノエーテルが主成分らしくて
湿気を吸いやすく、長期間継続使用すると徐々に水分が混じって
劣化するから定期的に交換した方が良いとの事だ。

 YBやYBRなどはこの道具類を揃えると簡単に交換が可能。

空ペットボトル、8mmのメガネレンチ、
透明ビニールチューブ内径5.5mm~6.0mm・長さ50cm。
2番+ドライバー、YAMAHAブレーキフルードDOT4
「BF-4」100ml、ウエス

 交換方法の基本はWEB上やYouTubeでいくらでも見つかるか
ら割愛する。
検索用語「バイク ブレーキフルード 交換」など。
今回はちょっとした注意点だけ羅列してみるよ。

 ブレーキキャリパーのドレンニップルに8mmメガネレンチと
内径5.5mm×50cmの透明チューブを取り付ける。

空のペットボトルで廃液を受けるのだ。

 メインスタンドで車体を立てて、フルード確認窓の液面位置に
テープを張って印をつけておく。

新品ブレーキパッドの場合は液面が上限ギリギリに見えるけれど、
減ったパッドだとその分が油圧回路へ流れるため、こんな感じで
下になる。
この位置を再現しないと、あとで新品パッドに入れ替えた際に
ブレーキフルード過剰になって引きずり現象を起こしてしまうか
ら、かなり重要な注意点だ。

 マスターシリンダータンクの蓋を外すと白い中蓋が見える。

周囲にウエスを巻いている理由はブレーキフルードの特性の関係。
ブレーキフルードは塗装やアクリル樹脂などへの攻撃性が高くて、
うっかり滴ったフルードがこれらに着くと塗装を痛めたりひび割れ
の原因になるので、こうして養生をしっかりやる必要がある。
うっかりスピードメーターの窓にフルードを付けてしまった結果、
翌日にヒビが発生して割れた事例もネット上で見かける。
ガソリンタンクにも何かウエスをかけておいた方が無難だろう。

 中蓋を外すとゴム製のダイヤフラムが見える。
水滴がついていて2年間の湿気が混入した証拠である。

ブレーキフルードが下がった時に内圧を制御するための部品なの
で、ひび割れを起こしていたら要交換なのだ。
この中蓋も外す。

 ブレーキレバーを握りながらドレンニップルを少し緩めると
レバーが軽くなって古いブレーキフルードが排出される。

緩める角度はこの程度の少しだけ。
レバーがグリップに付くくらいになったら、そのまま握ったまま
で軽くニップルを締める
そしてレバーを数回握って固くなったら再度緩めて排出。
この繰り返しでマスターリザーバータンク内とブレーキース、
ブレーキキャリパー内の古いフルードを新品に入れ換える作業が
今回のメンテナンスだった。

 液面がここまで下がったら新しいブレーキフルードを少し入れて
再度ニギニギ排出作業。

ブレーキドレンニップルの作業の時に時々覗き込む事。
これ以上液面が下がってマスタシリンダー穴まで空気が触れると
空気の泡が混入してブレーキが効かなくなるので重要な作業注意
点である。

初めて実行する人はYouTubeでしっかり予習すれば大丈夫だろう

 排出してきた廃液の色がチューブ内で徐々に薄くなって透明に
なれば新旧入れ替え完了なので、ドレンニップルを締めて終了。
締めすぎるとキャリパー本体側のネジ山を破壊してキャリパーを
新品交換しないと直らないので、これも重要注意点なのだ。

 タンク内の液面を確認・調整。

事前に付けた印に位置すれば良い。
結果、用意した100mlボトルの半分しか使わないで全交換でき
たよ。

 ダイヤフラムを付ける。

よく掃除し、乾いたウエスできれいにしてから付ける。

 中蓋を付ける。

これも掃除しておく事。

 上蓋を付ける。

左右交互に少しずつ締めこんで、固くなったら完了。
締めこみ過ぎてネジ山破壊を起こしたら、ここも新品交換でない
と修理できない。
皿ネジだから少し固い程度で十分固定されるのだ。

 ウエスに水を含ませて軽く絞って周辺を拭き掃除する。

少しにじんだブレーキフルードをふき取るのだ。

 キャリパー側のチューブを外す時も濡れウエスで養生する。

チューブを抜くと必ず廃液が垂れるから、キャリパーやホイール
の塗装を守る必要があるのだ。
ニップルの穴の中もウエスかティッシュペーパーでコヨリを作って
廃液を吸い取っておこう。

 メガネレンチを外してゴムの蓋をかぶせて完了。

気になるなら周辺に水をかけて拭き掃除すれば完璧だよ。

 廃液の様子。

紅茶色に変色して、劣化している証拠が目でわかる。
酷い劣化だと廃液はコーヒー色なのだ。w

 廃液に水道水を少し加えてみた。

加水分解で白く濁る。
鉱物油系のフルードと違って水分を吸うのが良くわかるね。
こんな反応が起きるので、濡れウエスで拭き掃除をするのが有効だ
と分かるだろう。
乾いたウエスで拭くだけだと残ったフルードが塗装や樹脂を犯す
から、作業よりも養生と事後掃除の方がメインと言っても過言で
ない。

 こんな感じな作業ではあったが、慣れてしまえば約30分程度で
済む程度の内容である。
数年経った車体ならブレーキフルード交換をお勧めするよ。


やわらかオイル

2020年01月03日 | YB125SP整備

 初売りで軽四号のためのエンジンオイル4Lを買ったので、
ついでにYB号のオイルも交換する事にしたよ。

 カストロールGTX・ウルトラクリーン 5W-40。

ホームセンター・カインズホームのバイク用15W-50を真夏に使
ってたけど、硬めなオイルのためか冬になって暖気時間が長くな
ったと感じていた。
そこで2か月くらい前にエンジン内洗浄フラッシングも兼ねて安
売りしていたカストロールGTX・10W-30に一時的に交換。
30分くらい走ってからバイク用10W-40に交換するつもりが、すっ
かり忘れて月日が経ち今日に至る。

 昨日初詣の帰りに田舎町のホムセンに寄ったら4Lの5W-40オイ
ルが目にとまった。(税込み特価1,880円)
4年前の厳冬期にZICの四輪用オイル・5W-30を試しに使って極めて
調子が良かったから、軽四号のエンジンオイル約3Lと兼用する事に
決定。
ZICの記事リンク→ 謎オイルを入れてみた

 1L分だけ分ける。

1Lの空き缶と漏斗をハカリに乗せてゼロ設定する。

 860gまでオイルを移す。

なぜ重量を測ると1Lになるのか?と言うと、以前エンジンオイル
1L分の重さを調査していたのだ。リンク→エンジンオイルの重さ
こうすると中身の量が見えない空き缶でも小分けできて便利だよ。

 今回は実験的にオイル粘度の違いで厳冬期の始動直後安定性が
変わるか再確認したかったので、冷え切ったままオイルを抜いた。
10W-30はネットリした排出で20分くらい経たないと抜けきれ無
かったよ。
これじゃ抵抗になって真冬の始動直後はアイドリングが低くなり、
中々暖気が進まないんだろう。

 5W-40を入れる。

10W-30の排出時と比べても新油の5W-40の方が明らかに柔ら
かかったよ。

 交換後に始動してみたら違いが表れた。
始動直後の回転が少し高くなって10W-30使用時よりも安定して
いる。
2分くらい経てば放置暖気ができる感じに変わった。
その辺を20分くらい走ってみたけれど特に気になる異音は聴こえ
無いし回転も滑らか。

 四輪用エンジンオイルを二輪に使用すると車種や走らせ方に
よってはクラッチの繋がりが滑る可能性があるのでメーカーは
推奨していないけれど、125ccの4ストローク車程度(約10馬力)
なら問題は起きていない。
もしもクラッチ滑りが起きてしまったら短時間のフラッシングだと
思って二輪用に交換すれば良いと考えていただけに、嬉しい結果に
なった。
心配なら厳冬期は最初から二輪用の柔らかいオイルを使えば良いと
思う。

以上、今年初めてのエンジンオイル交換のネタでした。


初詣 令和二年

2020年01月02日 | 雑記

 皆さま、新年あけましておめでとうございます!
今年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
さて年が明けて初詣なんかに行ってみたよ。

 超マイナーな塩川神社へ。




 ここは滝も有って霊験あらたかっぽいのだ。


 めったに人が訪れる事が無い神社だけど、真夏の暑い日に涼み
に来る人達はチラホラ居る。
有名な神社と違ってマイナーな場所だから、神様の一人くらいは
暇を持て余して居るだろうと訪れてみたら、なんと先人が居た。
海外からの観光客の団体さん。
日本人のガイドさんが居たので、たぶんゆっくり見回って滝まで
観れるマイナースポットとして連れてきたんだろう。
他にひと家族が参拝していた。

参拝方法が記されていたけれど、あまり見る事が無い方法だった。

・2礼・8拍・1礼
・初めて訪れる人は「氏名・住所・生年月日・干支」を声に出して
 神様に伝えてから「神様、こんにちは!」とか「お元気ですか?」
 とコミュニケーションをとると良いとのこと。

8拍ってのが新鮮だったよ!w
有名で人が多くて列が長いとやりにくいけれど、ここなら大丈夫な
ので堂々とやったよ!

神様との会話を終えて、あちこち寄り道しながら無事に帰宅した。