まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

静岡市防災計画に原発事故想定を盛り込む方針を歓迎する

2012年02月08日 | ニュース・関心事
福島原発震災を経験してしまった私達、福島の過酷な現実と福島の方々の多大な犠牲の上に運転停止となっている浜岡原発。静岡市の防災計画に浜岡原発事故を想定した計画を作ることをたびたび本会議で求めてきました。

昨日の防災会議での防災計画見直しの議論の中で静岡市として浜岡原発事故を想定した防災計画を検討との表明です。大歓迎です。勿論、浜岡原発が永久停止となり、使用済み核燃料対策がきちんとなされれば安心です。

しかし、今も何時起きるかもしれない東海地震の緊迫感の中で早急に静岡市独自の原子力防災計画を作り上げることは新市長の大命題の一つです。ようやく、その方向性が見えてきました。本会議でも糺したいと思います。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120207-OYT8T01185.htm

静岡市が地域防災計画修正
 静岡市は7日、市防災会議(会長=田辺信宏市長)を開き、東日本大震災を受けた市地域防災計画の修正案を承認した。中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)の事故に備えるため、予想される災害に「原発事故」を盛り込んだ。今後、修正内容を県知事に報告する。

 災害対策基本法では、市の防災会議は地域防災計画を作成し、毎年見直しを加えて必要な場合には修正することが求められている。

 東京電力福島第一原発事故を受け、国は原発から半径50キロ圏を目安に、屋内避難やヨウ素剤の配備計画などが必要な地域(PPA)とする方針だ。静岡市は市域の約半分が浜岡原発から50キロ圏に含まれる。市は「万一の事故による放射性物質の大量流出は、市内にも影響を与えることが予想される」として、同計画に原発事故を加え、今後、詳細な対応策を検討する。

 津波対策に関しては、「津波危険予想地域とその周辺を含めた『津波対策区域』を設定し、津波避難対策を講じるよう努める」とした。避難場所は、津波避難ビルだけでなく、「避難路や避難階段、高台及び避難タワーなどを整備する」とした。

 市は県の第4次被害想定が示された段階で、同計画をさらに修正する方針だ。

(2012年2月8日 読売新聞)

田辺信宏静岡市長は被災がれきについて、昨日の市長会でどんな発言をしたのだろうか

2012年02月08日 | ニュース・関心事
報道各誌をみても田辺静岡市長の発言は見当たりません。一体、どのような発言をしてくれたのでしょうか。二つの条件、安全の担保と市民の納得を現段階でどのように認識をされているのでしょうか。

富士市長が「議論しているだけで行動できていない。何が問題で、国、県がどう行動するか試験焼却ではっきりさせたい」と述べて、静岡県が3月末までに試験焼却の計画と実施をすることを求めたとのことです。

実験をしなくても少なくも、現段階の論点、焼却炉のバグフィルターがセシウムを99,99%除去できるとすることの真偽、最終処分場の埋め立てられる放射能に汚染された灰の安全管理、についてのデータは集めているのか。

これは、報道からは全く分かりません。島田市長が先行して試験焼却を今週にも開始しますが、何を知ろうとしているのか、これも全く分かりません。自治体独自の基準を作らずにただ、前に進むだけでは成果は得られません。

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020601001540.html

静岡県市長会、がれき試験焼却へ 3月末までに実施 共同通信

 東日本大震災で発生した岩手県大槌、山田両町のがれき受け入れを検討してきた静岡県市長会は6日の定例会議で、試験焼却実施に向けた手続きに入ることで一致した。今後、各市が同県と具体的な計画策定に入り、3月末までに実施する意向。

 会議では、国や同県に焼却灰の最終処分場の確保や風評被害の損害賠償を求めた再申し入れの回答が具体的でないと不満の声が上がったが、鈴木尚会長(富士市長)が「議論しているだけで行動できていない。何が問題で、国、県がどう行動するか試験焼却ではっきりさせたい」と述べた。