YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

シリンダーライナーのOリングの謎

2019年04月30日 | YB&YBR関係雑記

 以前、AZの燃料添加剤の効果を確認するためにエンジンを開け
たんだけど、その時に気づいた事があったので平成最後のブログ
ネタにするよ。w

 どうせシリンダーを外して観察するんだから、シリンダーラ
イナーにあるはずのOリングを新品交換するつもりでOリングを
用意していたのだ。

ところが、分解してみるとライナーにOリングが組まれていなか
った・・・
旧型であった07年式YBR125所有の時にパーツカタログを散々
眺めていたので、ここにOリングがあるはずだと思っていたのに
無いのだ。

 慌ててYB125SPのパーツカタログを再確認してみるとOリング
が無い!


 適当に旧型YBR125などを確認してみると、パーツカタログに
Oリングが記載されている。

どうやら仕様変更でOリングを組み込む事は無くなってたようだ。

 YB125SPのライナーを良く観察しなおすと、Oリングを埋没
させる溝が無い。

この状態でOリングを組むと、潰れても逃げ場を失って正常な密
閉状態にならない。
結局用意したOリングは使わずに元の状態で組んだよ。

後で色々な年式・型式のパーツカタログを調べてみた。

・シリンダー型番 5VL の時はOリング有り。
・シリンダー型番 1BK の時はOリング無し。

年式型式によって違いがあるようで、XTZ125Eは中国生産でも
南米向けは5VL Oリング有り、中国国内向けは1BK Oリング
無しの仕様。
細かい仕様違いがこんなところで露見したのだった。w

なお、ライナーのOリングは幸いな事に日本国内で入手が楽なのも
判明したよ!

・セロー225系
・TW200/225

以上の車種用も共通の部品番号 93210-57634

これで旧型YBR125などの腰上分解整備時は安心だろう。

平成のネタは平成の内に。
それでは良い令和時代を!


近場をウロウロ

2019年04月29日 | YB125SPツーリング

 平成から令和にかけての大型ゴールデンウイークが始まったね。
予想通りに各地で渋滞や事故が起きていて、しかも前半はあまり
天気が良くないときたもんだ。

 昨日は観光地を避けて、近場を少しウロウロしてきたよ。

YB仲間と一緒にマイナー棚田の五光の里へ行ってみた。
この時期は水入れするから水面に空が写って綺麗なのだ。

 今日は平成最後の肉の日。w

29日という事で何となく牛丼弁当を買って公園で食す。
家から味噌汁セットとトッピングを持参したから少し豪華?w

 新緑がまぶしい。

雨予報を裏切り、少し晴れてきた午後のひと時。

明日は雨予報なのでパソコン内の画像資料でも漁って、何か
ネタでも見つけようか思う。
平成のネタは平成のうちに。w


初めての洗車

2019年04月27日 | YB125SP整備

 ネタが無いので洗車の話でも。

 普段は車用羽根ボウキで埃をはらってから、濡れ雑巾で軽く
拭き掃除した後、フクピカみたいな洗車ワックス雑巾で仕上げ
たり、気分しだいで本格的にワックスがけしている程度。
これも一月に一度やるかやらないかである。
ボルトやナット類の錆止めは、防錆潤滑油スプレーを吹いてから
ウエスで拭き上げる程度。これも2~3か月に一度程度。
この方法でメッキ部などの錆はまったく起きていない。
しかし、この方法は一気にやろうとするとかなり時間がかかるた
め、部位ごとを時々変えながら行っていた。

 さて先週、初めて本格的に水かけ洗車をやってみたよ。

時々行くバイク用品量販店の洗車コーナーを始めて使ってみたのだ。
洗車ブラシ、洗剤、各種スポンジ、拭きあげ用ウエス、水ジェット
噴射やエアーガンなどの使用も含めての値段。
手ぶらでも本格的な洗車ができるから、ツーリング帰りに寄って
洗車するにも都合が良さそう。

 一番行いたかったのがフェンダー裏の掃除。

跳ね上げた泥とチェーンオイルが溜まっていたのだ。

 綺麗になったよ!

YB号もきって喜んでくれただろう。w

 全体的に洗車をしてエアーガンで水気を飛ばして終了。
作業指定時間は30分以内ではあるが、水ジェッド噴射機とエアー
ガンのおかげで十分可能だと分かった。
家でやるより短時間で確実だったから、これからも半年に一回
くらいこの洗車サービスを利用しようかな。
真夏や真冬の洗車は、できるだけ短時間に行いたいもんね♪


リアタイヤ作業用敷板

2019年04月20日 | YB125SP整備

 リアブレーキシューを交換してから時がたち、少しキーキー鳴
くようになったのだ。
効きは良いけれど気になってきたから、掃除をする事にしたよ。

 今回初めて用意したアイテム。

木の板に斜面を付ける。

 メインスタンドで車体を立て、リアタイヤが浮いた分を板で
埋める塩梅。

こうすると、タイヤを外す時にアクスルシャフトが抜きやすいのだ。
タイヤを少しだけ持ち上げれば済むから、無駄な力を必要とせず、
真夏でも汗だくになる事が少なくなる。

 早速ブレーキダストの掃除をしてみた。

アクスルシャフトを抜いてタイヤを少し横へずらすとブレーキパ
ネルを抜く事が出来たよ。
自転車のフロアーポンプで圧縮空気を吹き付けてダストを飛ばした。

 ブレーキシューも綺麗にする。

交換後のシューのアタリも仕上がってて良く効くのだ。
組み立ても敷板のおかげで楽で早く出来るようになったから、
今後は気軽に掃除する気になったよ。

 組み立て後の注意点をおさらい。

テンションロッドとブレーキパネルを締結するボルトに「抜け
止めピン」がある。

この抜け止めピンは必ず付けてください。
ボルト・ナットの締め忘れや緩んだ時の最後の防衛線が抜け止め
ピンなのだ
ピンが無いとボルトが脱落した時にリアブレーキをかけた瞬間、
ホイールの回転にブレーキパネルが引きずられて回転し、連結
しているブレーキロッドがアクスルカラーに回り込んで曲がる。
結果的にリアブレーキの急激なロックが起きて転倒したり、前
側のブレーキペダル周辺まで破損する場合があるのだ。
ピンを入れ忘れて良い事はまったく無い。
抜け止めピンを入れなかった結果、リアブレーキを壊した事例を
SNSで4件見た事があるし、その後の修理に大変苦労していた。
抜け止めピンを入れていたおかげでボルト・ナットの緩みが起き
ても助かった例も見たし、実は俺も一回ボルト本締めを忘れてた
けれど異音に気づいて緩みを発見して助かっている。

純正は使い捨ての割りピンだけれどM6用Rピンに換えて再使用可能
にしたり、最悪でも臨時に針金を抜け止め用に使い、早めに本格的な
抜け止めピンへ換装する事を強くお勧めします。

 本題に戻ってこの敷板は遥か昔、北海道ツーリングの途中、音更町
のバイク屋さんのご主人が使って居るのを見て、それを思い出して
作ってみたのだ。
工夫する意思はこうして受け継がれた。w

そのお店YOU SHOP雄三は、ご主人が仕事の出先で雪崩に合い、
残念ながら他界なさった・・・
今は奥様がTEA SHOP勇三として軽食・喫茶店として営業されて
いるようで、ツーリングライダーの良き休憩と食事処になってい
るようだ。
音更町は帯広から然別やナイタイ高原へ向かう途中なので、ツー
リングで通りそうなら寄ってあげてくだされ。

 さて、掃除後にちょっと遠出ツーリングへ出かけたよ。

超久しぶりに国道469号線を走り、初めてその脇道へ入ってみた。
奥へ進んだところ、陸自の東富士演習場の側道に出た。
周囲の森や枝道は演習場内の立ち入り禁止区。
側道はまるで北海道の整備したての林道のようにフラットで真っ
直ぐだった。
道中は地元の自動車や陸自車両の往来がある。

 火力演習場?の脇で休憩。

偶然、警備車両が通る。

リアブレーキ掃除のおかげでキーキー鳴くのが収まって、快適な
ツーリングだったよ。


エンジンの腰上を分解してみた

2019年04月14日 | YB125SP整備

 ちょっとした理由でYB号のエンジンの腰上を分解してみたよ。
故障したわけではない。w
今年になってAZの燃料添加剤 FCR-062を連続して入れてるん
だけれど、その効果を目で見たくなったのだ。
以前、点火プラグだけは目視していた。燃料添加剤の効果?
約1000㎞継続して入れたので、エンジンの腰上を分解して中
を見たかったのだ。

 エンジンヘッドの燃焼室の様子。

あら綺麗。w
洗浄剤入りの生ガスが触れる部分なので、掃除されたようだ。
普通はカーボンが薄っすら溜まって真っ黒なのだ。

 排気ポートを見る。

薄くカーボンが付着している程度で、擦ると簡単にはがれる。

 吸気ポートも見る。

まるで新品みたいに綺麗!
普段、油種をハイオクにしている関係もあるだろうけれど、予想
外に綺麗なのにビックリした。w

 ピストンヘッドの様子。

ここも地肌が一部だけ露出するくらいに掃除されていたよ。
やはり吸気側の生ガスが当たる部分に集中していて、排気側は
カーボンが残っている。

 ピストン側面の様子。

ピストンリング部は新品のように綺麗だ。

 以上でAZの燃料添加剤の効果は目視できた。

非分解で燃焼室や吸気系の掃除をするのに良い感じだったから、
一年毎に入れてみようと思うよ。
分解されたカーボンがブローバイガスと共に腰下へ少し流れ込む
ため、添加するとエンジンオイルの汚れが増す傾向になる。
オイル交換前の500~1000㎞くらいのタイミングで投入すると
良いだろう。

 シリンダーの内壁。

薄っすらとクロスハッチが残っていて、大きなキズも無くて状態
が良かった。

 開けたついでに掃除しておいた。

燃焼室をパーツクリーナーと歯ブラシで擦ってみると簡単にカー
ボンを除去できたよ。
少し苦労すると覚悟していたので拍子抜けしちゃった。w
ガソリンを溜めてバルブの気密性を確認してみた結果、漏れる事
が無かったので、このまま使うことにした。
摺り合わせ作業が省けてほっとする。

 排気ポートを掃除。

実は安売り特価で買い置きしたアストロプロダクツのリューター
を使いたくて分解したようなもんだ。w
手作業よりも楽で短時間にカーボン掃除が出来たよ。
ついでに梨地の均しも兼ねてポートを少し研磨して穴を1mm程度
広げてやった。
最後にサンドペーパーで表面を均して終了。

 せっかく開けた腰上なので、普段見られない部分の採寸を実行。

シリンダーのスリーブ下部の外径は59.6mm。

 腰下のスリーブホール?も測定。

穴径60mm。

確認と清掃が済み、エンジンを元通りに組み立てて、ついでにオ
イル交換もしておいた。

 今回のもう一つの目的は、エンジンヘッドの固定ボルトにある
気密用銅ワッシャーの代替品の確認。

ホームセンターのネジ売り場で見かけて買い置きしたM8サイズの
銅ワッシャー。
見事にフィットし、わざわざ純正品や他車流用品を用意しなくても
近所で買えることが分かったのが嬉しい。
ロッカーアーム交換実験などで数回開け閉めしている銅ワッシャー
だったから、この機会に新品交換したかったのだ。

以上、暇つぶしのエンジン腰上確認作業でした。


突発ミニオフ会した

2019年04月07日 | オフ会など告知・結果

 今日は某所で車種限定無しの中規模オフ会があったので行って
みたよ。
 会場に着いてしばらくすると重装備なYB125SPが登場。

なんと日本一周中のライダーでした。
燃費が良くて積載が容易で取り回しが軽いとなると、普段使いから
長期間ツーリングまでこなしやすいね。

 来場したYB125SP一同で記念撮影。

なんと色が被らず、改造仕様もそれぞれ違う。
相変わらず少量生産だった黒金色の限定カラーに出会えず。

 会場を後にしてプチツーリング。

日本一周さんの野営地へ案内する途中、さくら並木が見事だった
から休憩。

昨日、今日と晴天に恵まれた南関東だったよ。


いんぱくた~

2019年04月06日 | 雑記

 昨夜、ちょっと人と会うために出かけたついでに、話題沸騰の
「はたぶさ2」の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に寄ってみたよ。
世界初の地球外天体への人工クレーター生成に成功したみたいだね。

珍しく大イベントのためか、正門付近はさすがににぎわっていた
ので、少し離れた場所に停車。w

 成功の陰には関連企業も含めて”いろいろ犠牲”はあっただろう。
表に出ない闇の部分は葬られるか、あるいは何十年後かに世間に
知れるのかも知れない。
実は、ずいぶん昔に1度だけ仕事の関係でここの施設内へ入った
事がある。
表から見たら工場みたいな倉庫みたいな質素な建物の中に日本の
宇宙開発の最先端が詰まってると思うと・・・特に感動なし。

宇宙好き、自然科学好きだけれど当事者で無いから実感が沸かな
いのだ。w