まつや清の日記 マツキヨ通信

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サンデープロジェクト『大阪府「解体」~橋下知事の闘いと挑戦~』を観る

2009年07月20日 | ニュース・関心事
先週の静岡県知事選挙に続くサンデープロジェクト地方シリーズ、「週間ダイヤモンド」相川俊英記者による『大阪府「解体」~橋下知事の闘いと挑戦』を観ました。どこの道府県も道府県庁所在地である市と犬猿の仲であることは衆知の事実。

しかも、それが政令市大阪と大阪府となると、都市論としては極めて注目すべきテーマです。もともと、前大阪府知事は、「二重行政解消」をテーマに東京都と23区のような関係も選択肢に入る道州制論を展開しました。が知事交代で頓挫。

橋下知事は、国直轄事業の負担金をめぐっての都道府県知事会をリードし、更に知事会が掲げる地方分権戦略を衆議院選挙において政党マニュフェストの取り入れさせる「首長連合」を提唱するなど、いまや、日本の分権改革の旗手、です。

その橋下知事が、府庁舎を市のワールドトレイドセンターに移転、府と市の水道事業の統合、の具体策で「府ー政令市」関係の改変という橋下プランをめぐる番組です。静岡市でいえば県営グランシップに静岡市庁舎を移転するというようなもの。

又、静岡県の企業局の水道事業を政令市静岡と政令市浜松の水道事業を統合しようということですからすごいことです。大阪と静岡は面積という地理的問題があり、簡単にアナロジーは出来ませんが、浜松市と県なら十分に可能性がありえます。

放映された府と市の「やりとり」は極めて刺激的で、静岡市長が安倍川の管理権を静岡市に委譲すべし論を展開していますが、本気に考えているとしたら、今回の相川記者の問題提起は静岡市にとって十分に参考になります。さて、どう考える!

※写真は、第二部会派「虹と緑」報告会の後に向井良充君「今そこある虹」歌うエンディングシーン。