まつや清の日記 マツキヨ通信

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浜岡5号機再開に向けた中電、保安院の牧之原市議会への説明会ー大石和央市議からの報告

2010年12月23日 | ニュース・関心事
※ 大石和央牧之原市議から届いた説明会状況を紹介します。

昨日22日、10時から11時30分(説明・質疑)まで牧之原市でありました。
大石からは時間の範囲内で以下聞きました。

中電に対して
1、仮想的東海地震の震源モデルで、地震動が1454ガル(水平動)だが、これに対して上下動(186ガルと中電答える)が小さすぎるのではないか。
  A:(理解できない説明をしたが、結局計算すれば186ガルになるという)

2、市民への地元説明会は前回と同様各地区(起動前には説明するとの約束)で行なうのか。
  A:市民への説明は4市対協で保安院とともにおこなう。これからも説明をしていくし、要望があればいつでも説明する。

(要は起動前の前回のような中電主催の説明会は行なわないということーーー前回の約束違反)

3、運転差し止訴訟が係争中で、結審を前にして、中電は地下調査が終わっていないと、上申書を提出して裁判を延期させている。耐震安全性が確保されたとは言えないし、5号機の運転は矛盾するのではないか。
  A:(裁判のことは答えず、安全確保を強調)
  Q:プルサーマル受け入れ時は判決が一つの理由にされた。(高裁)判決はまだ。地下調査の段階で安全とは言えない。
  A:-----答弁なし

保安院 原子力発電安全審査課 課長補佐渡辺氏、安全審査官名倉氏に対して

1、地下調査が終了していないのになぜ耐震安全性が確保されていると言えるのか。
 A.揺れが大きかった原因は低速度帯(層)にある。念のための調査で、敷地内と海域での追加調査をしている。

2、今回安全委員会での審査が行われていないが、どのようなルールになっているのか。ダブルチェックはしないのか。
 A.施設設置の安全審査ではダブルチェックが定められている。最近はバックチェックに関しても適用されることになった。それ以外は任意で、ダブルチェックの必要性は安全委員会が判断。

3.仮想的東海地震の震源モデルで、1454ガルの地震動に対して、8施設の強度確認となっているが、他の施設の評価がなされていないが大丈夫か。
 A.一番揺れの大きなものを評価しているので、事は足りる。むしろ想定東海地震においては余裕が出ている。

4.この地震動で地震動が15秒ほどだが、実際は1~2分といわれているが、大丈夫か。また施設の強度について100%安全といえるのか。
 A.中電の資料ですね。その図からは分かりにくいでしょうが、もっと長い(渡辺)。原発にとって影響ある地震波は短周波。この図はこの波型を取り出しているもの。これでの評価で可能。(名倉)

(ーーーーこのような意味の説明だったと思います)

5.(あなたたちは知らないだろうが)静岡空港の需要予測のようなもので、数値は都合良くいかようにもなるのではないか(会場から笑い)。 (これまでの)説明で100%安全なのか。
 A:原子炉設置の審査及び最近の知見に基づいて判断したもの。

6. (時間が迫り)疑問はまだある。文書による質問を出しても良いか。
 A:(渡邉)どうぞ。

 以上