まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

静岡空港、強制収用認定取り消し訴訟敗訴!

2010年03月18日 | ニュース・関心事
静岡空港、強制収用取り消し訴訟判決が13:30、静岡地裁で下されました。原告の認定取り消し請求は棄却、判決言い渡し時間は、ほんの5秒。「不当判決」の抗議の声が法定をうずめました。この判決は一体なんであるのか、怒りが湧いてきました。

弁護士会館での報告集会は、マスコミ取材、原告団会議、地権者4人からの感想で終わりました。地権者4人の方々が思い思いの言葉で抗議の意思を示してくださいました。立ち木問題で一躍脚光浴びた本来地権者の大井寿生さんの発言、いつも印象的です。

今回も、需要予測について、需要予測をやった機関の人も川勝県知事も県民もみんな予測違いがあったことを認めているのに、判決は需要予測は合理的であったと。実に判決は非合理的!そのもの。判決文は読めば読むほど司法の役割放棄を感じます。

控訴は、原告のみんなの想いです。新たな争点として、需要予測そのものが国の指示で行われていたのかどうか、静岡空港でのJAL撤退で福岡便がFDAに移っていますが、ANAの撤退もありうる、つまり地方空港の廃港の時代が来るのか、と。

川勝知事が静岡空港をすぐに廃止できないことは明らかですが、3年という「時のアセス」原理で3年後に「静岡空港維持か否か」について再評価するという大胆な姿勢を鮮明にして欲しいと願うのは私だけでないと思います。控訴は2週間後です。